~ Kanako's Ghana Life ~

~ Kanako's Ghana Life ~

2010年9月28日~青年海外協力隊で保健師としてガーナへ☆貧困3州と言われる一つUpperwest州Jirapaで活動しています。

日々のできごとをつづってみます。

Amebaでブログを始めよう!
~ Kanako's Ghana Life ~

このたび、2年間の任期を満了し、

9月27日に日本に帰国しました。



いや~、日本いいですねー!

楽しい!おいしい!きれい!生活しやすい!すごいー!!ことばかり。

そして、久しぶりに会う家族や友達!とてもうれしいです!!



ガーナでの2年間の経験は、

今思うと夢のように感じることも。



今、自分がここにいて、

「あれ??私ガーナに2年間いってたんだよなー。」ってくらい、

住み慣れた日本、地元での日常が日々過ぎています。



ガーナでお世話になり、いつも支えてくれたたくさんのガーナ人に感謝!感謝!



いつも一緒に笑って、怒って、泣いて、活動をしたクリスティーンとアマタに大感謝!



あったかーく外人である私を受け入れてくれたナンベグ村、そして村人たちに感謝!



時には愚痴ったりしながら、それぞれの活動に刺激を受けながら


ガーナの時間をともに過ごしたガーナ隊のみなさま、222のガーナ隊同期に感謝!


いつもいつも私のことを日本から応援し、見守っていてくれた家族に感謝!



ということで、無事長年の夢だった青年海外協力隊、

しかもずーっと行ってみたいと思っていたアフリカでの生活、

そして、たくさんの現実を自分の目で見て、聞いて、触れて、感じてきました。



私たちの住む日本のほぼ裏側のこと。今同じ時間を生きていて、起きていること。

昔々のことでもなく。

遠く離れたどこかの国のことでもない。



実際に西アフリカ ガーナで、自分の目で見たことは、

メディアが伝えるアフリカとは違う姿がたくさんあった。


ああいう事実もあるけど、あれだけじゃない。

あれよりいいことも、悪いことも、うそも、ほんともあった。

行かなかったら、知らなかったこと、気づかなかったこともたくさんあった。



遠い遠いどこかの国が、ガーナチョコくらいしかイメージのなかった国が、

身近な国ガーナ、第2の故郷ガーナになった。



行ってよかった!



行ったことで、自分の意思として変わった部分も大きくある。


たくさんの出会った人がいる。



今まであたりまえすぎて考えたこともなかったけど、


日本のことも大好きになったし、日本人であること、日本のことをすごく誇りを持つようになった。



ガーナにうんざりしたこともたくさんあった。



でも、帰ってきてみたら、やっぱり日本のイマイチなところや


ガーナのいいところがやっぱり見えてきた気もする。



日本がまねできるところもあるかもって思った。




すっと、国際協力にかかわりたいって思っていて、


帰国後もそっちの方向へ進もうと、派遣後1年くらいまでは熱く思ってた。



でも、今、2年のガーナ経験からやりたいっていうことが新たに見つかった。

まだ、どうなるかわからないけど・・・。


そんな夢がまた叶ったらご報告いたします。




とりあえず、帰国して3週間がたちましたが。


なんとも、帰国して早々に前職の上司よりお声がかかり、

先週から臨時で働かせてもらっています。


しばらくはのんびり日本を堪能して、気の向くままに旅行とかしようと思ってたんだけど。


まあ、この就職難の時代にありがたいお話ですよね、、

小遣い稼ぎしたらというお誘いに、慣れた環境に甘んじ、すでに日本社会で働いております。



一応、3月まで契約なので、そこからちょっと自由になろうかななんて思っています。




では、ここらで、いったんこのブログ Kanako's Ghana life はおしまいにします。



帰国したら、意外にも読者でいてくれた友人が結構といて、

だったらもっといろいろ更新したり、発信すればよかったなーとちょっと後悔。



あ、ちなみに、このひとつ前のブログ「大捜索」でのポスターは、

大捜索の甲斐あり見つかりました☆


この前、クリスティーンから国際電話がかかってきて、

そのポスター類をクリニックの壁に貼り、村人たちと一緒に毎日に眺めているそうです♪



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みなさん、ご愛読ありがとうございました。



今後ともよろしくお願いいたします。




宮下香菜子

今日は、愛しのナンベグ村 最後の訪問でした。


そして、バイクも今日回収にくるので、ラストライドということで。


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朝から、ナンベグに行く道帰る道、しっかりこの光景をやきつけよと、

心のシャッター押す準備万端だったのですが。。。


朝からてんやわんやになってしまい、

景色どころか下ばっかりみて、ラストライド終了。



何があったかというと、

先日アップした掲示物(カレンダー×2くらいのサイズ)をナンベグに持っていくのに、

くるくる巻いて、リュックにぶっさして運んでいたのですが、

もうほぼナンベグに着くあたりで、

私がクリスティーンを抜かした時、私のリュックを見て、

「かなこ、あれがないよ!」と。


きっとどっかで落とした?!ということで、

戻ってみることに。

そんなちっちゃいものじゃないからすぐ見つかるだろうと思っていたのですが、

いつの間にかタウンに帰ってきてしまいました。


そして、ナンベグに戻る道すがらも見つからず。。








って、見つからなかったことを伝えると、

クリスティーンは泣きそうになって、

「どうしよう。。あれは、絶対ここに貼りたいのに!

子どもの健診終わったら、探しに行こう!道沿いの村一つ一つ、聞いてみよう!」


わたしも、がっくりという感じでしたが、

いつもニコニコガハガハ笑うクリスティーンなのに、

今日はかなりのセンチで、突然遠い目をしたり、

「帰っちゃうんだね。2年なんて、遠い先だと思ってたのに、

もうその日が来ちゃったんだね。さみしいよー。ずっといたらいいのに。」と

今日は話すたびに、声が震えてて、泣きそうで。


ナンベグの学校にも先生にあいさつにいき。

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子どもの健診後、たかが掲示物されど掲示物を大捜索です!!


