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雪彦山 地蔵岳東稜

2017/11/19 曇り晴れ、頂上付近では小雪

 

マルチピッチのトレーニングを兼ねて雪彦山に行ってきました。

メンバー:  MochiーKobaChi、 NanーShimo(記)

 

1p 後続が迫ってきて慌てます。

 

2p ルート間違えてません?なんだか難しいんですけど〜。

 

3p はトラバースで。リード入門的なルートです。

 

 

4p すべり台 右ルート(Ⅲ+)と中央ルート(IV+)を登りました。中央ルートは下部が核心なのですがそこはリングボルトでした・・・上にいくとペツルが打ってあります。

 

晴れた瞬間!

 

左のクラックのルートに入っちゃってます。

 

5pは歩き

 

6p ほぼ歩き

 

7p いろいろなルートで登れます

 

雪が降ってきて寒かったです。雪彦温泉に入って帰りました。

瑞浪屏風岩クライミング

(記録)望月

日時 12/19(土)~12/20(日)
場所 瑞浪屏風岩
メンバー 望月、T邉、Mイ、K林
(現地でJECCのメンバー4名と合流)

記録

久々に岐阜の瑞浪にてクライミング。会のメンバー4人、また現地で東京の知り合い4人と合流。2日とも快晴で気持ち良く登れた。

19日
この日はあちこちに点在する岩場の中でルート探しに手間取り、あまり登れなかった(>_<)

・余裕のよっちゃん5.8(ハンドクラック~スラブ)FL 久々のクラックで不安だったがどうにか登れた。

・ティータイム5.8 (レイバック)短いがプロテクションが取りづらい。上まで抜けたがテン山 。
・ひばりチムニー5.7 (TR)綺麗なチムニーだが広すぎてキャメ6もセット出来ないので、リードするには気合がいる。今回はTRで遊ばせてもらった。下降はチムニーに挟まりながら岩の反対側へズリズリ移動すれば良い。恐ろしいが綺麗なルート。


20日
下部のエリア中心にあまり動き回らず登る。
・ロンパールーム5.8(スラブ)MOS グレードは易しいがランナウトする。リードは度胸を問われる。

・カインとアベル 5.10cd(カンテ)厳しいがムーブが面白い。TRで遊ばせてもらった。
・ハッピークラック 5.10a (広めハンド)TR リードで取り付くも撃沈…結局トップロープで練習のみ。次回こそリードで登り切りたい。

・秀則コーナー 5.8 (凹角、フィンガークラック)ちびカムとナッツで登る。上部なかなか苦しくなり、残念ながらOS成らず。

結局2日間とも日没ギリギリまで登り、暗くなる頃の撤収となってしまった。やはり12月は日没が早い。

クラックは久々ながらトップロープもしやすく、結構楽しめて満足。来年は瑞牆、不動を目標にまた練習しに来たいと思った。次回は簡単なワイドクラックにもチャレンジしてみたい。

次回やってみたいルート
・アイキャッチャー
・秀則コーナー
・アストロドーム
・ハッピークラック
・新人クラック
・エースをねらえ


雪彦山・友人登路

報告者:望月

一か月ほど前の記録ですが、雪彦山 三峰のフリールート「友人登路(4P、5.10b)」を登りました。
●メンバー
M田、T邊、望月
●コースタイム
9:30 林道の駐車ポイントを出発。30分ほどのアプローチで取り付きまで到着。
10:30 1P目(本来は5.11bのハング越えだが、前傾壁左の簡単なルンゼ状から右上)
14:30 計4Pを登り三峰ピークの終了点へ。
16:15 地蔵東稜の取り付きを経て下山。

●報告
朝から快晴で涼しく、風も穏やかで、コンディションは非常に良かった。雪彦山も人が多いかと思われたが、三峰には他パーティーは全然居らず、静かなクライミングを楽しめた。かつ、雪彦名物?のヒルにも会わずに済んだ。

