今日は、5Sは儲かるか? と言うテーマで製造業について考えてみます。
せっかく5Sを全社をあげて取り組むわけですから、儲けがでなくては意味があり
ません。では、どうして5Sで儲けが出るのでしょうか。
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔そして躾という作業プロセスを、持続する。やり
続けることです。この作業プロセスを持続することで、従業員の考え方が変わっ
てきます。どうしたら効率よく仕事ができるか、考える力がついてきます。
5Sを失敗してしまった企業の方。整理・整頓・清掃までは行ったが、躾まで到達
できなかった場合ですね。5Sは無駄と思ってしまいます。
しかし、正しい5Sを導入してやり続けると儲けがでてきます。
それは、製造業で1番大切な製品単価に直結してきます。製造単価は、材料費、
加工費、固定費の3つを合わせて決まります。5Sを続けることで、作業方法の改善、
段取り等が改善がされてきます。結果として効率が上がるので、材料費、加工費
が下がってきます。また、固定費の中で「減価償却」に着目してみます。
減価償却は、会計上は一定率で償却していきますが、装置の稼働率、生産性を上
げることで高収益を上げることができれば、実質の減価償却は短期間に達成でき、
結果として固定費を下げることができます。もちろん光熱費も下げられますね。
5Sは、儲かるか? もちろん儲かります! そのためにも、正しい5Sを導入し
持続してください。テクノ&マネジメント研究所は、導入、定着をお手伝いしま
す。 気軽に、ご一報ください。