クリスティーンは反対車線にも関わらず

(まあ、あまり車両が走っていないオフロードなので問題ないですが)、

草むらにも入っていく勢いで探し、

会う人会う人にこんなのみてないと尋ねてまわり。

現地語だし、こんなこと私一人じゃ絶対できないし。

ま、いっかって思っちゃうけど。

そんなクリスティーンに感動です。


なんと、奇跡的にタウンとジラパの中間くらいの村のおばちゃんより目撃情報!


今朝私のリュックから落ちる瞬間を見たと!

なんか落ちたと思って拾いにいこうとしたら、

向こうからチャリで来たトマトを売りに行くらしきおじさんが拾っていったと。

その人は病院でトマトを売ると言っていたと。


そして、病院へ向かい、病院前にいるトマト売りに聞くも、

その人は今日は市場で売ってるぞと。


そして、市場へ。

クリスティーンはトマトを売る人にかたっぱしから訪ね歩き。

他にも野菜や豆を売ってるおばちゃんにも見てないか聞き。

なかなか見つからないもので。


すると目撃情報第2弾!!

玉ねぎをうるおばちゃんが、

「さっき、男が、注射やナースの絵が描いて写真の貼ってある紙を広げて見ながら歩いていて、

何やってんだろっておもったのよー」と。


そのななめ前の豆の揚げ物を売るおばちゃんからも同声。


人がどんどん寄ってきて、ああだこうだと自分の意見を出し合い。


病院に持って行ったかもしれないから行って確認した方がいいという声に、

そうだねと再びクリスティーンは病院へ。

しかし見つからず。そういうものがあったら連絡くださいと頼んできたそう。


そして、ふたたび市場の物売りたちに、

こういうのを誰かが持っていたらとっておいてくださいとお願いして回り。


さらには、タウンのクリニックのナースのボス的な人(助産師のおばちゃん)が

偶然市場に登場。

クリスティーンは事情を説明し、さらにボスもお願いして回るという大捜索に。。。


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しかし、目撃者は結構いるものの、

その男を知っている人がなかなかおらず、

しかも、その男はどっかに行ってしまって見つからず。



やれることはやったので、ちょっと待ってみようということで捜索終了。



でも、こんだけやったら、そのうち手元に帰ってくるのではと望みが持てました。



なんかここまで頑張ってくれて、大切に思ってくれて、うれしくなりました。


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今日は一段と空が広くて、とてもきれいでした。


毎日見ている当たり前のこんな空や風景も、

懐かしくなるのかなー。なんて思ったりする今日この頃。


タイトルの通り・・・ なんと任地を旅立つまであと5日になってしまいました。



ブログも書きたいことがいろいろあったのに、

ついつい後回しになってしまい、

気が付けば帰国も間近です。


つい1か月前くらいは、なんだかんだ言いながらも、

まだ時間があることをわかっていたんだろうなと今更ながら実感。


というのも、相変わらずガーナ人に振り回されまくり、

イライラし、帰国カウントダウンも3か月、2か月、1か月と

迫っているのにもかかわらず、

今すぐ帰っても未練はない!むしろ明日にでも帰りたい!

みたいなテンションだったんだけど。


総会で同期隊員と話しながらも、

「もうガーナおなかいっぱい。帰りたい!最後ぜったい泣かないし!」

「いや、かなちゃん絶対なくよ!!」

なんて話していたんですが。



今週、すでにちょくちょく涙が流れてしまっている私。笑



家でコツコツ写真や手紙など作業をしながら涙。

バイクで走りながら涙。

家で音楽聞いてたら涙。

停電の中ろうそくで日記書きながら涙。


まだ、人前では泣いていないですが。


活動先の村でも、オフィスでも、家にいても、

なんか、帰るんだなーって、リアルに感じるのです。


と、我ながら相変わらずの涙もろさに笑えます。

まじで、離任する日やばいだろうなーって。





なんだかんだでもうすぐ終わる2年間。


わたしの活動の拠点となったナンベグ村。


人があったかくて、

すごく居心地がよくて、大好きで、

いろんなことにいらいらしても、

いつもナンベグ村の人たちに元気をもらい、

バイクでThe AFRICAみたいな大地を駆け抜け、

なんだかんだありながらも、いつもついてきてくれるスタッフ、

そして彼女たちがうれしい言葉をくれる。


ナンベグに来ると、やっぱガーナ来てよかったな~っていつも思えたのです。



そんなナンベグに何か残せないかなーと。


以前紹介した母親学級は、

先日4回目が開催され、

クリスティーン(村のナース)もメキメキ腕をあげ、

今では期待以上に本当に上手にやってくれます。



そこで、こんなもの作ってみました☆

(本当はガーナ人と一緒に作りたかったんだけど、時間もないので)


母親学級で情報提供するときにも使えるし、

普段は壁に貼って掲示物としても見れるイメージで。



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この村のほとんどの人が字の読み書きができません。

特に女性は皆無、学校に通っている子どもを除けば1人だけです。

そんなわけで、絵や写真を多く盛り込んで。


第1号(ANC)作ってみたとき、クリスティーナが母親学級で使ってくれて、

やっぱり写真の食いつきがすごくよかったので、

2号以降も村人の写ってる写真を使って作ってみました。


自分や知ってる人が写っていたら、興味をもって目も惹くかなと。


久しぶりの図工って感じで、作ってる自分も楽しくて。

こんなんなら、もっと前からいろいろ作ればよかったかななんて

思ったり。


今日はひたすら幅広セロテープでラミネート。


するつもりなかったんだけど、この前の扱いの様子だと、

すぐに没になりそうだったので予防策としてね。




そんなわけで、チームナンベグ☆
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なかなか一緒に写った写真がなくて、これは初ショットかも!


