暦の上では立秋を過ぎましたが、本日も当地は30度の暑い日です。
ベーデン・パウエル卿が日本を訪れてからちょうど100年目を迎えた今年、令孫であるオーナブル・マイケルBPご夫婦が日本を訪れました。
令孫と言っても、御歳71才のご高齢です。。
「オーナブル」とは、ちょっと聞きなれない言葉ですが、「honorable」は尊敬すべき、名誉あるという意味です。近々、英国の伯爵になられるマイケルBPさんを敬意を表してお名前をこうお呼びいたしました。
オーナブル・マイケルBPご夫妻は、先日滋賀県で開催されたアグーナリーに全日程で参加され、その後京都でホームステイ、昨日東京でレセプションにご出席され、そして本日は7時半に東京を出発して、当地を訪れた強行スケジュールです。
お元気なお姿と、温厚で人当たりのやさしそうな性格は、やはりBPのお孫さん、と口をそろえてお会いした皆が話されるほど、誰にお会いしてもやさしく声を掛けられ、プレゼントで用意したカンガルーのピンバッチをお一人おひとりの胸に付けて下さいました。
当地では、副知事、県教育長、県生涯学習課への表敬訪問をはじめ、東日本大震災で被災した地を訪問し追悼献花をして下さいました。
夕方から開催された、県連事務所前での記念植樹祭、そしてティーパーティーでは、オーナブル・マイケルBPからは、このようなメッセージを頂きました。
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(事前に翻訳された講演メッセージの抜粋です)
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基本的に、われわれの運動は常に若い人たちを助け彼らを有益で、満ち足りた、興味ある人生を送ることができるようにと考えられ、彼らが関心を持ち、考える力をつけ、そして何よりも人格形成に役立つような多種多様な活動を提供し、そしてそれらに参加を推奨することです。
われわれスカウト/ガイドの訓練プログラムは若者が社会においても役立ち、有意義な人間になるように考えて作られており、それは言い換えれば責任感を持ち、活動的な社会の一員になるようにすることです。
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スカウト/ガイド運動に対するニーズはかつてないほど強くなっています。価値観や人生に対する期待が変化するにともなって、われわれの訓練も若者の現時点の個人開発活動と一体化したものでなければなりません。
最後に許されるならば一つの考えを残させて頂きたいと思います。「スカウトあるいはガイドとして、われわれはすでに信頼や友情の意味するところを知っており、またそれらの運動が体現する理想や原則を理解しています。あまりのも不確実性にみちた生活の中で、「左手の握手」ほど与えられるものが多いものがあるでしょうか。
皆様の将来に良いキャンピングと幸福な人生がありますように。
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なんと、オーナブル・BPの息子さんのお一人が、2004年から数年、当地で英語教師をされていたことにビックリ!
その時お生まれになった娘さんの名前を「あかね」ちゃんと日本名を名付けられたことになおビックリ!!
訪問した県庁展望台から、息子さんが数年生活された町並みを懐かしそうにご覧になられたのはそのためだったんですね。
図々しくも我親父たちは、現在ガールガイドのリーダーをされている奥様との馴れ初めまで教えていただいてしまいました(笑)