何日か前に「察知力」の本を買ったと、このブログに書きましたが、今週は大阪、東京への出張が入っていましたので、この本を読むことができました。
時折、テレビのインタビューなどで中村選手が語る言葉は、いつも印象的に感じていたのですが、中村選手の語る言葉の背後に、彼の信念に基づく努力があったことを知ることができました。
中村選手の考え方や物事のとらえ方には、本当に頭が下がります。

自分自身を正しく見つめて課題を発見し、その課題を克服するために知恵を絞って取り組む姿は、ビジネス社会の中で言われている、PDCAサイクルに似ていますね。PDCAとは、Plan→Do→Check→ActionのPDCAサイクルなのですが、中村選手が課題を追い求めて克服していく姿はまさにPDCAの実践であると思いました。
この「察知力」の本は、これまでの中村選手の生き様を紹介しており、かかれている内容はサッカーの話ばかりなのですが、この本はチームで仕事をするビジネスマンにとって必要な考え方や行動の指針を示してくれている様な気がしました。

最近、北京オリンピックの北島選手や、大リーグで活躍中のイチロー選手の言葉の中から、私たちが持つべき心の姿勢を感じさせて頂くことが多くあります。
私は、ビジネス社会で生きており、スポーツの世界とはあまり縁がないのですが、ビジネスでもスポーツでも人間として成功するための秘訣は同じなのかも知れませんね。
今は、とても景気が悪く、ビジネス社会の多くの環境は、行き詰まっている感じが重苦しく漂っているのかも知れませんが、この様な時こそスポーツの世界で活躍して下さっている方々の姿勢から、本来人間として必要なことを学ぶことが大切なのだと思いました。

私も中村選手の様に、自分を見つめ直し、課題を明確にし、目標を設定して、日々の歩みの中で実践して行くことで自分自身を成長させて行きたいと思います。