この前の母親学級の日、隣郡の隊員が遊びに来てくれて、

撮ってくれたので、ブレてなーい!!


最近、帰国に向けてオフィスでも自分が入って写真を撮ってもらうんだけど、

ほんと全ブレくらいぶれていて。。。

なんで、手振れ補正ついてるのにこんなにぶれるんでしょう、、、

ガーナ人。。。




今週は、ガーナにきてマックスな忙しさでした。

というのも、ガーナ人のせいっていうか、

日本では絶対ありえない状況からです。



昨日今日(水木)と、私の赴任地であるジラパ郡の上半期実績報告会がありました。

日ごろの業務の実績報告会みたいな感じで、

保健分野メインだけど、各部門からも呼んで業務報告をするという感じ。


先週くらいに、うちのダイレクター(保健局長)に、

「香菜子ももう帰国だから、今回活動報告して」と言われました。

日にちとか言われてなくて。

例年の感じから8月上旬かなーなんて思って、

余裕ぶっこいて。

先週は、結構のんびり過ごして。


土日も、かなり古い水10や最新のアメトークとスマスマのデータ見て。

バカみたいに笑って過ごした楽しい週末。


月曜、なんとなく、そろそろとりかかろうかと思いつつ、

私のパソコンパワポできないので、

オフィスのパソコン使おうと思うがなぜか、

いろんなコネクターが外されてて、

オフィスの人が探してきてあげるといって、3時間。

音沙汰なし。

まだかと聞きに行くと結局どこにあるかわからないとか言って使えず。


まいっか、と帰宅。


火曜の朝。


ダイレクターに「どう?プレゼンのほうは?」と聞かれ。

「まあ、ぼちぼちです」と返答。本当はなんもやってなかったけど。

「よかった。 あ、2年間の活動のショートドキュメンタリーも

 プレゼンの時までに間に合うかしら。」って、

それ帰国までにって言ってたじゃん・・・と思いつつ。

「まあ、やってみます。」と、日本人の断れない感じ丸出しで。

「よろしくね」と颯爽と去っていき。


昼ごろ。エマが、「プログラムできたよ。香菜子は明日の午前中に発表してもらうから。」って・・・

明日だなんて聞いてないし。。。

来週くらいじゃないんかい?!?!

前日に明日よろしくってなくね??

しかも、パワポ作って、ドキュメンタリーも作れって要求多すぎだし。。

しかも、、枠50分もあるし。

一日じゃ無理じゃね?!

私のキャパじゃ。。。と思い、聞いてないよとごねてみるも。

あれ聞いてなかった?でもまだ時間あるから大丈夫だよ。って。。。

大丈夫じゃないし。

まじ、ありえん!!!


