わが地域に、
「東三河セーフティネット」という団体があります。
行政や関係機関、民間団体、専門家と連携して、子育てから自立、就労まで家庭教育、家族支援を行い、そのために必要な人材育成を行っています。
発達障害、身体障害、心障害(うつ、ひきこもり)、家庭問題、依存症など難しい問題に直面した時、
どこに相談し、どの病院、どの施設に行けばよいのか、どうやれば国や市町村の支援を受けられるのか分からず、流浪している方がたくさんいらっしゃいます。
心の病で苦しんでいるうちの患者さん達にも、ご本人やご家族が自分たちの足で情報を集め、口コミや、ネットワークを頼りに、どこへ行けば良いのか模索し続けています。
介護保険にはケアマネージャーがいます。
在宅介護の訪問マッサージで、様々なお年寄りのケアをさせて頂いていますが、ケアマネの存在はほんとうにありがたいです。
身体的、精神的な手助け、劣悪な環境の回避や、複雑な公的手続きを親身にサポートしてくれます。
東三河セーフティネットでは、「家族環境支援士」という人たちを1年掛けて育成し、子供さんや、親御さんのサポートをする人材を派遣しています。
この家族環境支援士の講座で、「体に見える、ココロのサイン」というお話をさせて頂きました。
「姿勢と、カラダと、ココロと、脳と」の連載はここでお話しした内容と、ここでは伝えきれなかった内容を書いています。
悪い姿勢、特に骨盤がうしろに倒れて、背中を丸める姿勢でいつづけることによる体の変化、弊害を書いています。
実際の体の歪みは、こういった前後の歪みだけではなく、左右の歪み、捻じれの歪みと複雑で、さらに全体的な歪みだけではなく、骨盤、椎骨の1つ1つの歪みを診ます。
さらにどの部分の関節に動きがなくなっているのか、どの筋肉が硬くなっているのか、本来の筋肉の働きが出来ていないのか、その痛みは主訴なのか、他の部分を補っていることによる痛みなのか、内臓の働きの低下による痛みなのか、などを判断し治療しています。
ただ、家族環境支援士の講座では、見た目に分かりやすい
「腰をぐしゃとつぶして、背中を丸くして、顎を上げて、テレビを見たり、ゲームをしたり、勉強をする姿勢」
が想像しやすいので、この姿勢における弊害を中心にお話ししました。
よって、この連載もこの姿勢でのお話しを続けます。
専門的な、体の歪みのお話しは、様々なサイトを参考にされると良いと思います。