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今日、ニュースを見ていたら、気になる記事がありました。「6歳までの子どもに、あまり3D映像を見せないで」とTVゲームメーカーのニンテンドーが発表したと言うのです。では、発達障害児の場合はどうしたらよいのでしょうね。今日はこのあたりに触れてみます。
では、早速、ニュース記事です。
記事はすぐ消えてしまうので、一応、文面もコピーしておきますね。
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子供はあまり見てはいけない3D…ニンテンドー
任天堂が、3D(3次元)映像を専用の眼鏡なしで楽しめる携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」について、6歳以下の子供は3Dモードでの長時間使用を避け、2D(平面)モードで使うよう求めていることが4日、明らかになった。
「3DS」は2月26日に発売の予定だ。任天堂は、左右の目に異なる映像を届ける3D映像が、子供の目の成長に影響を与える可能性があるとする専門家の見方を紹介。保護者があらかじめ設定した暗証番号を入力しないと3D映像が表示されない仕組みを使うよう求めている。
任天堂は、千葉市で今月開く体験会でも、6歳以下の子供については2Dでの使用に限る予定だ。
(2011年1月5日12時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110105-OYT1T00160.htm?from=main7
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さて、この記事を読んで思い出したのは、
「子どもの視知覚認知能力が確立されるのが6歳ごろ」ということ。
ちょっと補足説明をすると、
視知覚認知能力と言うのは、
眼球の追尾能力・両眼の連携運動や、
動くものを追いかける動体視力、
輻輳(寄り目)、遠近ピント調整などの眼球運動能力と、
脳の画像認識や、立体空間認識、文字認識などの、
脳内処理の能力をあわせたものを言うそうです。
そして、人がものを見るというのは、
眼球の網膜に映ったものが、単に見えると言うだけではなく、
こうした複雑な眼球の運動と、脳内処理によって行われているのだそうです。
そして、これらの能力は、通常、6歳ごろまでに徐々に成長し、
この年齢で、ほぼ大人並みに、機能を獲得すること。
そして、一旦この機能を獲得すれば、
ほぼ生涯を通じて、その機能は維持されると言うことでした。
恐らくニンテンドーが、6歳以下を対象としたのは、
こうしたことを理由としていると思われます。
ただ、発達障害児の場合は、こうした機能を獲得するのが、
10歳前後まで遅れることが多いということもわかっています。
このあたりも含めて、ちょっと心配なニュースですね。
さて、今回ニンテンドーや専門家が問題にしている、
「子どもの目の成長への影響」というのは、
恐らく、脳の立体視などに悪影響があるんじゃないかと思うんですよね。
そうすると、発達障害児の場合は、
これらの機能が確立される10歳頃まで、おあずけ
・・・・と言うことになるのでしょうかね?
ちなみにうちは、出来れば、子どもは外で遊ばせたい
と言う夫婦の意見一致から、
今のところ、TVゲームは与えていません。
長男なので、規制しやすいと言うのもあります。
そこへ来て、この記事なので、
うちの子のゲーム購入は、また先になるかもしれませんね・・・^^。
うちの子は、小学校に入った頃から、
もうずっとDSを欲しがっていて、
今年のサンタさんへのお願いも、
「サンタさんへ
『DSの本体』と、『友達コレクション』と、
『みんなとピラメキーノ』のカセットも下さい!」
(ドンだけ書くんだか・・・^^)
・・・だったのですが、これでまた、遠のいたかもしれません。
3Dだけがゲームじゃないですけど、
小学校低学年のうちは、何もTVゲームで遊ばなくても、
他にいくらでも楽しめることがあると思うんですよね。
うちの近所には、幸いにして、同年代の子も沢山居るので、
うちはそんな方針で、やっています。
でも、このニュースとっても気になりますねぇ。
一体、視知覚認知のどんな機能の成長に影響があるんでしょうね!?
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