第1回シンポジウム開催のお知らせ | 排出事業者責任リスク低減の勉強会を行っている環適協

排出事業者責任リスク低減の勉強会を行っている環適協

優良処理業者と排出者の「架け橋」となるべく設立された社団法人です。
年々厳しさを増す排出者責任リスクをどう低減するか?処理業者の現地調査を始め、
排出者の意識変化も促す活動をしております。

家電リサイクル法


排出者責任の勉強会を行っている環適協ブログです。


家電リサイクル法が施行されて、早10年が経ちました。各種リサイクル法も、身近な容器包装からはじまり、家電、食品、建設、自動車と対象別に制度構築がおこなわれ、5年毎の法点検も経て、より有効性のある制度運営が求められています。資源をめぐる国際情勢をとらえ廃棄物から再生できる資源を回収し、資源枯渇にそなえる姿勢や行動については、企業をはじめ消費者にも意識が定着してきたものと存じます。


しかしながら、リサイクル料金の後払い方式を採用した廃家電については、不適正な投棄や法の網をくぐった廃家電無料回収業者などへの排出が後を絶たず、必ずしも計画通りに仕組みが回っているとは言い切れません。購入者ではなく最後の使用者が捨てる段階にて費用を負担する後払い方式ゆえの短所もありますが、法制が求めている機能-購入時に金額が固定する先(前)払い方式よりも、柔軟性のある後払い方式の価格的メリット-を生かし切れていないと考えます。その一因は、リサイクル料金の決定が家電メーカー主体で全国均一的に決められることにあるとも言われています。


平成25年から消費者に近しい存在となる次のリサイクル法「小型家電リサイクル法」はこれまでのリサイクル法よりも、経済性の見直しや対象品目の確定手法に地方独自性を導入した試みもあり、消費者と製造事業者を結ぶ“リサイクル制度の新しいカタチ”が期待されています。


このシンポジウムでは、10年の実績がある家電リサイクル法を、法制度を変えることなく、実務面でどんな工夫をすれば「消費者負担をより低額に」、「再生資源をより効率的に」良循環させることができるかをテーマに、有識者、実務家、消費者代表などのパネラーとともに皆さんと一緒に考える企画としております。どうぞ身近な廃家電を資源に生かす新しいオペレーションとその試みにご期待ください。一緒に勉強しましょう。

平成24年12月 吉日

一般社団法人環境適正推進協会

代表理事 浅野仁一


1 テーマ「地域主体で考える家電リサイクル・・誰のためのリサイクル・・・」

2 開催日時、場所

  日時 平成25年 1月18日(金) 13:00~16:00

  場所 前橋市民文化会館 小ホール

     群馬県前橋市南町三丁目62番地1

     電話 027-221-4321

3 参加費

  無料

4 定員

  500名



5 プログラム

 ① 基調講演(家電リサイクル法の課題)

   講師

   平田耕一氏(エコシス・コンサルティング㈱代表取締役)

   経歴

   ・「環境省中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会建設リサイクル専門委員」

   ・「国土交通省社会資本整備審議会委員」

   ・政府・業団体向け委嘱報告書執筆多数

   ・廃棄物処理法解説の講演執筆、インタビュー記事多数

② パネルディスカッション

  ・パネラー 

法律家・・・・・佐藤 泉氏(佐藤泉法律事務所・弁護士)

有識者・・・・・石渡正佳氏(「産廃コネクション」著者)

行政代表・・・・自治体代表(交渉中)

消費者代表・・・消費者団体代表(交渉中)、

処理業界代表・・高橋利行氏(行政書士高橋環境法務事務所・行政書士)

  ・コーディネーター

   平田耕一氏

 ③ トークショー

   ・環境系アイドル(交渉中)

・林家ライス・カレー子 様(環境漫才)

   

6 当日のスケジュール(予告なく変更となる場合があります。)

13:00       開会、挨拶

13:05~13:10 来賓挨拶

 13:10~13:55 基調講演(45分)

 13:55~14:05 休憩(10分)

 14:05~15:20 パネルディスカッション(75分)

 15:20~15:30 休憩(10分)

 15:30~16:00 トークショー(30分)

 16:00       閉会

※1 一般社団法人環境適正推進協会 会員企業の方には、指定席をご用意いたします。また、講師、パネリストの先生方との名刺交換の時間もお取りいたします。

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