よく日本は美しい歴史とも言われますが確かに西欧諸国の方々は自分達の

血塗られた歴史から目を背けたくなるのもわかります。


過去の歴史を見てみると何処でどの意思が受け継がれているのかわかったもんじゃありません。

近代にも関わらずナチスのような事も起きてしまう訳です。


一人の錯乱した老婆から燃え広がりヨーロッパ全土を駆け巡り

500年にも渡る魔女狩りという名の無実の罪で罰せられた者がいた訳です

人々は疑心暗鬼になり密告におびえる日々を過ごす事となりました。

教会も密告された者を裁く際に財産を没収する訳ですからこれが美味しいという事に気づいたのでしょう

ズバズバと異端審問官も裁きます、皆が満たされるのです、そういった教会の腐った利権や

宗教による被害を受けた無実の方々(魔女とかいるわけないやんけ)

諸説には800万人が死んだとあります、ドイツ・スコットランド・フランスの

順で左から犠牲者の方々が多い様です


中世の時代はやはり人のたがと言いますか現代ではまかり通らない事もまかり通る

陰惨な時代でもあった訳です、これに合わせて黒死病でヨーロッパの全人口の1/2が

死に絶える訳ですからそのようそうたるや言葉では言い表せないものがあった事でしょう。


よく人は過去や歴史から学べと言いますが確かに歴史を紐解けば

そこから学べる事もたくさんあります


さてまだロシアが未開の国であった時代、それを列強諸国の列強に肩を張るまで

押し上げた一人の独裁者がいます、人は彼を畏怖の念を込めて雷帝と呼びます。

さてロシア史上最大の暴君と名高いイワン雷帝(イヴァン4世)ではありますが

初めから暴君だった訳でありません。


その性格の残虐性は子供時代に貴族達による権力闘争に振り回されていった事によ

り形成されていったわけです。大貴族達はロシアで初めて正式にツァーリを名乗ったイヴァン3世の遺産に

目がくらみその息子のイヴァン4世には目もくれず財産争いや権力闘争に明け暮れる訳です

さてそんなイヴァン少年と言えば相当ひもじい暮らしをした模様です

そんな幼少時代の彼は塔の上から犬を投げてその泣き声に喜びを感じていたりしました。


それはオスマン帝国とフランス?(フランスかイギリスか忘れた)に振り回された

ワラキア公しかりやはり国家という大きな存在にその運命を翻弄され抗いようもない未来を

押し付けられた少年達にはどうしようもない事だったのではないでしょうか?

