岩の井 秘蔵古酒20年 | 日本酒大辞典

岩の井 秘蔵古酒20年


岩の井 秘蔵古酒20年


原料米:山田錦

酵母:協会9号

アルコール度数:16.1

酒度:+1

酸度:1.4

精米歩合:50%

小売価格:720ml 7107円


新酒ができた時点で、昨年のものは古酒と呼ばれます。

さらに古くなったものを古古酒とか、大古酒と呼びます。

5年以上寝かせたものは、秘蔵酒と名乗ることができます。

古酒には、古酒特有の紹興酒のような香りがあって、味も紹興酒のような味になります。

さらにお酒はべっこう色になります。

もちろん古くなればなるほどその特徴が顕著に出ます。

岩の井の古酒も、紹興酒のような香りで、口に含んだときにふわーっとバタースカッチのような味が広がります。

老酒のような味で、カラメルの甘みがします。

古酒は香りが嫌いだという人も多いのですが、独特の鼻につく香りは弱く、きっと、この古酒なら飲めるという人もいるでしょう。

かつて昭和22年に全国で首席になった吟醸酒を10年近く貯蔵し、それを当時の鑑定局室長が飲んでおいしいと評したことから、毎年酒を貯蔵しておくようアドバイスを受けてできたお酒です。


千葉県・岩の井・1982年古酒・市販酒 千葉県夷隅郡 岩瀬酒造