偽物のトリバーチのカバン | Dramatical ★Days フリーアナウンサー管香織

偽物のトリバーチのカバン

今日街で、トリバーチの偽物のトートを持っている日本人の女の子をみた。


カップルで、たぶんデート中だったと思う。


あたしは、どんなに精巧に出来ているレプリカントだったとしても偽物を所持するのって、自分自身が偽物です。と言っているようなものだと思っていて、ちゃんとした経済の国に住む人のするべき行為ではないと思っている。
学がない人のすること。


あたしはイブサンローランをめちゃくちゃ崇拝してるけど、ネットや、正規店ではない店では買わない。
それは、リスペクトしてるから尚更だ。
ネットで、本物かどうかを見極めるのは難しい。
ましてや、店舗でも素人には難しい。
そんな目利きは出来ない。



別に、偽物でもいいもん!本物でも偽物でもわかんなくない?と言っていいのは、物の価値がまだよくわからない中学生か高校生まで。
そもそも、偽物に何万も出すなら、今時Foreverか、H&Mとかでかわいい旬な鞄を、その十分の一くらいの価格で手に入れられるだろう??


あたしがびっくりしたのは、あの女の子が、デートに偽物の鞄を持ってきちゃうようなところ。
学がないのか、その恋自体が偽物で本命は他にいるのか。

多分両方だろう。
日本人女子は、めでたくビッチだ。
そのビッチさは極めていただきたいが偽物を購入するのは許せない。


Chinaでは、いろいろなものがレプリカントだが、それには理由がある。
たいがいの鞄や洋服や、靴やなにもかもChinaで作られることが多い。
本物も偽物も、同じ工場で、同じ人員が制作したりする。
作っている本人たちは、何が本物で、どれが偽物なのかわからないのだ。
だって彼らは、与えられた仕事をこなしているだけだから。


それを販売するのも製造するのも、罪の意識なんてない。だって、どれが本物で偽物なのか、本当にわからないんだもん。

一番の罪人は、本物と偽物を見極める力も持っていて、偽物とわかっていて購入する民だ。
つまり、我が国の人である。


あたしは、CDもDVDもきちんとした店で購入するし、本やマンガもBOOKOFFとかでは買わない。
作家さんや作曲家さんや、とにかく携わった人たちにお金が入らないから。
リスペクトしていたら、大好きだったら、その曲や漫画の作り手にきちんとお金を払いたいでしょう?



とある漫画家さんからBOOKOFFで買われるなら、Amazonで買われた方がマシ。と聞いてからは、BOOKOFFでは、完全に買わなくなった。



あたしたちは、ちゃんとした教育を受けて、雨風しのげる家があり、食べるものもある。
そんな先進国の民のあたしたち。


偽物を持つのって、ほんとうにほんとうにほんとうにダサい!
そのダサさって言ったら、
もううまく説明できないほどのだささ。
海外でのブランド物の買い漁りもダサいけど、それよりダサい。


バブルの頃、突然金持ちになった人たちがお金の使い方がよくわからず、浮かれ暮らしてシャネルやフェラーリを買いまくったんだろう。
そしてそういうものを所持するのが当たり前みたいになり、中級階級の人たちはレプリカントを持ちまくったんだろう。


だが、いまはもう2012年で、
そんな浮かれポンチな時代じゃない。
断捨離だし、ECOだし、物の価値をもっとわかる時代だとあたしは信じている。


トリバーチ偽物女子よ。ボーイフレンドは偽物でもいい。
ただ、そんな物を持って表参道を歩くな。
国民性を疑われる。
そして、トリバーチの本物くらいプレゼントしてくれるようなメンズの一人やふたり、作れるような女でいてほしい。








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