http://tass.ru/sport/2554183

ユーリ様の翻訳記事
http://moscowm.blog61.fc2.com/blog-entry-885.html

突然の事に非常に動揺しています・・・今日の朝この話を聞いてから彼のインタビューが
出るまではにわかに信じられないと思っていました。
しかし、本人が「引退する」とはっきり語ってしまった以上は受け入れざるおえません。

ロシア男子シングルのアルトゥール・ガチンスキー選手は、長い間苦しんできた怪我のため
22歳の若さで引退することを決意しました。

ミーシンコーチの所でプルシェンコ2世として注目され17歳で世界選手権銅メダルを獲得。
活躍が期待されていたけれどその後がなかなか続かなかった。
一時はプルシェンコのクローンと呼ばれて悩んだ事もあったようです。
昨シーズンには、軋轢のあったミーシンコーチの元を離れタラソワ門下に移籍。
直後に出演したショーでは解き放たれたような素晴らしい滑りが印象的でした。
しかし、シーズンに突入するとメンタルの問題でまったくいい演技ができない。
何度も頭を抱え込んでは、自分の弱さに落胆する姿は本当に苦しそうでした。

そして迎えた今季は、テストスケートでも滑らず9月に手首を骨折し全ての試合を欠場。
ナショナルに出場する準備はしていたようなんですが、結局怪我が治らずに出場できず
そのまま引退という流れになりました。

度重なる怪我、結果が残せない自分への憤り、どんどん高難度化が進む男子シングル
全ての事が彼をどんどん追い詰めていったんでしょうか・・・。

「身体が許せば、どこまでもできただろうけど。」

この一言が胸に突き刺さります。
きっと今は体も心も疲れ果てているんでしょう。
ショーに出て、少しの間試合から離れたら気持ちが変わるかもしれない。
そんな期待を持たずにいられません。22歳で引退は早すぎるよ、ガッちゃん。
戻りたいと思ったらいつでも戻ってきてね。
でも、もし本気で新しい道を模索するなら応援するよ・・・ただまだ諦めきれないんだ・・・。