「友人登路」は最近リボルトされた、岩も硬く快適なフリールート。1P目は左のIII級ルンゼから巻き上がる。2P目は難しくはないがピンが遠い。3P目がルート全体の核心。外傾ホールドばかりでバランスを取るのがかなり難しいが、スケールも40m近くあり、とても面白いピッチだった。
最後のピッチはピークへ向かい真っ直ぐ登ったがここだけはルートを間違えたらしい。実際に登ったのは「紅菱会ルート」の最終ピッチだった模様。岩も支点もボロく、ピッチも長くかなり怖かった。また、全体を通してカム、ナッツ類が使えるところは殆どなし。ただし最終ピッチの核心手前の残置支点がかなりボロかったので、ハーケン一本打ち足してから乗り越えた。(フォローに回収してもらったが)

今回は三人パーティーで、全部リードさせてもらい、時間はかかったものの全てオンサイトできたので、非常に満足しました。雪彦はそろそろシーズン終わりかとは思いますが、また来年もヒルが出る前に温故知新あたり登りにいきたいと思います。



2013年冬合宿・北岳池山吊尾根


2013年12月30日-2014年1月2日

冬合宿・北岳池山吊尾根



日時・2013年12月30日~2014年1月2日




コースタイム



12月30日

夜叉神峠駐車場06:15→鷲ノ住山登山口07:05→野呂川吊り橋08:15→あるき沢橋09:05→池山避難小屋13:00→城峰→2300mテント場15:05。


12月31日

テント場06:25→砂払07:25→八本歯ノコル→北岳山荘との分岐→北岳頂上12:10着12:25発→北岳山荘との分岐→八本歯ノコル12:10→城峰→2300mテント場15:20。


1月1日

テント場06:15→あるき沢橋08:55→野呂川吊り橋09:45→鷲ノ住山登山口11:10→夜叉神峠駐車場12:25。


記録

12月30日

駐車場を暗いうちから出発する。星がきれいである。林道は所々凍結していて滑るので危険でひっくり返る人もいる。



鷲ノ住山口


野呂川吊り橋


あるき沢橋



鷲ノ住山登山口からは適当に着雪しているが、滑るほどではない。少しの登りの後はひたすら降る。下山時にはここを登るのかあ~っと心配になるくらいの高度差でした。

あるき沢橋から大学生隊と抜きつ抜かれつになる。あるき沢から急登が続き、凍っている個所もあり緊張する。学生が急登でスリップして3m位滑落したのにはビックリした。帰りではここの降りはアイゼン履こうとひそかに思う。あるき沢を越えたあたりから下山する人とすれ違うようになった。29日は、頂上は快晴で360度の大展望だったそうです。しかし、今日登った人は、強風で登れなかった人もいました。

池山避難小屋はしっかりした作りになっていて10人くらいは寝れそうな広さです。メンバーが疲れてきたが、今日はまだ時間があるのでもう少し頑張ろうと通りすぎる。

2300m付近では平地がありテントの跡もある。しかし、おしっこの跡が多数あって嫌がるメンバーがいたので、もう少しと欲張って進む。城峰手前でテントを張れるかと思ったが、積雪が少なく張れそうになく、そうこうしている内に城峰まで来てしまった。ここから先はしばらく急登になっていてテントは張れそうにない。疲労も濃くなってきたので、進むのは止めにして、15分ほど戻った先ほどの2300mで幕営することにした。




2300mテント場






12月31日

 星は見えているが、昨晩から風が強く4時の起床時間になっても風が強い。樹林帯なのでテントは揺れないが、風で木の揺れる音が凄まじい。


出陣!


