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障害受容シリーズの5回目です。今日は、僕のこれまでの4つの記事に対する、妻の意見からの記事です。簡単に言うと、母親と言うのは、そんなに簡単に割り切ったり出来るようなものではないよ、と伝えられた事に対して、ぼくなりに母親にとっての障害受容に対する考えを、もう一度深めてみました。
これまで障害受容について、いろいろな角度から書いてまいりました。
そして、それらの記事を妻も読んでくれています。
さて、その感想です。
「やっぱり、父親としての意見やなぁ。
女はそんな簡単に、割り切ったり出来るもんじゃないよ。」
「だって、この体から生まれてきた子やでぇ。
罪の意識も感じるし、
この子たちがいずれつらい思いをするのかと思えば、
やりきれない気分にもなるよ」と。
僕はこの話を聞いて、思いました。
上手くいえないのですが、
なにか、この妻の思いも、そのまま受け止めたいと感じたのです。
その彼女のつらさも、また、あって当然のものだと思いました。
彼女は、長年否認し続けた僕に対して、
息子を無理やり病院に連れて行ってまでも、
正しい診断をもらおうとした女性です。
(それは正しい判断だったので、今は感謝してます。)
しかし、その彼女ですら、
なにも望んで診断を受けたわけではないという、
深い深い感情があるのだと、僕は受け取りました。
息子の為に、引き裂かれるような思いを抱きながら、
病院の門をくぐったのだろうなぁと、思ったのです。
そして、診断を受けてもう2年以上が経つ妻ですが、
彼女もまた、今も障害受容に苦しんでいる一人の母親なんだなぁと、
改めて感じ入りました。
その時の妻には、
「今のこの状態を打開するには、正しい診断を受け、
息子にしてあげるべきことを、
しっかりと見定めるしかない」と言う思いと、
「でも、本当は発達障害であって欲しくない」という親としての願いと、
二つの相反する思いを悶々と抱えていたのだろうと感じるのです。
また、それが母親と言うことなのだろうと感じたのです。
僕は思います。
ぼくの記事を読んで、同じ様に思われた女性も、
きっと多かっただろうと。
そして、ぼくはその方々に申し上げたいことがあります。
あなたのその思いは、あって当然のもので、
決して否定せずに、そのままご自分で受け止めていただきたいと。
きっとその思いを、自らそのまま受け止めるのは苦しいと思います。
でも、まずはそのままそうしていただきたいと思います。
障害受容には、ショック・怒りや嫉妬・妬みなど、
自分にそんなものがあることを認めたくない感情も沢山湧いてきます。
そして、「7.孤独感と抑うつ状態」や「8.精神的混乱と無関心状態」といった、
心の深い深い底の方で、抜け出すことも出来ずに、
のた打ち回るような日々が続いたりもするのでしょう。
ぼくは決して、その状態を無為に抜けてくださいというつもりはありません。
しかし、一旦ご自分で受け止めてみた後に、
一人で抱えきれないと感じられたなら、
それを吐き出す場を求めていただきたいとも思うのです。
この2つの一番つらい時期から、
なにかアクションを起こせる自分を見つけられたのなら、
どうか支援団体の門を叩いていただきたいと思うのです。
ひと昔前と違って、全国のあちこちに、
自助グループや親の会などが開催されるようになってきています。
そこで情報を得て、同じ境遇のもの同士で、
共感しあうことは、きっと未来を変えると思うのです。
障害受容に必要なのは、やはり「その人なりの希望」だと考えます。
自分なりのそれを見つけるためにも、
一歩外に歩みを進めることは、とても大切だと感じます。
誰にとっても、その時期にこそ一番支援を受けるべきであるという、
この2段階の状態にある方は、
勇気を持って、一歩を踏み出していただきたいと思います。
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