つれづれ日記  ミルク断食 | 漢方堂だより

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体調回復とメタボ予防のために断食をしたいとと思っていたが、最近、意志力・忍耐力ともにかなり衰えているので、少し楽な粉ミルク断食をやってみることにした。


粉ミルク断食加藤清という方が始めたのだが、その昔、癌を治す断食ということで話題になったことがある。残念ながら医師法にひっかかって、加藤式粉ミルク断食はすたれてしまったが、当時加藤氏の再生館(断食研究所)で一緒に働いてたスタッフの人の話では、実際に癌患者が劇的に治癒したり延命することが、たくさんあったそうである。(7000枚のカルテが残されている)

加藤先生はカリスマ性のある治療家だったらしいが、裁判に負けて粉ミルク断食の治療が続けられなくなると、気落ちされたのかその後しばらくして急逝されたそうである。しょぼん

   


医学界で認知されていない丸山ワクチン同様、千島学説も癌治療で実績を上げている以上、もっと真剣に取り上げられ再評価されるべきではないかと思うのだが・・・



方法は極めて簡単で、食事を乳児用の粉ミルクに変えるだけである



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粉ミルク断食は、断食を続けると腸間にたまった老廃物や病毒素が宿便として排出され、その結果、腸で新たな血が造られ癌細胞が元の正常な赤血球に戻るという千島喜久夫博士の説に基づいている。(千島学説)ひらめき電球

難しい理論はよくわからなかったが、あまり深くは考えず人体実験も兼ねて2月8日より一週間粉ミルク断食を始めてみることにした。チョキ



星 粉ミルク断食の経過


2月8日 今日からミルク断食を始める。完全な断食ではなく粉ミルクを使った断食である。水分は制限してないので、食べる代わりに水分を取る。空腹を感じたら、粉ミルクを湯で溶かして飲む。実際にはそれほど空腹感はなかったが、気分的には、少し物足りない口淋しい感じ。禁煙や禁酒と同じようなものかと思う。体の変化はほとんどなし。



2月9日 朝から頭痛がする。それほど空腹感はないが、なんとなく体がだるい。しか  し、体を動かすと軽い気がする。それにしても食べることがいかに楽しみであるかということを痛感する。粉ミルクで栄養は取れるかもしれないが、物足りない気分だ。テレビのお笑い番組を見ても、面白いと感じられず笑えない。こんな状態が続くと思うと、少し憂鬱だ。



2月10日空腹はあまり感じないし、意識もはっきりしてる。空腹より何か食べられないという欲求不満がつのる。ふだん欲求不満を、食欲を満たすことで解消していたのがよくわかった。すこし左の背中が痛む。嗅覚が鋭くなったような気がする。



2月11日朝から下痢をするが、特に問題ない。宿便なのかは分からない。断食前に緊張して硬くなっていた腹直筋が緩んでいる。口の中がねばつく。声がかすれて声が出にくい。体を伸ばすと腹筋や背筋がつりそうになる。



2月12日少しフラフラした感じはあるが、空腹感はほとんどない。普通に会話したり本を読んだりすることはできるが、瞑想状態のようなボーっとした感じはのこる。しかし、だるさはなく透明な感じ。少し下痢気味。



2月13日また朝から下痢。やはり宿便かどうかはわからない。下痢をする前は少しだるい気がして力が入らない感じだったが、下痢をしたら治った。その後は普段とあまり変わりない感じ。肉類や脂っこいものは食べたくない気分である。



2月14日気分は特にかわらない。ただこのまま体が完全に回復するまで断食を続けたい気分と、早くやめて美味しいものを食べたいという気持ちが、半々に交錯する。



                         クローバー 


一週間の断食を終えての感想は、下痢が何日か続いた時のようなフラフラ感はあるが、仕事には支障はないようだ。ただし、下腹に力が入らない感じで、何かを積極的にやりたいという気分にはならなかった。



粉ミルク断食は本断食のように絶食するわけではないので、それほど苦しくもないのでやりやすい。粉ミルクで最低限の栄養は摂取できているので、多少ひもじくても健康面では問題ない。求道心がある人なら1か月ぐらいは続きそうな気がする

人の体は栄養不足になると内臓脂肪右矢印皮下脂肪右矢印筋肉の順で分解吸収されてエネルギーに変えてゆくので、断食をすると体内の脂肪が燃焼される。内臓脂肪が慢性病の原因の一つといわれているので、断食することによってメタボや慢性病の予防になると思われる。



ただし、癌のような難病をを治すつもりなら、患者の体力にもよるが一カ月以上の粉ミルク断食が必要になるらしい。


                        あじさい


断食の場合はいつでもやめられると思うから大丈夫だが、これが無人島で食料が粉ミルクしかない飢餓状況なら、恐怖ですぐに精神的に参ってしまうかもしれない。不安や恐怖によって内臓や心臓が機能不全を起こして衰弱死することもありうるので、気持ちの持ちようは大きいと思う。叫び


同じ体験でも意識の持ち方次第で、修行にも拷問にもなるのだ。


わずか一週間の断食だったが、内臓脂肪は少なくなったのではないかと思う。久しぶりにウエストあたりがすっきりしている。それほどの苦痛もないので、健康法としてまたやってみたいと思う。ニコニコ