米ドル円の動き
こんばんは。
勘ガエルです。
おとといの新潟中越沖地震において、多くの死傷者が出たことに心が痛みます。
亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々ができるだけ早く
普通の生活に戻れることを願っております。
米ドル円の動きについて、自分なりに感じたことを書いてみます。
相変わらず上値の重い展開です。
他の通貨は7月10日の急落前の値を回復しています。
カナダドルでさえも上値は重いですが、ほぼ急落前の値に戻っています。
ポンド円にいたっては、昨日一気に250円を突破しました。
その反面、米ドル円は、急落前の半分くらいしか戻っていません。
ポンドとユーロは、金利差に着目した円借りトレードが復活しているようです。
金利先高感はユーロ・ポンドのほうに強くあって、
米ドルには、金利下げのうわさが聞こえはしますが、据え置きがせいぜいです。
そのせいでしょうか・・・。
トレンドで見ると、
米ドル円は、下値が121円台でサポートされていて、まだ、下落局面には入ってないと思います。RSIの値を見ても50を割ってきているので、低迷状態は続くかもしれませんが、上に向かってもおかしくないと思います。
急落後のローソク足を見ると、
急落前の高値から現在までの高値を結ぶ線は、右肩下がりですが、安値は切り上がっており、急落後の高値を結ぶラインは若干下向きながらほぼ平行です。
急落後に限れば、いわゆるペナントの形になっています。この形の時には、陰線のあとの陽線が「強気の包み足」になれば、さらに上に向かう可能性が大きいです。ただよほど良い材料でも出ないと、今の動き方では、なかなか上に向かいそうにありません。
長期的に見ると、
2004年から2005年にかけてダブルボトムを形成し、そのまま上昇トレンドに。
しかし、120円台に乗ると動きが鈍くなり、昨年までは122円台前後でとまっていました。今年の6月になってやっと123円を突破、その勢いで124円台に乗せました。
しかし、124円台は1回トライしただけで、先日の急落から1ヶ月前の状態に戻ってしまいました。
また、ヴォラティリティーでみると、
昨年は、11円程度と過去最低の価格差でした。
日本の個人投資家が支えているからとの指摘もあります。
ことしは115円台から124円台の9円ほどです。
「うわさで買って、事実で売る」といいますが、米ドルに良いうわさも見当たらない状況なのでしょうか・・。何かよほど良い材料でもないと、このまま円高に向かうこともありえます。
米ドル円は、今は、デイトレでこつこつと利益を上げるほうがよさそうです。
スイングでは、押し目を狙ってもあまり大きな利益は期待できないと思います。