先週時間有り余ってたのに。こんな突然言うから、一日でやらないといけなくて。

なんだかんだ気づいたら夜中の2時までかかって。

しかも、パワポの編集は自分のパソコンじゃできないから、

翌朝6時に起きて早朝からオフィス行って。

看護学生時代の実習か?!っていうハードさ。

しかも、日ごろののんびりな生活からのギャップ。

いやー、疲れた。


なんか、私、ガーナに来て、大分適当な人間になったなーってすごい思うんだけど。

てか、一緒に適当にならないと自分だけが頑張り損するから、この国。

私にも、まだまだ日本人の根性とプライドが残っていたようで。

やるからにはきちんとやりたいし、いいものつくりたいみたいな。

寝る間も食べる間も削ってなんて、ガーナで初めてだわ。

しかも、あっという間に時間が過ぎた。



まあ、無事プレゼンも昨日終わりました。

ダイレクターがオーダーしてくれたガーナ服を着て。

任地で正式な?ガーナ服着たの初めてだったので、大好評でした。


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ほんとにうざいくらい大嫌いだったフィリップも、

もう一生会わないかもしれないと思ったら、なんだかかわいいなあと思えました。笑

しかも、口でピースって言いながら、なぜか3ピースだし。笑



で、もうやけっていうか。


普段、は????ってガーナ人に対して言いたいこといっぱいあるけど、

ここはガーナだしって自分に言い聞かせ、

ガーナ人のプライド傷つけちゃ悪いし、

仲良くやりたいしと思いながら、思ってることの半分もぶつけられてなかったけど。

たまにはぶちぎれることもあったけど。

本当はその100倍くらいキレたいことあったし。


でも、こんなみんなが集まってる場で話す機会またとないと、

活動報告しつつ、本音と怒りをぶつけてきました。笑


そして、母親学級、絶対いいから日本でも今でも続いているんだし、

ぜひぜひ日本からガーナに広まることを願います。

あなたたちにかかっています、どうぞよろしく!としめくくりました。


でも、そんな報告がまたダイレクターにウけ。

ダイレクターはガーナ人なのに、ガーナ人としてはまれなすごく熱心で

日本人みたいな感覚の持ち主で。

たぶん、ガーナ人の怠惰に対する指摘に共感できたんだろうねー。


ということで、州の報告会でもプレゼンすることになってしまいました。


どうやら、私の活動、母親学級が金を使わずして

自宅出産撲滅の効果を出せたことを見せつけてやりたい州の偉い人がいるらしい。


たしかに、ガーナは、すぐ〇〇がないからできませんとか、

何かと予算請求をしたり、金がないからできないとか、

ランチ、スナック、日当などがないと動かなくて。

JICAが〇〇するべきだとか、〇〇をくれとか。

日本はお金があるからできるんだとか。

言い訳ばっかり言うんだけど。



母親学級やるにあたって、もちろん予算はゼロ。

人さえいれば、あとはあるもの使って。


そこはそんなに意識していたことじゃないんだけど、

お金がなくてもできることがあるとそんなことに気づいてくれてかなりうれしいです。


その以前紹介した、私がガーナに取り入れてみた母親学級。

その後3回開催してみたところ、

これが功を奏したのか、

はたまたタイミングか、

なかなかうまくいき、自宅出産が減るという劇的な効果が出て。


ありがたいことに、ダイレクターも大絶賛してくれ、

これは母親学級のおかげだ!!!と。


ダイレクター鶴の一声でジラパ郡内下半期の活動計画のマスト項目として

母親学級が組み込まれることになりました。

郡内の他の保健センター、CHPS(村の小クリニック的な)でもやるようにと命令が下り。

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我がダイレクター。 大熱弁です。


あ、そういうえば、おととい、ガーナの大統領が突然亡くなり。

病死とのことですが、ご冥福をお祈りいたします。


ということで、ダイレクターは弔意の思いを込めてこのような赤黒の服を着ています。

ガーナのお葬式は、赤と黒のコンビネーションの服、柄を着て、頭は、黒の布で覆います。

これは地域差あるのか不明??

ちなみに、日本ではお葬式ゴールド禁ですが、

ガーナはそんなことはありません。

ゴールドのピアスに、ネックレスに、ブレスレットと金金でした☆

そして、赤いハチマキみたいなものを、車、バイク、家やオフィスにぶらさげる慣習があります。



話はそれましたが、

力があるこの方に母親学級目に留まり、気に入ってもらえてほんとよかった。


ジラパ全土への普及は後任に託そうと思っていて、

でも難しいだろうなー、

ナンベグ村で続いていったら、まあいいかーくらいな。

いつかジラパで広まっていって、そうなったらいいなーくらいな淡い思いだったんだけど。


さよならホームラーーーン!!!みたいな感じで、

帰国間近にまさかの拡大の予感☆


いや、あのダイレクターの手にかかれば、

予感ではなく、確実に現実になるのです。



日本から、母親学級が太平洋を越えガーナへやってきて。

広まりつつある。

うれしいことです。

だいぶ欲張りな願望が叶った感じです。


自分のやったことが形として残って、

自分がいなくなった後も続いていくとしたら。

そんな願いといういか、熱意を持ってきたものの、

この国に、やられっぱなしで、

そんなの傲慢だったなって思って、

なかなかむずかしいだろうなって思っていたから。


数年後、10年後、数十年後。

ガーナのいろんなところであたりまえに母親学級が行われていたら

なんかうれしいなー。

なんて、もっと欲張りな夢みてみたり。


でも、最近つくづく思うこと。

ガーナに来ていなかったら気づかなかっただろうなって思うんだけど。


日本の地域保健、母子保健すごいなーって。

特に歴史を紐解くと、保健師ってすごいと感心してしまいました。

保健師として働いていたのに、そんなこと知らんかったーっていうことがいろいろあって。

今更ながら、すごく興味深い仕事だなと改めて思っています。


たぶん、日本で働いていてたら、

日常業務に追われ、そんな日常業務も考えさせられることとか、

いろいろおもしろいなと思ったりあるけど、

と言っても、ただ日々仕事をこなす感じだったんだろうなって思うと、

この2年は本当に貴重だなーって。


戦前後をみると、保健指標的にも、課題も、目指してることとかもほんと今のガーナって感じで。


ガーナ人は今の日本とすぐ比べたがるんだけど、

私は、ぜひ日本の過去からの日本がたどってきた経過を

知ってもらいたいなと思う今日この頃。


まあね。性格というか、性質が違うから、なかなか日本のようにはいかない気もするけど。


そんな思い&日本に行ったことがあって、

かなり感化されているダイレクターをみていると、

日本で、保健師という仕事を続けて、

そういう人とかかわれたらいいなって思ったりします。


ここにいたら、ここのやりかたや感覚が普通で、

日本人である私がよそ者で、日本のやりかただって言われ。


そこにあったやりかたを見つけることは大事だけど、

全く一筋縄ではいかず、

遠おおおおおおお回りすることばかりで。

それはそれでいいのかもしれないけど。


日本人だから、つい日本人的な感覚になってしまうんだよね。

より効率よく、きちんとやるかみたいな。

しかも、性格的にガーナ人の行動がどうも許せないっていうか、

慣れられない。。。


やっぱり、自分の目で見て、感じないと気づかないし、

自分で気づかないと変われないよ。 って思ったりして。


任期満了目前にして、日本に帰りたい気持ちであふれていて、

明日に帰国となっても後悔はないと思ったりもするんだけど

、もうちょっといれたら、もっとあんなことやこんなことができるんじゃって思ったりもして。



人生ってそういうもんだよね。


   

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クリスティーンの子、ケンドラも5か月になりました☆

ガーナ人がよく口にする言葉。


「スモールスモール」


果たして、こんな英語は実際あるんでしょうか?


日本語に直訳すれば、「小さい小さい」ですが、


ニュアンス的には「ちょっと」みたいな感じ。


現地語だと、「フィーンフィーン」


ガーナの主要言語チュイ語だと、「カクラ カクラ」



書きたいこと、いっぱいあったんだけど、ネットもあまり調子が良くなくて。


なので、日記を読み返してみて、おおっと思うことがあったのでそれを。



日記は、誰が見るわけでもないので、思うままに書いていて、

時にはたわいもないこと、

ある時は、ガーナ人への怒りにあふれ、

ある時は喜びに満ちています。


あとから読み直すと、結構おもしろい。

昨日今日と、活動でうれしいことがあったので書き留め、そのあと以前のを読み返していました。



2月ごろ、なんだかイライラ、悶々していたのか結構荒れていたようです。

ガーナ人に対する怒りにあふれていて。

とくに、自分のことをすぐ棚に上げ、人のせいにして、

それでいてマイペースで、口だけな部分に。


「ガーナは、日本が1年でやること100年かかってもできないよ!

