少し前に「高度な技術が使われていることを感じさせない商品が素晴らしい商品である」と言う話を聞いたことがあります。いつ何処で聞いたのかは忘れてしまいましたが、その内容がいつも頭の片隅に残っています。
昔は、コンピュータと言うと専門職の人が使うものでしたが、最近では、小学校でもパソコンを使った授業がある様に、Windowsの普及と共に私達の生活の中にとけ込んできましたね。すっかり定着している感じすら覚えます。
日常使っている人が多い携帯電話のメールもコンピュータ技術の一端ですね。
私達が、日頃、メールを使っている時に、「さあコンピュータを使って電子メールを送るぞ」と意識しているのかと言うと、殆どの人は意識しないで使いこなしていると思います。
また、最近、自動車で高速道路を通過する時に、ETCによる入出場をされている方や、地下鉄や電車に乗るときに非接触ICカードを利用して入出場をされている方も多いのでは無いでしょうか?
これらについてIT技術者の立場で実現技術を考えると、とてつもなく高度な技術により支えられていることに気づかされます。
最近では、この様な高度な実現技術を必要とするシステムが社会の中に自然にとけ込んでおり、無意識に使われていますね。この様なシステムを実現されたITエンジニアの方々に感謝しながら、私もその様に無意識に使われるシステムを構築したいと夢を膨らませています。

最近、私の会社では、第10期がスタートしたと言うこともあって社員の一人一人と話し合う機会を持っています。そんな中では、会社としての企業理念や存在目的に立ち向かうことになりますが、会社の掲げている「より良いCAD製品を通して、豊かな社会の実現に貢献する。」の経営理念に基づいて、意識することの無い技術を持って社会に貢献して行きたいと決意させられています。