現在の中央区役所

中央区ば築後50年経ち老朽化した現在の中央区役所本庁舎を立て直す方針で、今年度は調査のための予算も約400万円計上しています。

 

そこでまずは、2年前、”資産活用で税金を1円も使わずに豪華庁舎の建て替えに成功”と話題になった豊島区役所に視察に行ってきました。

ご覧のように豊島スキームは、新庁舎の上に分譲マンションが乗っているというもので地上49階立てです。旧小学校等公有地を権利変換で権利床として約10,700㎡を無償で取得。また、旧庁舎地の定期借地権と地代約191億円を保留床の購入費に充てるというものです。

 

私が、一番気になったのは、1つの建物の中に公と民が共存しているということ。そこで、将来的に必要になってくる、各種改修・大規模修繕や、さらには建て替え時の合意形成の難しさについて質問したところ、

”その時になって考える”というお答えでした。

 

一方、23区内ではいち早く大規模庁舎を建設した文京区ですが、丁度今、1回目の改修時期に入り、今年3月に文教シビックセンター改修基本計画を策定しています。

詳しくはhttp://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0131/1269/20174513201.pdf

文京区の場合全てが公有財産なので、その点ではスムーズに計画が策定できたようです。

さらに、現在建て替えを計画中の渋谷区についてもうかがいましたが、スキームについては、豊島区と似ており、税金ゼロで建設予定ですが、ご覧のように民間分譲マンションと公共施設を明確に分離しています。分譲マンション部分は定期借地期間が終了する70年後に区に土地を更地変換する契約になっています。

 

私もこれから

①そもそも建て替えは必要なのか

②立地

③建て替えスキームについて

他自治体の例も視察・研究していきたいと思います。

現在、区民の負担ゼロでも、問題の先送りで、将来の区民に迷惑のかからないよう長期的な視野で考えていくことが必要だと思います。

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