パン屋さんでは食パンを焼いていますが、
その際、アルタイト製の食パン型を使います
食パン


そしてその食パン型の扱い方は、
焼く数が多いだけに
パン教室で食パンを焼いていた時にしていた
家庭で使用する場合に比べると
メンテナンス方法、保存方法もだいぶ違ってきたりします。



今日は実際にお店でやっていることをご紹介しながら、
それらについて少し書いてみようと思います
benkyou☆☆





毎日していること


うちのお店では基本食パンは毎日焼きます。
食パンが焼き上がったらまずしていることとしては、



食パンを型から外し、
温かいうちに、
油を塗るということです
刷毛・マトファー



型が冷えてから油を塗ると、
油がうまく伸びてくれないのと、
型にうまく油が馴染んでくれませんので、


パンが焼き上がったら
食パン型に直ぐに油を塗って
保存し明日に備えています。


温かいうちに油を塗るのは、
自宅でパン教室をやっていた時と同じですね
キラリ





専用刷毛を使用する



パン屋さんで食パン型に油を塗る場合は、
一般的な油刷毛ではなく、
食パン型を塗るための専用の刷毛



「ループ状油ふき」



というものを使って油を型に塗布します
日清サラダ油




パン屋さんでは一度に食パンを
10数個焼くので普通の刷毛で塗っていては、
時間がかかりすぎてしまいます
時計


普通の刷毛↓



その点、この刷毛は面積も大きく、
食パン型に数回スライドさせるだけで、
全体に油を塗ることができる
ので重宝しています



ご家庭では必要ないかもしれませんが、
スピードが要求されるパン屋さんでは
必須のアイテムだと思います♬


耐久性も抜群で手放せないアイテムです^^





型に外側に付く焦げた油の汚れを定期的に落とす



自宅で食パンを焼いていた時は、
型の外側に付く汚れなど気にもなりませんでしたが、


パン屋さんでは食パンを焼く回数が違うので、
使っているうちに型の外側が油汚れが沈着し
すぐに型の表面を覆ってしまうということ
があります



この汚れが溜まってくると、
オーブンに入れた時、
熱でその汚れが焦がされ
煙が発生するようになります。


そうなると厨房内に煙が充満し
目に染みます




玉ねぎを切りながらパンを作る



みたいな感じになってしまいこうなると、



涙を流しながらパンを作らないといけない



という罰ゲームのような状況になってしまいます




その状況を防ぐためにも、
食パン型は定期的に固めのブラシでこすり、
汚れが沈着するのを防いでいます。




この作業はけっこう根気のいる作業ですが、
怠ると目に染みるのでサボれません
汗






型はローテーションして使う



うちのお店の場合、食パン型は20個ほどありますが、
一度に食パンを焼ける数は最大で15個ほどで、
5個ほど使わない型が出てきます
きらきら!!



この時、いつも同じ型ばかりを使って
食パンを焼いてしまうと、
使わない型とよく使う型で焼きムラが出るようになっていきます。


それを防ぎ、商品の品質を一定に保つためにも、
食パン型は偏って使わないように、
ローテーションして使用する
ように心がけています
ラブ


食パン型は使っていないと悪くなります。


乗っていないとダメになる車や、
住んでいないと傷んでしまう家と似ていますね
双葉



食パン型は、常に使用していれば
安定して美味しい食パンが焼けるので、
このローテーション作業はけっこう重要だったりします。





まとめ



家庭で食パンを焼いていた時代とは違う
パン屋さんならではの食パン型の扱い方があることは、
パン屋さんで働いてみて分かりました



もしかするとご家庭で食パンを焼かれている方にも


「何かの参考になることがあるかな?」


と思い記事にしてみました。
最後までお読み頂き有難うございました