10年でやることは1000年かかっちゃうね」とか、

ここには書けないようなもっとすごい言葉が・・・。

今読めば笑ってしまうようなこと、マジで書いています。笑


でも、活動がのってきた4月下旬。

成果が少しずつ見えてきて、やりがいが感じられたでしょうねー。


「私はいつも、small smallという言葉に救われる。

なんでも頑張りすぎず、ちょっとずつでいい。

一歩進むために、10日かかってていい。

10日後には一歩進めるんだから。

ちょっとも踏み出そうとしなければ、全く進まないんだから。

今はこの言葉がすき。」


と、数か月前とは、えらい矛盾したことを私は言っていました。

小さな成長かなー。

日本にいたら感じないようなこと、いっぱい考え、いっぱい感じる。





最近、村での活動がいい感じ。


母親学級を開催して。村人にもスタッフにもよい影響?!

他の村のナースたちも真似したいと言ってきたらしく、

私の知らぬ間に、ほかの村で広まりつつあるらしい。

私が、広めてと言ったわけでもなく。

(心の中ではいつかもっと広まったらいいなーとは思いつつも)


そして、ガーナ人スタッフから、私が帰国した後も続けていくよと自ら宣言してくれたから。



なんとも、うれしいことです。



1年以上かかったけど、確実に1歩も2歩も進めたって感じる。

途中で進むことやめてたら、こんなにも進めてなかっただろうし。

1歩を踏み出そうとしなければ、進んでいなかったし。


ガーナでの生活も残りも3か月。


帰国日をはっきりと提示されたら、なんか妙に現実感が増し。

ここのところ、日本早く帰りたーいと思っていたのに、

なんだか、ガーナにいる時間が惜しいとさえ思いました(笑)


これからも、フィーン フィーン☆



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この赤ちゃん、生まれたばっかりです。

へその緒があるでしょー。

色白い!とお思いの方。

黒人の赤ちゃん生まれたときは、日本人とさほど変わらない肌の色をしているのです。

個人差あるけど、1週間から1か月くらいで少しずつ黒くなっていきます。


そして、ガーナの赤ちゃん結構みんなでかい。

お母さんたちはたいした栄養とれてないんだけど、低出生体重児ってあまり見ない。

日本って、最近3キロあるとおお、大きなって思っちゃうけど。2500以下とか結構いるしね。



ガーナでは、家で出産する人がとても多いです。

地域差もあるでしょうが、農村部では半分以上。

病院やクリニックへのアクセスの悪い地域は8~9割も超えるでしょう。


理由は、医療機関へのアクセスが悪い、

     お金がない(出産費用は無料ですが、移動等にかかるお金)、

     伝統の儀式や信念

     知識がない

     病院には行きたくない(慣れないから怖い、スタッフが怖い等)


といったところが現実です。


この前も、ナース不在の間にクリニックの入り口で一人で出産したお母さんがいて。

へその緒つながったまま2、3時間待っていたらしい。

なんかその絵は衝撃的でした。

たくましいよなー、この国の人は。


そんなわけで、死産や出産時にお母さんや赤ちゃんが死んでしまうこともとても多いのです。

これを改善すべく、住民への病院出産推進の啓発や救急移送システムづくりが最近の私の活動のメインな活動なわけですが・・・。


最近よくわかりません。


なんのためにそうするのか。

本当に大事なことはなにかって。


たしかに病院で出産することは安全なお産につながるかもしれない。

でも、それは病院の質が良かったらの話。

来院が遅くて手遅れってこともあるかもしれないけど、

病院なのに、赤ちゃんやお母さんが死ぬこともたまにある。

たまにというか、結構ある。



最近思うことは、

この村の人たちにとって、

病院で出産することのメリットがない気がしてなりません。


足がなくて救急車を呼んだら、村人にとっては大金がかかる。

助産師に怒られたり、叩かれたりしながら、

きちんと説明もされず、大したケアもされず。

ただ赤ちゃんを取り上げてくれるだけ。

慣れない地に知っている人もいない。

ゴハンもない。

帰りは出産2日目にして10キロ以上の道のりを、歩いて帰らなきゃいけない。


もし家で生んでいれば、家族ももいて、ごはんも食べれて、炎天下の中生まれたての赤子を連れて長距離歩く必要もない。


私だったら絶対家で生むし・・・。って思っちゃう。


こんな環境の中で、意識も行動も変えることは容易ではないはず。

でも、最近、少しずつ変わっていることをすごく実感します。


今まで、5人以上もの子を家で生んでいて、

1人や2人亡くしたことのある人もざらですが、

それは神からのさだめと思っているし。

中には、今まで全自宅出産でも1人も死んだことななんて人もいる。

そんな人からしたら、家で生めるしって思うと思う。



それなのに、最近、彼らは変わった。


村人はないはずのお金を使い、救急車を呼び出産のため病院へ行く。


夫が陣痛の始まった妻を自転車の後ろに乗せ、

じゃりじゃりのアップダウンの激しい道を病院へ行く(10km以上)


陣痛が始まった早い段階で、妊婦さん一人で荷物をまとめ歩いて病院へ行く。


ナースがバイクの後ろに乗せ、病院へ連れて行く。


すんごい頑固者も、せめて村のクリニックには来て生む。



てな感じで、今年に入って、25件の出産のうち、自宅出産は1月の1件だけ。

これって、すごいことだと思う。




それなのに、救急車が救急車の意味をなしていないこの国。


たびたび怒りにあふれます。


この前も、3人いる救急車ドライバー。

1人は旅行中、1人はお葬式でこれない、1人は電話に出ず。

ありえます?!?!

救急の患者を病院へ運ぶことががあんたらの仕事じゃないんかい?!


