プログラムは音楽の様ですね。

素晴らしい作曲も最後に行なうアレンジによって、がらっと趣が変わると言われている様に、プログラムも最後の味付けで使い勝手や品質が変わったりします。

私は、マネージャの立場なので、開発メンバからあげられてくるプログラムの受け入れ検査役ですね。

少しプログラムを動かすと、大抵何か感じるものがあります。

これは良くできているな。

このままお客様に出しても良いかな?

もう少し確認しないとお客様には出せないかな?

とか。。。様々ですが、、、


良いプログラムは、プログラマの息づかいが感じられ、プログラムのモジュール構造の中に明確なストーリーが刻まれているのを感じます。逆に言うと、良くないプログラムは、プログラムのモジュール構造に作者(プログラマ)の意図が感じられないものです。

この臭いを嗅ぐのが私の仕事です。


先日、慌ただしく、この臭いを嗅ぐことを忘れてお客様の所に出してしまったプログラムがありました。

直ぐにお客様から「あれ、直っていないよ。」との一言がありました。

しまった。。。∑(゚o゚ 。。。

と思っても、出してしまったものは取り返しは付きませんから、次は失敗しないぞ。と心に決めて念入りにチェックし直しました。

逆に、臭ったプログラムがあったので、ちょっとアレンジしてお客様に出してみました。

プログラムがやっていたことは、そのままなのですが、モジュール構造を入れ替えました。

構造を再定義して、プログラムをロジック単位に器に入れ直すと言うアレンジの実行です。

器を入れ替えただけで中身は変わっていないのですが、ずいぶんと安心して出せるプログラムになりました。

その結果、お客様の反応も良好の様です。


ただ、アレンジは、作者(プログラマ)の意図を大切にしないと失敗することもありますから、かなり適切に判断することが必要となります。このあたりはコミュニケーションですね。

プログラマとマネージャが一体とならないと、良いアレンジはできませんから、、、