砂払


入山前の予報では30-31日は天候良し、1-2日にかけて天候は悪くなる予報でした。今日、登れなかったら駄目だなあ~と思い、ダメモトで行ける所まで行こうと準備をしていたら、風がおさまり良い感じになってきた。しかし、1人の調子が良くなく城峰の先の急登でリタイア。残念。1人でテントに戻ることになりました。ここからは3人です。

森林限界になっている砂払でアイゼン・メット・ハーネスを付けました。八本歯は慎重に歩けば危険な個所はありませんが、コルへの1ピッチのみ念のため懸垂をしました。メンバーによってはロープ無しでクライムダウン出来そうな傾斜です。ガスがかかっていて景色が全く良くありません。北岳山荘との分岐からは夏道沿いに急登を登って行き頂上に着く。頂上でもガスっていて展望が良くない。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳とガスの切れた瞬間に見えるが、風も出ているので、記念撮影をさっさと済ませて下山する。




念願の頂上


池山尾根に下山



八本歯前景



バットレスをバックに






下山行動に移った途端に天気が良くなってきて、鳳凰三山、富士山などきれいに見える。八本歯ではバットレスがきれいに見えた。往路で懸垂をしたコルは復路では登りになりロープ無しで登れた。砂払でアイゼン・メット・ハーネスを外してテントに急ぐ。

テントキーパーの1人は我々と別れた後、森林限界まで行って富士山を見れたんだそうです。せっかく来たんだから富士山を見れて良かったね~と話してこの日を終える。




1月1日

 この日は下山のみですが行動時間が長いので昨日と同じく4時起床です。風は強く、雪も降っています。池山避難小屋は通りすぎてあるき沢上部の急登では念のためアイゼンを履きましたが、雪質の違いか往路で感じた危険は全くありませんでした。

 野呂川を越えて鷲ノ住山への登りが今日の核心部です。下山で400mも登り返すなんて、他ではなかなか無いと思います。後は林道を適当に歩いて駐車場に到着。冬山合宿を無事に終えるとことが出来ました。お疲れ様でした。






2012.06 東北から北海道 花と山と温泉・・・そして丼の山旅

2012.06 東北から北海道 花と山と温泉・・・そして丼の山旅


八甲田山(大岳)



2012.6.16 曇

岩田修一 真利子



前日、千人風呂のある湯治場として有名な酸ヶ湯温泉に到着。今日は奮発して宿泊するつもり満々でフロントへ。平日なので飛び込みも余裕と思いきや、なんと満室!JR東日本のお得切符「大人の休日」とやらでこの期間は中高年で賑わうらしい。千人風呂は混浴だが客は少なく、湯は白濁しているので浸かる。広々して風情がある。筍おでんとビールを美味しくいただき、仕方ないので広い駐車場で寒いキャンプ。



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駐車場近くの鳥居がスタート。蛇紋岩のような滑りやすい岩で歩きずらい。愛犬を連れた山スキーヤーがいて、上部はまだ滑れるとのこと。賽の河原に出て、少しの残雪を過ぎる。残雪が広がる迷いそうな広場を抜け、仙人岱湿原に出る。清らかな水がこんこんと湧き出ていて美味しい。頂上は日本海と太平洋が眺められるとのことだが、生憎の曇で360度雲海の景色。



 関西蛍雪山岳会のページ-八甲田大岳頂上    関西蛍雪山岳会のページ

 でも斜面にはお花がいっぱい。少し下ったところに立派な避難小屋がある。2階から出入り出来るよう頑丈な梯子があり、窓ガラスも分厚い。登りに使いたくないような急な長い階段を下りると、上毛無岱が広がる。岱は「山の奥地の平らなところ」という意味らしく、北アルプスの雲の平のような感じ。感動に浸りながら後ろ髪を引かれる思いで、次の感動に期待して下毛無岱へ向かう。ここもお花がいっぱいの湿原がずっと先まで続いている。


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上毛無岱を望む          岱の木道


東北の山の素晴らしさを実感。地元の人は見慣れているせいか、気質の違いか皆静か。地図に「宮様コース」という文字があるが、もちろん皇太子が来たから名付けられたのだが、地元の人はロイヤルコースと言っていた。