この国は、近々そっちの問題にぶつかるなー。

村人やスタッフの意識が変わっても、救急車がついてこない。

みんなが病院出産する意識になっても、救急車が絶対足りなくなる。

おわってる。。


昨夜も。0時過ぎ、妊婦さんから生まれそうと電話があり。

しかし、救急車はまたこれないと。

しかも、外は雷にどしゃどしゃ降り。

夫が雨がやんで来たら自転車で病院へ向かうということになったけど、どうやら頭が出てきていると。

結局、クリスティーン(村のナース)が真夜中に村まで雨の中行き、赤ちゃん取り上げました。

土日はナースもタウンに来てしまい、駐在していない。

まあ、それに問題もあるけど。

救急車がこれないのはもっと問題。

そのせいで死ぬことだってあるかもしれない。



今までだったら、彼女はそんな行動をとらなかった気がします。

ガーナ人得意の、言い訳や適当な理由をつけて、または電話を無視して。

自宅出産になってしまうだろうことが、今までのオチ。

しかも彼女は産休中なのに。

どうやら、今担当のナースは電話に出ず、彼女に電話がきたのだと。

村人もナースも意識が変わってきて、なんだか胸が熱くなりました。

私のためにやってくれてるわけじゃないのに、

こうやって、よ維方向へ変わっていく様子が

すごくすごくうれしくなりました。


そんな彼らにちゃんと答えてくれる病院、ガーナであってほしいです。




最近日本に帰国してからのことよく考えるけど。

クリスティーンやアマタ(一緒に働いている村のナース)、

そしてナンベグ村の住民たちから

いろいろ大切なことを気づかされる気がする。


私も、こんなふうに、彼女たちのように、

住民と信頼関係を築きながら、

一緒に成長しながら、

いろいろ言い合いながら、

頼り合いながら、

お互いを信じて、

いろんな状況に取り組んでいく、

奔走する、住民の力になれる、

あたりまえの毎日を支えられる

保健師になりたいなって思う。


~ Kanako's Ghana Life ~

きんたんぽ・・・?


はて、なんて不思議な響き。


初めて聞いたとき、私も、え?!ってなりました。



キンタンポとは、ガーナのある地の名前です。


そして、ガーナ人が誇りに誇る、すばらしい滝があるという


ガーナの数少ない観光名所のひとつ。


しかし。。。。


ガーナの観光名所というと、


どうも、キラリと光るものがありません。


たとえば、東アフリカ、ケニアのような壮大な国立公園で野生動物が見れるとか。


喜望峰とか。南アフリカ、ビクトリアフォールズとか。


そういう、いわゆるすごいやつ!



しかし、ガーナ人、「キンタンポは西アフリカで一番の滝だ!すごいんだぞ!」


「絶対行くべきだ!」


と西アフリカが全世界であるかのように


すごい大絶賛。


まー、ガーナ人基本的に何においてもすごい自信あるので。


協力隊員の間では、代名詞的に”がっかりキンタンポ”と


見たことないときから、期待しすぎて期待を裏切られることを意味することばとして、


会話にたびたび出てきます。



そして、ついに、この4月上旬にあったイースターホリデーに行ってみた♪


がっかりキンタポであることを期待していったので、


ぜんぜんがっかりしませんでした。



~ Kanako's Ghana Life ~


むしろ期待以上!ガーナにしてはなかなかやるじゃんか!と、


一緒に行った同期隊員、キンタンポ在住隊員とともに滝散策を満喫。


久しぶりのホリデーで旅行楽しみました☆


ま、正直もう一回行きたいかとかと尋ねられれば、行かないですが。。。(笑)




そして、今回の楽しみは、やっぱり同期と久しぶりに語り合うことでした。


ガーナ中央部にある、アシャンティ州、ブロングアファフォ州にいる同期のお宅、


ハカセ、かなえちゃん、はるちゃん、せんりゅうのお宅を伺いました☆


どのお宅でももてなしていただいて、いっぱいしゃべって、たのしかった!



その中でも、かなえちゃんの活動する聾学校(耳が不自由な人のための学校)では、


子どもたちがいっぱい集まってきて。かわいかったー☆


そして、かなえちゃんの手話とチュイ語を操る姿は感心するばかり。


今週はそのかなえちゃんが、我がアッパーウエストに来てくれる予定です。




~ Kanako's Ghana Life ~

もうだいぶ前、2月のことですが。

私の活動地ナンベグ村で、母親学級を開催しました。


日本では、病院でも市町村の保健センター等でもあたりまえのこの教室。

妊婦さんを対象に妊娠中の生活やお産に向けての情報提供、準備として、

また最近では地域でのお友達づくりなんかも目的として開催しています。

ガーナでは特にこういった教室はやっていません。


もしや、これはガーナ初の母親学級では?!


 ~ Kanako's Ghana Life ~  ~ Kanako's Ghana Life ~


初回だったので、今回は形にはこだわらず、妊婦さんを呼んで健康教育してみるってことで。

村中の妊婦さん全員に声をかけ、ありがたいことに9割以上実に24名の妊婦さんが参加してくれました。

で、今後は年4回定期的にやろうってことになりました。

帰国までに、もう2回くらい一緒にやれるので、

実施方法の提案・改善や、内容の質を正確なものにするための簡単な参考書作ろうかと。


スタッフもやる気になってくれ、元来の人前でのしゃべり好き大発揮です。

本当に感心します。現地語がそこまで私には完璧にはわからないので、

内容の評価ができないですが・・・本当、熱く語ってくれます。

~ Kanako's Ghana Life ~


ちなみに、このときは、語っているCHO(地域看護師)クリスティーンも妊婦です(笑)



