虐待について その2 | dahlia/ココロのお天気 Life is still beautiful
虐待をする人の多くは自分が虐待を受けた事がある、という件。
どのくらいの割合か、今手元に資料がないので断言できませんが

たとえば、
自分の子どもに手を上げてしまう 

それはなぜでしょう?

子どもの時に親や養育者から
暴力を受けたAさんは

自分が大人になって結婚し、子どもができた。
なぜか、怒ると手が出てしまう。

もしくは、虐待、DVとはっきり言えるくらい
子どもやパートナーに暴力を振るってしまう。


この場合、子どもの時に受けた虐待でできた心の傷が
癒えないままである事が考えられます。

そもそも、自分が暴力を受けていて、
散々嫌な思いをしていたはず。

それをどうして自分が繰り返すのか。

今回はその悪循環について、です。


前回お伝えしたように
幼少期に受けた虐待、これは自分が殴られたりするだけではなく
例えば父親が母親を殴ったりするのを見ている子どもにとっても
同じような恐怖が埋め込まれます。

そのとき、子どもは恐怖を感じます。
母親を不憫に思ったり、暴力を振る父親を恐れたり、
自分も殴られないように大人しくしているかも知れません。

子どもは弱く、一人では生きて行けない存在です。

ですが、成長し、大人になれば違います。
自分で立派に自立も出来ます

その人生の過程に置いて、暴力を受けていた傷が癒えていれば
良いのですが、それが放置されたままだと

カッとなった時に、つい殴ってしまったり、と言う行動に出ます

これは、子どもの時に感じた『恐怖』がそうさせます。

殴られる時に感じた恐怖、もしくは母親が殴られている時に感じた恐怖。

この恐怖は子どもにとって、生命を脅かすほどの威力です。

子どもの時には力も弱く、一人では生きて行けないがゆえに
おとなしくしていたものの、

大人になった今、

その『恐怖』が今度は

『やられる前にやらなければ』 という行動駆り立てます。

恐怖→やられるまえにやらなければ
そうしなければまたあの恐怖に戻ってしまう

という刷り込まれた信念の上に発動します。


たとえば子どもを怒った時に、子どもが睨み返して来た。

その子どもの目を見た時に、
父親が自分を睨んでいた顔を想起させここは潜在意識で行われます

その恐怖から殴ることもあります。


または、非力な子どもを見た時に、
子どもの時の非力な自分を思い出させる。

おびえている子どもの姿を見ると、
おびえていた子どもの自分を思い出してしま

そうなると、カッとなって更に殴ってしまう

そのとき、潜在意識はこう言ってるかもしれません

自分はもう非力じゃない!、そんなのはオレじゃない!!

思い出させるな! オレはお前とは違うんだ!!


なぜ、恐怖から暴力を振るうのか、

それは

自分が暴力を振る立場にいれば、自分はやられることがないからです。


身内への虐待に限らず、暴力に関しては

それをふるうことで
自分のパワーを感じられる、という
本人にとっての得(メリット)があります。

やられる立場ではなく、やる立場にいれば、恐怖を感じる事はなく、
また自分自身のパワー(力)を感じる事が出来る。

幼少期のトラウマが刺激され、反射的に暴力を振るうので
自分でもなぜ自分が暴力を振るうのか、分からないことが多く、
残念ながら、その傷が癒えないままで親になり、
また子どもを今度は自分が虐待する。

この悪循環出来てしまいますしょぼん


そして、
子どもは親の行動を
無意識になぞります。


子どもの時に、叩かれていた方は
子どもに言う事を聞かせる時に、『叩く』方法を使います。

なぜかといえば、自分がそうやって育てられたからです。
ここら辺は、反射に近い形で現れます

もし、ご自身がお子さんをしかる時に
叩いたり、言葉で傷つけていたら、

自分の子どもの頃を思い出してみてください。


親から同じような事をされてなかったか、どうか


子どもの時に感じていた恐怖や怒り。
大人になった今、その恐怖に、もうおびえる必要はないのだ

という認識がしっかりされる事が必要です。

次回に続きます
今日も読んで頂いてありがとうございます音譜


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