下山後、ひなびた風情の谷地温泉に浸かる。お風呂は全部ヒバ?の木で出来ていて温泉情緒たっぷり、泉質も私の中では最高かも。




利 尻 山



2012.6.26 快晴

岩田修一 真利子



前夜、お世話になった民宿のご主人に車で約10分の利尻北麓野営場登山口まで送っていただく。ガイド1人とゲスト10人以上のツアーが準備している。朝食のおにぎりを食べいざ出発。登山口の道路上に水が張ってある靴底の洗い場で、下界の植物等が侵入しないよう泥を落とす。


関西蛍雪山岳会のページ-稚内からの利尻岳     関西蛍雪山岳会のページ
稚内からの利尻山           靴底の洗い場

利尻登山の注意として「携帯トイレ袋の持参」「ストックはゴムの石突を付ける」と書かれている。途中でガイドツアーに追いつき、なんとか道を譲ってくれたのでペースを上げる。道はひたすら1本道を上がっていく。8合目にある長官山の頂上は展望が開け、港と海を眺められる。そこには携帯トイレ専用小屋があり、中には下の部分がむき出しになった便座が設置されている。

(北海道のキャンプ場は非常に整備が行き届いており、特にトイレはどこも清潔で、なかには便座の中におが屑のようなものがゆっくり回転、分解処理するバイオトイレもあり、初めての経験だった。)

正面にどんと構える利尻山を拝み、再び歩き出す。

関西蛍雪山岳会のページ 長官山からの頂上


上部は傾斜が急な上にザレ場の登山道が百名山の弊害で荒れている。海に浮かぶ島の頂上は、周囲に高山植物が咲く一方で岩峰が切り立ち絶景。しばし展望を楽しみ頂上を後にする。

関西蛍雪山岳会のページ     関西蛍雪山岳会のページ
頂上からのローソク岩         頂上のお社

嫌らしいザレを下るも、登りの途中で追い抜いた関西人らしき元気な中高年パーティ、声だけでなく足並みも元気で気が付けば後方に声が迫ってくる。追いつかれたくないので、追われるように歩き続けほぼ一気に下山する。途中にある百名水である甘露水が美味しい。

登山口に民宿のご主人に迎えに来ていただき、温泉で汗を流す。温泉の休憩室では観光客をおしゃべり相手にしているらしい90歳の元気なお婆さん、冬は雪と強風に閉じ込められたいへんな生活と聞く。でも住み慣れた島を出たくはないと一人で暮らしているとのことだった。

フェリーを待つ間、港の食堂でバフンうに丼(3500円也)をいただく。


関西蛍雪山岳会のページ-馬糞うに丼    関西蛍雪山岳会のページ

馬糞うに丼


美味しい!バフンうには高級利尻昆布しか食べないので、市場に出回る量が少なく天下一、と食堂のおばさまが自慢していた。



鴛泊登山口(3合目)(530)頂上(900)下山開始(945)鴛泊登山口(3合目)(1220


大雪山(旭岳)



2012.6.28 晴

岩田修一 真利子



前夜、ロープウェイ駅より下った所にある東川青少年野営場でキャンプ。札幌からキャンピングカーで来ていたご夫婦に歓迎にと熊ラーメンをいただく。

翌朝、観光客と一緒にロープウェイに乗り一気に500m上がる。姿見駅からお花に囲まれた遊歩道を歩き出す。

関西蛍雪山岳会のページ 頂上を望む

途中、避難小屋があるが石造りの石室で頑丈そのもの。遊歩道から登山道に入ると火山礫の道になり植物は一切見当たらない。火山により土の成分が違うためらしい。勢いのある噴気孔を横に見ながら、日差しを遮るものが無いガレ場を登る。


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噴煙                金庫岩と頂上


金庫岩という四角い大岩を過ぎると頂上に着く。


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なぜか頂上にだけハエのような虫が異常に飛んでいてあまりに不快なので縦走路へ少し下った所で休憩。東に延びる縦走路はなだらかな稜線が広がり気持ちよさそう。南にはゼブラ模様に残雪が残っているトムラウシが見える。

下山後、百名滝である羽衣の滝を見物し、トムラウシの登山口でもある天人峡温泉で汗を流す。


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羽衣の滝








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