周りがドス黒いとそれに影響され魂まで濁っていくのでしょう。


そんなイヴァン4世ではありますが愛する妻がいる間は子供の頃に

芽生えた残虐性もなりを潜め名君主として崇められておりました。

やはり女性は強いといいますかその穏やかな心は全てを包み込んでくれるのでしょう

理解者がいると居ないでは世界の見え方も大きく違います、そんな心開ける愛妻であった妻も亡くなり

イヴァンはその頃より豹変します、子供の頃になりを潜めていたその残虐性が解放され力は解き放たれ

狂気の魔眼が開眼される訳です、これがシュタインズ・ゲートの選択なのか・・・。


さて自分はネット上に蔓延する情報や歴史というのは話半分程度にしか信じていません。

読んでいて思ったのですがまるでイワン雷帝を見てきたかの如く、彼の心情がわかるかの如く

事細かに心情を描写しているものが多いわけですがなぜ当人でもないのにそれがわかるのかと思う訳です。

政治等や芸能ニュースもそうですが週刊誌やマスコミはある事ない事を並べ立て書きたてます

しかし自身が自ら命をかけて危険を犯して得た情報以外には絶対等というものも無い訳です

だから話半分程度にあーそうなんだ、そうなのかもね。くらいに聞いているのが丁度良いのです


政治などもそうですがしかるべき団体に所属ししかるべき役職の元に訴えられるのも覚悟で

あの方々は戦っている訳です、ですので発言の権を得たければ正式にその団体に加入し堂々

とその活動を公にしてやればいい、そうすれば誰も文句は言いません、さて脱線しました。


イワン雷帝にも言える事なのですが彼は暴虐武人で残虐な一面が一人歩きしありもしない事や

迷信が彼ならやりかねない、というイメージに被せてより派手におどろおどろしく書かれる訳です。

自分はイワンの処刑方法に関してはそんな馬鹿なというイメージを持ちました。

ですが概ねは合っていると考えます、実際に粛清や街が丸ごと滅んだのは事実なのですから

歴史に大きく刻まれる事になる出来事やその転機になる事象というのは信憑性を増します


ですがそういう大きな事実の影にこんな事もしたあんな事もしたとこぶとり爺さんの如く

悪事やそれを見たかの如く小さな脚色がなされていくのでしょう

イワンならばという肯定でどんどん小さな事までもそのイワンという

人間に取り込まれていき作り上げていかれる訳ですね。


あくまでイメージです、かつて黒死病が流行った時に人々は助かりたいあまりありもしない伝承や

治療法を信じたわけです、それくらいペストの猛威は凄まじく当時の人々は藁にもすがる思いで信じる訳ですね

そんな迷信や人の伝言、どこから出たかわからない様な情報に我々は踊らされてはなりません。


あくまで仮定や自分の考えとして疑りながらおっかなびっくり書き連ねるのが丁度いいのです。

文字や文章を書くという行為は自分の考えや気持ちを整理する上で大変便利な行為であると思います

あくまでチラ裏や俺の日記な感じで低能らしく書いていこうと思います。



イワン雷帝は大変、猜疑心が強く部下であろうと臣下であろうと粛清していきました

専門の親衛隊も作り密告し合い容赦なく粛清していきまいした(まるでスターリンやドイツのSSだね!)

自分の命は絶えず狙われているのだという妄想に取りつかれガクブルしながら病的なまでに

怯え過ごす事になります、遂には(-_-)引き篭もってしまいいました。

そして引き篭もった先でファミコンもやらず長男と共に拷問を楽しむという悪趣味ぶりまで発揮していました。


さてイワン雷帝については諸説ありますが一番、有名なのはノヴゴロドの大虐殺があるのではないでしょうか?

彼は自宅の拷問部屋だけでの行為に飽きてよりスケールが大きくそして人々が驚く様な事をしたいと思ったのでしょう、そんなイヴァンの歪んだ精神の槍玉にあげられたのがノブゴロドな訳です

その猟奇的な拷問や処刑はまさにこの世のものとは思えない凄惨さを極めました

その拷問の仕方こそがイワン雷帝をイワン雷帝言わしめんものにしたのではないでしょうか?

自分は読んでて人間のやる事じゃねぇと思いました、その時の詳しくは自分で調べて下さい。


さて5週間かけ5万8000人の市民が略奪や暴行、処刑されていったわけです。

ノブゴロドは歴史ある大都市で貿易も盛んではありましたがなんせ市民の3/4も虐殺されたわけです

この事件により今、現在もその傷跡から立ち直れずかてつの大都市は無く小都市としてあり続ける。


事実は小説より奇なりとは言いますがこんなものを想像出来るでしょうか?

西洋の魔女狩りといいよくもまぁこれだけ悲惨で凄惨な拷問を考え出したり人を人とも思わない

家畜以下の扱いが出来るものです、西洋の植民地支配による奴隷的支配と蹂躙

現代の我々、民主主義に生きる日本人には想像も出来ない民主主義が浸透してないそんな時代


密告された者は魔女裁判にかけられた人達のその火刑にかかるまでの過程もそうですが

魔女かどうか試す仮定で水に浮いたら魔女で沈んだままなら無実だの

水を飲ませてお腹が水で大きくなったら人が上に乗り水を吐き出させ複数回繰り返せば

それは血が混じりそれを魔女だと自白するまで死ぬまで繰り返された訳です

ですから魔女だと密告されればそれは逃れようのない死と苦痛を伴う死亡宣告だった訳でもあります。

こんな事をされては余りの痛みと苦痛で精神が飛んでしまい恐怖で言葉も出ないでしょう。


人を疑心暗鬼にさせお互いに監視し合い少しの言動や勘違いも命とり、そんな恐怖と誰も信用出来ない国

そしてそれがまかり通った時代、人の頭からこんな恐ろしい事が考え出されそしてそれが実行されるとは驚きとともに恐怖を感じざるを得ません、自分がそんな時代に生きていれば真っ先に処刑されているでしょう。


