月川ひとみさんに会いたくて 2 | 感動したのです、日記

月川ひとみさんに会いたくて 2

昨日は午前中に仕事をやっつけて、浅草ロック座 へ、

もちろん月川ひとみさんが出演されているからです。

ここのところロック座での登板回数が増えている月川ひとみさん、私もここ半年くらいで2度月川さんの

舞台を観ることが出来ました。

1回目は、去年11月の宮沢賢治の世界観を表現したイーハトーブでの舞台1景です。

このときはスクリーンの裏でダンサーを引き連れて激しく踊り、お客さんはそのシルエットを

堪能するという仕掛けになっていた。

踊りのフォルムが美しい月川さんにしかできない舞台構成なのだけど、生の月川さんを普段の半分しか

見れないという、いいのかわるいのかわからない演出ではあった。。。

それから今年の仙波由季さんの引退興行でもトップバッターだった、

この時は奇をてらった仕掛けはなにもないのだけど、月川さんの舞台そのものが2部構成となっていて

僕が見た月川さんの舞台では一番の熱演だったと思います、肉体の極限に挑んでいるような舞台でした。


今回Patyと題された舞台でもトップバッターです、

そして今回のステージはとんでもなく凄かった。

冒頭舞台中央の紫の布をボンテージっぽく体にまとった月川さんがお立ち台の上で両腕を広げると、

その背後にはスクリーンに映し出された羽があり、そのスクリーンに写された羽と同期させて

動いていく月川さん。

そうなのです、この舞台はスクリーン上に写された世界に実物の月川さんが入っていくという

とんでもなく高度な演出がされているのです。

こういう映像の世界に実物の人物は入り込んでしまう表現って、確か去年の横浜トリエンナーレで

海外の映像作家がやっていたのが記憶にあるのですが、生の舞台でそれをやっているのは

初めて観ました。

圧巻だったのは、スクリーン上の月川さんが残像を残しながら踊っているところにリアルの月川さんが

シンクロさせていくシーンです。

ダンスのフォルムが美しいだけじゃなくて精度の高い踊りが出来る月川さんでなければできない

舞台構成です。

だって普通に考えても振付けを決め曲を決め、演出全体を構成し、いったんすべてを完成させてから

映像撮影を行い、編集作業を経て、やっと実際の舞台上の稽古にはいるのだから、1か月程度でできる

ことではないように思える。

そして設備のあるロック座でしか出来ない演出なのだから、とんでもなく贅沢な舞台でした。


この後月川さんは4景の沙羅さんのステージでバックダンサーを務めるのだけど、

ここでハプニングが、

月川さんがまとったレオタードの首に回す紐がほどけてしまい、おっぱいポロリ状態に。。。

慌てて紐を結ぼうとするのだけど、片手にレースの布を持つ演出になされていてなかなか

手が回せない、片手で紐を結ぼうとしながら笑顔でごまかすしかない月川さん。

素の表情が垣間見れて、チョットラッキーでした。

この休憩前の4景と休憩明けの5景が今回テーマとなっているPatyらしく豪華な構成となって

いて、5景では月川さんはじめダンサー全員がトップレスで登場するというお得感のある

ステージでした。

ダンサーが持っているピンクのレースにはほんのり香水がついているらしく、臭覚でも楽しめてしまいます。


ブログが長くなってしまい他のダンサーに触れる余裕がないのだけど、いつも以上に表情が艶やかな

沙羅さん、そして女王様オーラを出してトリを占める水元ゆうなさん。

通常の1時間40分のステージ構成だったけどポイントを押さえた演出がされていました。

それからフィナーレでの出演者紹介を生で月川さんが担当されています。

めったに聞けないお声を聞くことができますよ。


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