6)股関節内旋トレーニング
(1)自動運動
【体勢】
背臥位で片膝立て位とする。
【方法】
片側脚を内へ回しながら内旋し、元の開始位にゆっくり戻す。
(2)抵抗運動
<ホールド手技>
【開始位】
基本パターンに順ずる。
【方法】
①トレーナーは保持手で股関節大転子部を保持し、固定する。
②膝を屈曲させ、誘導手でホールド角度まで導き安定させる。
誘導手を膝の内側側に置き、外旋方向に抵抗を与えながら、
その位置が変化しないように2~3秒保持する。
③同方法で角度を変化させ実施する。
<コントラクト手技>
【体勢】
背臥位で膝立て位とする。
【方法】
①トレーナーはクライアントに正対する位置に入る。
②保持手は股関節大転子を保持し、固定する。
③内旋方向へ自動運動を介助する。機能状態を確認した後、
関節可動範囲を決定する。
④誘導手は大腿内側遠位部に接地し、外旋方向にゆっくり
抵抗を与えながら内旋方向に導く(2~5回)。
<ホールドリラックス手技>
【方法】
①同上のテクニックで抵抗を与えた最終位で抵抗を強め、
活動電位を増加させ、興奮を高めた直後にリラックスし、
拮抗筋のリラックス効果を図る。
づづく