まあそんな暴れん坊ガキ大将のジャイアンもひれ伏すイワン雷帝ではありますが

彼の息子の長男である嫁のお腹を叩いて赤ちゃんを殺してしまいます。

勿論、赤ちゃんを殺された長男はイワン雷帝にブチ切れまくる訳でですがその口論の最中に

イワンは長男を謝って殺してしまうわけです。それからの彼はもう憑き物が落ちたかの如く

怯え泣きもう拷問しません、殺しません、神に祈りますなど完全にかつてのガキ大将ジャイアンではなく

のび太になってしまう訳です、実際にお金を寄付などもしています(本当にイワン雷帝か?)

まぁ人は罪を犯したくなくても罪をおかしてしまう生き物です。


どんなに自分を厳しく律しようとしても感情がある限り人は罪や人を傷つけてしまうのでしょう

ネットで煽られたらイライラしたり怒るわけですから感情のコントロールというのは処世術として

学んでおくべきなのでしょう、自分も社会に出ればコントロールする術を学べるのでしょうか?

少しの挑発ですぐブチ切れる明神とかいうアホを見ていると社会に出てもそれが身についていない様に思います。

さてこのイワン雷帝、憔悴していたのですが遠征していた軍がシベリアを占領する訳です

ここで我々がよく知るあの無駄にドデカいロシアの地図の基礎が出来上がるわけです。


この事によりロシアは列強諸国の列強に仲間入りを果たしイワン雷帝の評価を二分する要因となり

そして現在のおそロシアに繋がっていくわけなんですな(評価は勝手に歴史の専門家達でやっててくれ)

それで自分は思うのですが西欧の恐怖やキチガイな精神や陰惨な歴史、悪い所がこの近代においても

何処かで影響を与え脈々と受け手がれているのではないか?と思うわけです

多分、イワン雷帝はスターリンに何かしら影響を与えているのかもしれません。

ナチス・ドイツの様な独裁政党により近代にも関わらずユダヤ迫害というアホな事をしてましたよね?

でも西洋の過去の陰惨な歴史を見ればそれも頷ける部分があるのです

あれを現代でやるからこの世、全ての悪みたいに目を当てられた訳で。


まぁ歴史なんて勝者の都合のいいように書き換えられる訳ですから

日本も遂66年前はアメリカに正義の爆弾だとか言われて広島と長崎に原爆を落とされて実験にされたり

財閥解体等であの隆盛を誇った三菱財閥も解体されたわけですから、松下幸之助も財閥指定されて

解体されかかりましたし(パナソニックは何とか生き延びた)アメリカに法律も何もかも書き換えられ

天皇を奪われありえないA級戦犯の汚名を大量にきせられて我々、日本国民の誇りと尊厳を

西欧の汚い歴史を積み上げてきた植民地支配の方々に無茶苦茶に蹂躙されたじゃないですか


こんなに過去にキチガイをしたのですよ、実際今の日本とかも平和そうではあるけど

その実、マスコミに扇動されているわけです。マスメディアに国民の総意を扇動されている時点で

民主主義は崩壊しアホの考えに我々、国民は踊らされておりそれをファシズムと言わずしてなんと言えましょう

一件平和そうに見えてその実、何処かおかしい世界の住民にじわじわと浸食されているのかもしれません

過去の諸外国の狂気はやんでいる様に見えてその実、まだ狂気の波は終わっていないのか?


まあそれでも過去に比べれば現代の日本は平和であり美しい歴史があるわけであります。

西洋の怖い歴史や殺戮や植民地支配をあげればきりがありません、青髭やジャンヌを陥れたシャルル7世

正義の名の元に編成されたクルセイダーズ(十字軍)や子供十字軍


人は何故これほど残忍・非道になれるのか?私にはわかりません。

それを知るには人の深層心理とたくさんの書物を読み自らも

成長していかなければいけないのではなでしょうか?


今の世界の平和というのは果てしない血塗られた歴史の上に積みあがっている訳です。

こうしてインターネット等で自由に発言出来るというのは実に素晴らしい時代だとは思いませんか?


そしてこれを最後に言葉を締めくくりたいと思います・・・。


『仕事くれ』