前記事の続きみたいなものです。

 

先日、Yahoo!のニュースで塾の講師のブラックな実態について出ていました。元記事はこちらですね。

 

学習塾講師のブラックな実態――授業料は高くても低賃金。講師が営業まで兼務する…

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170706-01351737-sspa-soci

 

学習塾の闇の部分みたいな書かれ方がされています。当然、学習塾の利益追求のモデルに問題があるわけです。大手の塾の場合、人件費が40%を超えると、個別指導は儲けがほぼ出ません。ですから、先生一人に生徒が2名となる。いわば、指導の完成率が常に問題にされます。そのためには、理科と国語と数学を同時に指導するという状況も生まれてきたりするのです。

 

バイト目線で考えるならば、負担も大きく、ブラックですね。正社員からして、残業の概念も存在しない塾も多いので。好きでなければできない。逆に企業として、その好意に甘えているところも多いのではないでしょうか。バイトはビジネスとして来ているはず。その他者の好意に甘えてしまうのならば、はじめから人を増やすべきではない。室長一人でやったらいいのです。

 

 しかし、僕がより問題だと思うのは、顧客の目線で、この記事にあるような個別指導がなされているのならば、果たして効果が望めるのだろうかと思うのです。せっかく、お金をいただいて指導させてもらっているのに、わざわざ効果に疑問符が付くやり方を、しかも、バイトとして雇っている学生さんに、させている。それは無理です。本音のところで室長誰しもが無理がある設定だなと思いつつ。させているし、学習管理しているのが指導ならば、蝶々、トンボも鳥のうちですね。

 

 ですから、PAT共育ゼミナールは、僕自身が個別指導を行います。高校生から小学生まで全てです。正確には、娘にも個別指導をさせていますが、1:1でしか指導の質を担保できないと考えているため、2人にすることはできません。これ以上受け入れられないときは、お断りしています。また、時間割も自由に組めません。僕の空いている時間でしか指導できませんから。

 

個別指導しか。。。というのは幻想です。

個別指導でさえ、元の記事にあるような実態では効果が望めません。その点は、きちんと確認するべきですし、1;1で行うという契約を結ぶべきであろうと考えます。

 

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夏期講習生募集中です

今月の2日(日)というのが僕にとって、5月7日(日)以来のお休みでした。約50日間にわたり、50連勤というまあ日常を過ごしてきました。

 

ブラックですね。

 

日曜日ごとの定期テスト対策は12時間。午前中には保護者懇談も入り、私立高校・中学の説明会にも行っています。でも、倒れない。このこのPAT共育ゼミナールを立ち上げての数年、鍜冶が病気などで授業に穴をあけたことは一度もないのです。インフルエンザにも一度もかかっていません。

 

多分、会社勤めならば、とてもとても持たなかったとも思います。

自分でするのと会社勤めで何が違って、50連勤に耐えられるのでしょう。

耐えられるというよりは、日常的な状態になっていくのか。多分、秋にも60~70連勤くらいあると思うのですよ。去年もそうだったし。

それは、上司の不在。また、会社の方針の不在、部下の不在というのが大きいと思うのです。

 

僕のケースで恐縮ですが、選択の幅が広いこと。そして、指導以外の本質的ではない部分でのストレスの不在というのは大きいと思います。そのストレスの大部分は、人間関係によるものや会社と自分のベクトルのずれではないでしょうか。

塾として本質的な授業というのは面倒な存在であってもストレスで消耗することはない。また、僕がお客さんに大変恵まれているということもあるでしょう。

 

そして、当事者意識の強さが勤めている時とは段違いなのです。会社というのはやはりチームです。非常勤もいればほかの先生もいる。自分であずかり知らないところで進行していく事態というのも少なからずあります。今は僕が生徒にとって唯一無二の存在であり、それは、僕にとっても同様なのです。

手を抜くとか同じ人間に対して失礼ではないですか。

それに授業は僕自身楽しいし、楽しんでるから。

 

客観的にみて、ブラックであっても自分的にはブラックではないのです。塾の講師はブラックバイトだといわれますが、その通り。自分と同じ働き方をバイトの方に求める気は全くありません。求めたくないから、雇い入れてもいないのですが。。。

 

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問1 現代版「治安維持法」の批判もある新しく制定されつつある法律は何か。※「〇〇罪」

 

今年のある中学校で時事問題として出された問題です。この中学は、時事問題を必ず出す中学で、その対策も当塾はしております。当然テロ等準備罪についても対応はしていたのですが、この聞かれ方はちょっとわからない。


現代版「治安維持法」という表現が僕の知らないだけで、世間で幅広く用いられているものなのかを確認してみました。

 

テロ等準備 治安維持法 新聞記事

 

でネット検索をかけたところ、5月24日北海道新聞の社説にはこのような内容があったようです。しかし、北海道新聞を取っていない、ご家庭では勉強のしようがあったのだろうか?と思います。例えば、この問題の後半には北朝鮮の問題や金正恩という名前が出てきていて、これは幅広くTVなどでも取り上げられています。前述の問題の前半の表現とは内容がある意味大きく異なるのではないかと思うのです。

 

 テロ等準備法を現代版「治安維持法」とする考えについて、問題だというつもりは全くありません。また、それを否定するつもりもない。人それぞれの持つ考え方を尊重することが、民主主義を健全に保つ秘訣の一つだろうと思いますし。

 

 しかし、あまり大きくメディアに取り上げられていない内容を出題することは平等性を欠くと思います。

そのほかの出題内容に比較し、時事問題は教科書というマニュアルがないのですから。

僕が浅学にして、取り上げれれていることを知らないだけかもしれませんが。。。

 ましてや、北海道新聞の社説限定となれば、新聞を取らない家庭も増えている中、一定の層の生徒達には、不利な出題だったのではないでしょうか。

 時事問題は社会への興味・関心を測るという意図で作られます。この中学の場合は、北海道新聞の社説にまで目を通すことが社会への関心ということなのです。

 

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