この夏、一日も欠かさずネット女王であり続けた「シン・ジョンア」。

彼女の名前がメイン画面になかった日はなかったくらい。

1972年生まれ、前東国大学の助教授、前ソンゴク美術館学芸室長。エール大学博士

 しかし、キャリアーウーマンのモデルのように見えたが、その光が強すぎたのか、闇も深すぎた。

光州ビエンナーレ典の共同責任者に抜擢されたことで、彼女の学歴である「エール大学博士」が偽物であることが明るみにでた。となると、東国大学に採用される過程に何かの疑惑がなかったか、の疑惑が生じる。

 しかし、これはほんの発端に過ぎなかった。まもなく、大統領秘書室政策室室長である、「ビョン・ヤンギュン」の愛人説が浮上。

この大物の愛人のおかげで、小さな美術館に錚々たる企業から多額の寄付金を集めることが出来、美術館にとってもなくてはならない存在に。

ところが、どこから流れたのか、なんと文化日報に彼女のヌードが掲載された。スポーツ紙でも雑誌でもない日刊紙に!これで、罪はさておき人権侵害だと、マスコミが騒然。

 ほどなくして、今度は証券通帳が発見された。2年間で2億ウォンが5億ウォンを上回る額に運用されていることも発見。

それに、隠し金庫の発見。そこには、ソンゴク美術館の館長との黒い相互依存関係が見え隠れ。

しかし、すべてはまだ調査中で罪の立証が難しいため、検察が頭を痛めてる。これによって、現ノムヒョン政権のダメージは計り知れない。

学歴の部分については、エール大学が異例に、「シン・ジョンア」は本学と何の関係もない、と声明を出している。

 これじゃ、作家たちが真っ青になるのも分かる。小説でも書けないほどの、シネマスコープ。

いつもは、ホット過ぎる韓国の大統領戦。だが、この事件のおかげで、ほど良いホットさが保てているような・・・。これはシンジョンアに感謝すべき?