こんなに手間がかかってた⁈漢方生薬の工場見学 | 銀座 漢方Kaon・Kaon漢方アカデミー ブログ

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漢方カウンセリングルームKaon、
Kaon漢方アカデミーの代表・樫出恒代とスタッフの日々あれこれ

北陸新幹線はくたかに乗って
初めての上越妙高駅へ!


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今日はKaon代表 樫出と一緒に
ウチダ和漢薬さんの新潟工場の見学に行ってまいりました!

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静かでのどかな、空気の気持ちいい場所にある工場。

着いて車から降りると

「いい匂い~!!」

漢方薬の香りがとても心地よかったです!





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こちらの物流センターでは、
いつも注文の時にご担当いただいている方とお会いできました!


「あと〇〇円分ご注文頂くと送料が無料になりますが、いかがいたしましょうか?」

と親切にお電話いただいたことが何度あったことか…(;^_^A

お会いできて嬉しかったです!







ウチダ和漢薬さんの工場では
漢方薬の原材料になる生薬の加工や
漢方薬の製造をされています。

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生薬見本がずらり!
初めて見るものもたくさんありました。


漢方薬というと、
すでに顆粒になっているものをイメージされるかもしれませんが、
本来は
植物の根っこや葉っぱ、花や鉱物などの生薬を混ぜ合わせ、

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グツグツ煮出した液体が
ほとんどの漢方薬の本来の姿なんですよ。






さてさて、
工場内では
南天葉(なんてんよう)という葉っぱの選別が行われていました。

60キロにもなる
机に山盛りになった南天の葉っぱを
4名の職員の方が
目視で識別されていました。

南天の葉っぱは蜘蛛の巣が付きやすく、
葉っぱなので両面確認する必要があり
最後は人の目での確認が必要なのだそうです。




そして付子(ぶし)を細かく刻む加工室も見学。
機械で細かく刻まれた付子を、手作業でふるいにかけて、
その網の目をすべて通るまで繰り返し刻まれるのだそうです。

刻まれた付子を黙々とふるいにかける。
とても手がかかっていました。







別のあるお部屋では、煎じ薬の袋詰めがされていました。
機会による分包(ぶんぽう:1回分の漢方薬を袋に分けて詰めること)で
どんどんでき上がる漢方薬を
5包ずつ束ねて外袋に入れる

その手つきと仕上がりの美しさは
見とれてしまうほどの職人技でした!






工場と聞くと
機械任せのイメージが先行してしまいますが
どの工程にも必ずどなたかの手が加わっていて
手からはその人の「氣」が入ります。


今まで何気なく使っていた生薬や漢方の食品ですが、
あんなに沢山の方の手を経てきていたのかと思うと…
改めてありがたいと思いました。



そして工場主任の方は、
「生ものを扱っている面白さがありますね。」
とおっしゃっていました。


漢方薬は、生もの。
自然の命あるものを頂く。



植物本来がもつ「氣」と、
それを加工する人の「氣」が合わさって…

だからやっぱり、 

「漢方は愛なんだ」

と、樫出と話していました。



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ウチダ和漢薬の皆様
貴重なお時間の中、見学させていただき
ありがとうございました!

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本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました♪



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