【日本ブログ村】クリック励みになります!

僕は以前より、発達障害者・・・なかでも高機能群の子どもを、科学的な指標で、早期に発見する仕組みの開発を望む!と何度か記事にしてきました。そんな中で、アメリカでXBox360用のモーションコントロールシステム(Kinect:キネクト)を使った新しい研究が進んでいるという報道が入ってきました。今日はそんな記事です。

記事は科学ニュースサイト“NewScientist”で照会されていたとか。

記事を引用すると、
米ミネソタ大学の小児発育研究機関は、部屋に集まった3~5歳の幼い子供たちの動きを5台のキネクトで検知し、自閉症を発症している子供をいち早く見つけだそうとしている。」とのこと。

具体的な方法はというと、
「まず、シルエットや服装の色により子供1人1人をキネクトで識別して、動きを追尾する。そして、3台のPCに情報を送り、手足の動きを含む活動の様子を記録・分析する。その結果を、部屋の中にいる子供たちの平均と比較する。こうして、自閉症の兆候となる落ち着きのなさや、動きの少なさを特定し、専門医に診てもらって最終的な診断をくだすという。」

「問題を抱える子どもに良い教師が目を留めるのと同じように、このシステムは自動的に問題をとらえ、専門医に診てもらう必要があることを知らせてくれるのです」

う~~~む、これは素晴らしいですね。
的中率がどの程度なのかが気になりますが、
問診などによる方法ではなく、
科学的な指標に基づく検査法であるところが良いと思います。

問診の場合、親が障害であって欲しくないと思っているか、
診断を望んでいるかも、結果に影響を及ぼしそうです。
この方法でスクリーミングし、
専門家による検査を受けるべき子を見つけ出し、
しっかりと早期発見に繋がるならば、
大いに期待するところです。

【確かに早期から配慮を受けると随分と違う】
僕の実感でも、3歳くらいまでに発見された場合、
周囲が注意深く、また特性を理解して関われば、
随分と変わってくると感じます。

うちの次男の事例ですと、2歳半からの保育園環境で、
気持ちの共感の弱さが、かなりの成長を示しました。
また、素直に感情が表に出るようになり、
雰囲気に、子供らしい印象がより出るようになりました。
入園前は、新しいことに
中々挑戦できないところがありましたが、
今は、周囲の薦めに沿って、
やってみようという気持ちが芽生えている
ようです。

長男も同じ年齢から、保育園の環境に入れましたが、
それまで親がいくら薦めても、
顔を背けて嫌がっていた絵本を
読むようになりましたね。

言葉の遅れは、二人とも急速な伸びがありました。

長男は元から人懐っこいタイプでしたが、
次男はこの環境がなければ、
「孤立型」かあるいは「受容型」のタイプになったかもしれません。
入園して1年経った今、
彼はかなりの朗らかさを見せるようになっています。

【誤解されたまま、行動をただそうとしないで・・・】
うちの子に限らず、発達障害児は、
特性がある事を前提にしないと、
協調性がないとか、
わがままと見られてしまう
かもしれません。

理解されれば、弱さをフォローし、
困った行動もやんわりと受け止めながら、
徐々に関わりの中で、生長を促していけます。

発達障害児の早期発見と、
その後の関わりの大事さは僕も感じて居ます。
高機能の子達の場合は、
あえて「療育」という言葉まで使わずとも、
何か特別な教育機関でなくとも、
苦手を抱えた子、集団に上手く馴染めない子でも、
周囲の大人が、まずその子の個性を受け入れて、
その子の成長を信じて、ゆっくりと待ってあげれば、
いずれ本来の成長力を持って、
随分と変わっていくと感じます。

その為にも、科学的な指標に基づいた、
発達障害児の早期発見プログラムが確立されて欲しい
と、
僕も願っています。



皆さんのクリックがとても励みになります。
いつもありがとうございます!
【日本ブログ村】 1日1クリックぽちっとお願いします!
ブログリンクバナー1 ブログリンクバナー3 ブログリンクバナー2 


発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.5.11(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

第1回 みんなで発達障害を考える会 in龍谷大学」 主催:サークル囲炉裏
京都で大学生向けのエンカウンターグループを企画されるサークル囲炉裏さんより、講師としてお招きいただきました。予約はいつものフォームから出来ますよ!
2012.06.09(土)
13:00~18:00 開場12:45
会費 無料(ただし資料作成代 300円)
龍谷大学 深草キャンバス 4号館 418号室
JR奈良線「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約11分
京阪本線「深草」駅下車、西へ徒歩約6分
京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約7分
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html



フェルデンクライス・ボディーワーク教室
ゆったりとした時間の中で、
こころとカラダの調和を取り戻していく教室です。
自分本来の自然な体の動かし方を、
意識せずとも取り戻していく働きがあります。
コリや緊張もほぐれています。
無理な姿勢や激しい運動は一切なので、
お気軽にご参加いただけます。
また、引きこもりや不登校など、
グループカウンセリングまでは
ハードルが高いとお感じの方にも、
お気楽にご参加いただける教室です。

お時間はいずれも18:30~20:15
2012.05.23(水)
大阪市北区中央区の和室などを借りて開催
少人数制6~8名(要予約)