私は、活動地を巡回型ではなく、ここナンベグ1か所にどっぷりつかって、

活動を1年くらい続けています。

おかげで、住民とも仲良くなって、

クリニックに来てくれた時はもちろん、

クリニックに行く道すがらで会った人、子どもたち、

そして、ジラパタウンでのマーケットDAY(毎週日曜に市が開かれる)でも、

「かなこ、元気か?」とみんな声をかけてくれます。

10kmほどあるけど、みんなこの日は歩いて来るのです。

マーケットデイには、「誰だ?」と思う人がよく挨拶してきて、

話してると、だいたいナンベグの人たち。

みんな覚えてくれてるのに、覚えていない私は申し訳なくなります。

主要メンバー?地域のボランティアさんやよくクリニックに来る人は名前まで憶えてるんだけど。

控えめな方は覚えてないこともたびたび。見たことあるよーなくらいで。

なのに、ありがたいなーって思ったりします。


非現実的だけど、このままずーっとナンベグで生活しながら活動できたら

もっと村人たちと何かできるんじゃないかって思ったりします。


こうやって、じっくりかかわる中で、母親学級をやってはどうかと思いついたわけで。

まあ、経緯は長くなるので省略。

とにかく、危険な自宅出産をなくすべく、

病院出産のすすめはじめ、妊娠中の生活のこと、栄養、危険なサイン等々

妊婦さん自身が妊娠出子育て産に興味を持って、

安全に赤ちゃんを産みたいと思ってもらえるように促す機会として

始めたわけです。

情報提供とともに、健診への足が遠のいている妊婦さんも呼ぶ機会にしたり、

普段できていないサービス(HIV検査や尿検査)、

し忘れてしまったサービスのもれを補う機会として活用できたらと。


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*HIV検査のカウンセラーを支部から協力してもらい実施




そう、そして、この私が今抱っこしている赤ちゃん。

さっき熱く語っていたCHOクリスティーンのお子です☆

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かわいい女の子、ケンドラちゃん。


実は、あの母親学級開催の2週間後に出産。

そして、これは村人にさらに熱く語れるエピソードとなったのです。

予定日よりも1か月早い、突然の出血。

入院すると、その2日後には陣痛が・・・。

そして、胎児心音が弱くなり、3日目には急きょ帝王切開に!

「これが、もし村人のような自宅出産だったら、

赤ちゃんも私も死んでたよー、私がいい教訓!」と

我が身を以て、今後は村人を教育をすると張り切るクリスティーンでした。


ケンドラは順調にもう2か月です。


しかも、もう一人のナースも妊娠中。7月出産予定とか?!


村人には、かなこもそろそろ妊娠だなとか言われる今日この頃です。笑




~ Kanako's Ghana Life ~

5月にはWFPの食糧配給があります。

全妊婦・6か月未満児をもつ授乳婦に小麦・砂糖・塩・油が支給されます。

みんな食糧ほしくて絶対来るから、この機会活用し、第2回母親学級開催予定です。


自分の思いを、スタッフが形にしてくれて。

最初はそんなに関心ない風だったのに、やる気になってくれて。

しかも、その自宅出産撲滅への効果が見えてきて、スタッフはさらにやる気に!

そんな様子を見るのがうれしいです!


残りの任期できることがんばろう!!






どのぐらい久しぶりかな~。

かるく半年はたってますねー。

すっかり遠のいていました。

まー、いろいろありながらも、最近は平穏な日々で元気にやっています。

~ Kanako's Ghana Life ~

この子、私のお気に入り、村の美少女ルビーです☆

お母さんかなり険しい顔してるし、ルビーも私のこと見すぎだし・・・笑


もう残りの任期も5か月を切りました。

あわてて、こういうこと始めてもしょうがないんだけど、

最近は、ちょっと何か思いついたときとか、

感動した時、むかついたとき、うれしかったときなど、忘れないようにと、

あまり気張らず思ったことを書き留める日記始めてみました☆

なんか、前にもそんなこと言ってた気もしなくもないですが。


それで、ブログの存在も思い出したってわけです。

忘れていたわけじゃないんだけど、

書きたいなーって思うときに限ってネットつながりが悪いとか、

つながった時にはずいぶん昔の話になってるからとやーめたと思ったり。

写真アップするのは時間がかかるし、途中でネットつながらなくなるしと。

でも、暇はあるんだし、やろうかなと。

写真もいろいろ紹介したいし。


ここ数か月、ガーナ人に対していらいらうんざりしたりしながらも、

活動のほうはなかなか充実しており、

休みを使って同期の家に行ったり、小旅行したり、。

アッパーウエスト州の隊員で集まったりと満喫しています。

書きたいことはいっぱいあるので、

思いだし日記ブログで、いろいろ紹介できたらと思います。



とりあえずは、今日の出来事を。


今日まで、4日間4/26~29は、Bong Festivalというお祭りが私の任地ジラパではありました。

~ Kanako's Ghana Life ~  ~ Kanako's Ghana Life ~


ダワダワと呼ばれる木になる豆?(写真右端)の大収穫を願うお祭り。

植民地時代、いろいろ制限され、

自分の国でありながら奴隷のように

扱われていたころの名残だそうです。

当時、この4月の最終週にだけ収穫することが許されて、

慣習となっていたそうだけど、

現在では、このお祭りのときには、ほぼ収穫が終わっているそうです。

豆の外の皮をむき、中の実を取り除き、その種?豆を発酵させ、

納豆みたいなものを作り、スープに使われます。おいしいです☆

みんな伝統ダンスを踊りまくり、

銃を撃ちっぱなしたり、

劇をしたりしていました。


~ Kanako's Ghana Life ~

今日は、同僚の保健師ルカヤにバースデーパーティーに招待され行ってきました☆

娘の誕生日と聞いていたので、

ちょっとプレゼント用意していったんだけど、

なんと娘同様にかわいがる親せきの子3人の合同バースデーでした。笑


ガーナでは、いとこをブラザー(お兄さん)とか言ったり、

全然血つながってないのに幼馴染的な人をマイシスター(お姉さん)と言ったり。

甥や姪だけでなく、いとこの子までを娘って言ったり、

オフィスでも上司をママと言ったり、

アンクル(おじさん?!)とか言ったりしています。

ちょっとでも血がつながっていれば、遠い遠い親戚でも家族。

血がつながっていなくても、同じ職場で働いていれば家族。

みたいな関係です。


そして、話はそれましたが、今日のバースデーパーティー。

子どもたちのお友達呼んでのお誕生会って感じで。

ガーナでもこういうことやるのかとびっくり!


