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さて、途切れるかとも思った記事更新ですが、何とか1本書けそうです。1本1本を繋いで、途切れずにいけるか、途切れてしまうのか。いずれにしても、できる事を一歩ずつやっていこうと思います。ご心配をおかけしてすいませんでした。あたたかい言葉をかけてくださった方々には、深く深く感謝します。

「うちの子は、どうも幼いから」思春期の発達障害を持つ親御さんから聞かれる言葉
です。僕も、当事者さんと出会い始めた頃は、同じような事を感じたものですが、最近は少し違う考えを持つようになりました。彼らがそう言われるところに、障害特性の原因がある事に気付いたからです。今日はそんな記事です。

さて、確かに、成人発達障害の当事者さんは、見た目にも若く見える人が多いです。その傾向は、30歳を超えたくらいから余計に顕著になるように感じます。「ぼくはもう40歳ですよ」と言われて、驚くことも少なくありません。いかにも、気が若い印象なのです。

最初のうちこれは一体、
何故そう感じるのだろうと思ったものですが、
彼らの純粋さに、理由があるように僕は感じています

「発達障害者はうそをつかない」
というと、これは嘘になります。
彼らも、実際はうそをつくことでしょう。
ただ、「発達障害者は嘘が上手くない」
というのは真実
だと思います。

嘘というのは、相手の状況と、自分の状況が、
ある程度、正確に把握できていないと、
上手な嘘はつけません。
下手なうそをつくと、すぐにばれて、
余計に立場を悪くしますよね。
なので、ある程度自己理解の進んだ当事者さんは、
下手にうそをつくことを止めていく傾向を感じます。

裏と表の使い分けのようなことも得意ではないようです
発達障害のある人は、自己理解が進めば進むほど、
どんどん自我や自己がシンプルになるようにも感じます。
ややこしい技を労したり、言葉を飾るより、
素直に純粋にいった方が、
元来の彼らの気質に合うのだと思います。

また、状況判断のところでは、
あまりややこしい条件や、
微妙な感覚を受け入れて行動するのは、
好まない
ようです。
きっと当事者さんにとっては、
そんな事柄は、よく分からないし、
考慮すると不安が増すばかりなのではないでしょうか。
結果、物事を単純化して捉える傾向があるように感じます。

そんなところで、周囲から見ると、
ちょっとあやうい判断の仕方をする事もあります。
それはあたかも、恐れを知らぬ、思春期の子達のようなのです。

そんな彼らの元来の気質に触れると、
「この子達は幼い」と、定型発達者には見えるのではないでしょうか。
「そんな一本気にやっては、あぶないよ」とか、
「もう少し、周囲を良く見て判断をつけないと、
 結局は困ることになるのに」などと、
気をもませるのでしょう。
そこが、定型発達者には「幼い」と映るのでしょうね。

それゆえ、「発達障害」という名がつけられらのかも知れません。

でも、発達障害の特性を理解していくと、
それが単に「幼い」と言い切ってよいものか・・・
という思いが沸いてきます。
感じ方、物事の捉え方、考え方、行動への反映の仕方
そんなものが、違っているのであって、
どちらが幼くて、どちらが老練かと、
言えるのだろうか
と、僕は感じます。

彼らには彼らの生き方があり、
定型発達者には、その生き方がある。
共に同じ人であっても、
感じ方や考え方が違っている事に、
もっと目が向けば、違う印象が沸いてくるように感じます。

自分達が当たり前だと思うと、
彼らのやることは「幼い」で終わってしまいます。
しかし、彼らは40歳になっても50歳になっても、
まだまだ人間的に成長し続ける人もいると言います。
その年代の定型発達者は、
自分というものがすっかり固まっていて、
時には、その自分にがんじがらめになっている事もあります。
どちらが、本当に幼いのか、
そんなことが誰にも決められないのではと、
僕は思っています。

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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.3.9(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2012.3.24(土) 13:15~18:30(開場13:00)
テーマ「発達障害はなぜ就労でつまづくのか
     対人関係だけではない実態
     ~私なりの解決法・対処法 
        正社員雇用1年の経験から」
定員30名(要予約)

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意識せずとも取り戻していく働きがあります。
コリや緊張もほぐれています。
無理な姿勢や激しい運動は一切なので、
お気軽にご参加いただけます。
また、引きこもりや不登校など、
グループカウンセリングまでは
ハードルが高いとお感じの方にも、
お気楽にご参加いただける教室です。

お時間はいずれも18:30~20:15
2012.03.23(金)
大阪市北区中央区の和室などを借りて開催
少人数制6~8名(要予約)