患者様の症状で、「自分の気持ちを
抑え過ぎていること」で、何らかの
症状が起きてしまうということがあります。
海外では、幼い頃から
自分の好きな事、気に入っている物や事を
学校で皆の前で話す授業があるといいます。
(show and tell=ショー&テル)
これは、自分のパッション(情熱、激情、感動)を
相手に伝え、共有する能力を育てる事が目的で。
海外でこれを教育の中でそれを重視しています。
日本はどちらかというと
「間違えない人間を作り、それを量産する」
というような目的を重視している所があるようです。
私も今思えば、
そんなに自分で何も考えないで、
又は何も考える機会が
なくてもいい、有難い国にいたのだと
思っています。
しかし実際社会に出ると、
自分を表現しないといけない状況になって
いざそれをしようとしても
難しい方も多いのだと思います。
自分が感じている事や
思っている事を「言うこと」に
慣れていない、又は
「言うと周りからどう思われるのか」
いろんなことを考えて言えなくなる事が
あると思います。
たぶん、それは、
日本人特有と言っていい
感情の繊細さというか、細やかさの
表れかもしれません。
日本語には、英語にない表現の仕方も
あるぐらいですから。
「いただきます」「ごちそうさま」
(食事の前後に感謝の意をの述べること)
「おつかれさま」「たすかったよ」
という言葉も英語には「これ!」といった
表現方法がないようです。
これは実は日本人がとても繊細で
心遣いが出来る民族だということです。
とても誇らしい民族だと
思っていいと思います。
あとは、パッションを上手く
表現するようになれば、どの民族にも
ない、すばらしい民族だ思います。