村に言ったら、自分の誕生日はおろか年齢さえ知らない人がいっぱいいるのに。

余談ですが、この前クリニックに来た10代後半くらいの女子に年齢を尋ねると、

なんと3歳と答えました・・・!!!爆笑でした!


今日の招待客はみんな子どものお友達。

つまり小学生くらいの子どもでした!

なんか浮いている自分・・・?! 

~ Kanako's Ghana Life ~

でも楽しみました♪


ガーナでは、はぴばーすでーの歌が4番まであります。

1番は、ふつうの、「Happy birthday to you・・・」

2番は、「How old are you now? ・・・今年いくつになりますか?」

3番、「I'm 10 years old.・・・ 10歳です.」

4番、「God bless you・・・神のご加護を。」

しかも、今日アレンジ付きで、

3番と4番の間に「Are you sure right now?・・・・本当にそうか?」

と長い長いバースデーソングでした。


ガーナでは、主役が誕生日パーティーをするのがふつう。

去年、そんなこと知らず、自分の誕生日にめんどくさく嫌な思いをした私は、

今年はだれにも誕生日を伝えず。Waハウスでサプライズに祝ってもらいました☆

でも、ガーナ人もそう言いつつも、あまり誕生会開く人はいなんだけど。

これで招待されたのは3回目です。

しかも、こんなに盛大にやったのは初めて。

しかも、すごいおもてなしで、もういいといってるのに、止まらないおもてなし。

たぶん大げさでなくごはん3合くらい食べたと思います。

ファンタ、スプライト、モルツ(すんごい甘い黒糖炭酸飲料みたいな感じ)1人瓶4本ずつ与えられ。

さらに、スナック、キャンディー。やばいです。苦しい。。。今日はもう寝るだけ。

~ Kanako's Ghana Life ~

大盛りフライドライス(ガーナ風炒飯)

これを到着時1時ごろに1皿。宴もたけなわごろ4時頃にもう1皿ずつ。

ガーナ人の炭水化物摂取量は半端ないです。


そして、ガーナ人のダンスセンスにはほんと感心します。

子どもでも、すごい腰の動き、リズム感で踊って見せてくれます。

どこで習ったらこんなになるか?ってくらい。

遺伝子なのか?

音楽が流れると、みんな体が勝手にプロ並みに動き出します。

映像で伝えたいですねー。

香菜子も踊れと言われ、ほんと、この瞬間はガーナで一番いやなことの一つです。。


~ Kanako's Ghana Life ~

あとは、あんな全力で椅子取りゲームできるってすごいなと感心します。

ま、ガーナでは大人もよく椅子取りゲームやるんだけど。

超盛り上がります。。。






雨季もそろそろ終わりでしょうか。

雨が降らなくなりました。

激しい雷と豪風と豪雨みたいなオズの魔法使い状態が、たまーにあって。昨日の夜もそんな感じで。

朝は、ファンをつけてると寒いくらいで、ガーナの布にくるまっております。

もう、ほぼ乾季突入です☆


思い出せば、去年の今頃、ここジラパにやってきました。

毎日バケツを頭にのせて、水汲みにいきました。私には3往復が限界。たまーに頑張って5往復。でも、お水って、一日バケツ3杯はつかうんですよ。1杯はお風呂、1杯はトイレ、1杯はご飯作ったり、洗い物したり。でも、なんかあったときのために余分もちょっとほしいし。そう、だから洗濯する日は頑張って、水汲みしないと5往復でも足りないのです。バイクが来るまでの最初の半年間、ほんとに水汲みつらかったー。てか、バイクが来てからも、40Lのタンクを積んで水汲み数往復週1、2回はしていました。水の大切さをありありと思い知らされたし、くみに行くのが大変なので、節水でけちけち水つかって。バケツ半杯でお風呂入れば明日水汲みに行かなくていいとか。髪とかからだとか洗った水撮っとけばトイレに使えるとか。スパゲティ少ない水で半分蒸してるみたいにゆでるとか。(笑) さらには、乾季は町中が断水して。2週間断水し続けたこともあって。水を汲みに行っても水がないっていうね。最悪です。ピュアウォーター(1こ5ペソワ=2.5円)つかって水浴びしたりしたこともあったなー。


最近は、そんな日々もすっかり忘れていて、雨季の恩恵で、タンクにたまった雨水をお風呂やトイレには使っていたので、それでもだいぶ生活が楽でした。お料理用に1週間に1回くらい1往復水汲みに行けばよかったから。最悪、くみに行かなくたって、ピュアウォーターでもよかったし。


ですが、ですが!!

なんと、ここジラパに!我が家に水道がつきました!!

しかも、水に困窮する乾季を目前に。2006年にできたらしいこの家ですが、水がでないにも関わらず、水道の形だけはあったんです。5年間も。なんのためにって思ってたけど、ついに、この形だけの水道が意味ある水道になりました!でも、なんかどきどきしてあんまり使えません。シャワーもでるらしいですがまだ浴びてません。昨日は、なぜかバケツで水浴びしました。


でも、うれしすぎです!感激です!水道が家にあるってこんなにうれしいことなんですね☆

生活がかなりしやすくなる!ありがとう!!


しかも、これから乾季。水がなくなり、断水も多くなると思われますが、水道屋さんとコンビン(オフィスの人)の」配慮で、屋根のタンクと水道管をつなげて、そこに常にためておくシステムにしました。水道が家にあることがこんなに幸せだなんてー。


でも、水道ができても、お水の大切さ忘れないようにしたいと思います。

                            ~ Kanako's Ghana Life ~