最近、ひどすぎるニュースはやっぱり計画停電です。



何で東京23区の住宅街や繁華街で対象外地域があるの?やらないの?



対象外地域でも停電出来るところたくさんありますよ!



そこでやれば、関東の停電は少しでもよくなると思いますよ!




東京の官庁は東電から要請がなくても自主的に電力を半分以上カットして、おかげで普段から暗い庁舎が真っ暗で、階段がどこにあるのか分からない、エレベーターがほとんど止まっている状態で、庁舎内のコンビニの商品棚はすべて空になって、隣りの庁舎のコンビニまで7階分を階段で往復しているくらいです。



コピー機も節電のため電源が消され、大きなフロアの電気のほとんどが消されて、ポットの電源が抜かれてもそれでも協力的です。



それは何故かと言うと通勤されるほとんどの方が計画停電が実施されていて、出勤出来ないからです。



中には家に帰れなくて、お泊まりの方もいました。



災害復旧活動に従事する場所がこんな光景なのです。


寒い日もあるのに暖房もカットです。皆さん、着るものを重ね着して膝掛けなどをしているのですが、文句一つも言わないです。



私は花粉症でマスクをしているのですが、それが「インフルエンザ対策?」で会話が成り立つくらいです。(暖房を止められて、インフルエンザで休んでいる人がいるので。)



計画停電に協力してほしいと言う時は電車の本数が減るので半数以上の人達が帰りました。


記者会見で照明がついているのはごく一部です。


これから先、復興支援に当たる方々がこんな状態なのでわかりません。



鉄道さえまともに動いていれば、普通に仕事が出来るのです。



もちろん、病院とかは節電出来ないのは分かります。が、家庭ではブレーカーを落とすなど節電は出来ます。なので、対象外の地域の方々にお願いします。



この計画停電のおかげで朝っぱらからリムジンバスで通勤するわ、帰りは全線運休になって早退しなければいけないわ、バスを乗り継がなければ帰れない、振替乗車は認められない(首都圏の電車のほとんどがそうです。)、駅では大混雑するわで大変迷惑しています。



この間に使ったお金があれば義援金として送れたと思えばとても残念です。




帰りの電車の中では東京と神奈川の境を渡るとこんなに違うのかと思うくらい、神奈川側は真っ暗です。



先日、池袋に行ったら家電量販店のパソコン、テレビの全部に電気がついていました。


外に音楽も漏れているお店もあって、何でここは停電しないで、私達だけが毎日停電しなければいけないのか、悔しかったです。



23区内の対象外地域の医療機関・信号機・行政機関以外で実施されらえば、対象地域の方々の負担も少しは減ると思うので、ブレーカー一つ落とすだけで簡単なので、お願いしたいです。



地震が起きてから詳しい状況が分かるまで国土交通本省や東北地方整備局や関東地方整備局のホームページを毎日チェックしています。先日の官房長官や大臣の会見の通り、チェーンメールや不要なブログはぜひ、止めてほしいです。



これは、地震直後に地方整備局、北海道開発局や本省から緊急災害対策派遣隊や現地調査の要請がある時、情報収集する時の方法として、現地の行政機関や、地元紙、交通情報、地方整備局からの情報、気象庁、そして意外と思われますが、初期の頃の報道ヘリからテレビを通して得る情報が最優先されるのです。



ヘリは何故かと言うと被害の実態が分からない時に上空からの映像は有効です。ただ、救助を求めている人を映すことはどうかと思いますが…。



皆さんの被災地の方々を心配する気持ちは分かりますが、残念ながら情報収集をする時に一番最初に除外されるのが、ブログの記事なんです。ブログは皆さんの感覚や先入観で書かれてしまうので、災害派遣のための情報収集には使用出来なくなります。


現場に向かう鉄道、道路状況がとても大事なのです。運休している路線はどこなのか、一番近くまで行ける路線はどれか、道路は陥没、液状化、地割れ、段差が出来て通行止めなどがないか、現地の被害状況も前もって研究官に知らせる必要があるのです。


そうしなければ場合によっては研究官が怪我を負うケースも出てきます。



私が以前、地震の現地調査のための下調べをした時、1件は完全な情報不足からなのですが、車が危うく転覆しそうになったこと、1件は日本でも津波が発生した地震で、現地の情報をインターネットで調べようとしたら、使えない情報が多く、正確な情報が乏しくて研究官が怪我をした苦い経験を持っているから、ぜひお願いしたいのです。



地震直後から載せていらっしゃる方もいましたが、救助活動と復旧活動を最優先にするということを実務で経験しているので、妨げにならないように、そして正確な情報が分かるまで控えさせていただきましたが、少しずつ載せたいと思います。




一つだけ先に載せておきます。



今回、救援物資を運んだ船の中に、北陸地方整備局の「白山」、九州地方整備局の「海翔丸」、中部地方整備局の「青龍丸」の名前を見つけました。


油回収作業は海保のイメージが強いと思いますが、地方整備局も大型の油回収船を持っているのです。特に第五港建時代の青龍丸がナホトカ号事件の時に活躍したことはご存知の方が多いと思います。



今回は水産高校の練習船も救援物資を運んだり、被害に遭われた方々を安全な地域に運んだりしたと知って、えらい!と思いました。でも、中には家に帰れない水産高校の生徒さんや先生がいらっしゃると聞きました。



宮城県の練習船・宮城丸です。宮城県立水産高校の生徒さんなどを乗せて3月始めにハワイ沖での実習を終えて帰ってくる途中で震災を知ったのだそうです。本当は一刻も帰りたいでしょうね…。


でも、今はゆっくり体を休めて、故郷の皆さんに笑顔を届けてほしいです。



計画停電の話に戻りますが、捜索、復旧作業に総力を上げている国土交通省、危険な作業に従事している消防や自治体との窓口の総務省、津波避難の誘導の最中殉職された警察官もいらっしゃって、捜索活動や行方不明者の情報など大変な作業をされている県警の活動を支える警察庁の入っている庁舎の明かりだけは消さないでほしいです。

新聞のインタビューで、「霞ヶ関は復興の希望の明かり」だと載せていました。


まさしくその通りですし、道標になりたいです。




もう一言。


以前、東電の関係の方に送電線を見てもらったら、火力発電の送電線だと教えてもらいました。


計画停電地域の方々、家の近くの送電線の形を調べたほうがいいですよ!


火力や水力なのに、原子力を使う地域のために停電させられている可能性がありますよ!