民主党の事業仕分けで「漢方薬が医療保険除外に」!?
テーマ:漢方関連記事このニュースには耳を疑いました。
「漢方医療が危ない!?事業仕分けに疑問続出」
蓮舫(れんほう)議員のふてぶてしい態度を除けば、結構いい感じかな!と70%くらい指示していた内閣府の「行政刷新会議による事業仕分け」ですが、この仕分けはさすがにまずいですよね!医療関係者だけでなく、民主党支持者も含め、いろんな人が抗議するのも当然です。
私なりに、民主党の方に対し「日本の医療における漢方の必要性、有用性」を4つの視点からお伝えしたいと思います。
●マニュフェストの視点
マニフェスト「本体」ではありませんが、医療政策として、別冊「崖っぷち日本の医療、必ず救う!(民主党医療政策の考え方)」を発行しています。しかし、民主党が国民に約束したことには変わりがないのです。その中で以下のような記述があります。
『統合医療の確立ならびに推進』
漢方、健康補助食品やハーブ療法、食餌療法、あんま・マッサージ・指圧、鍼灸、柔道整復、音楽療法といった相補・代替医療について、予防の観点から、統合医療として科学的根拠を確立します。アジアの東玄関という地理的要件を活かし、日本の特色ある医療を推進するため、専門的な医療従事者の養成を図るとともに、調査・研究の機関の設置を検討します。
「漢方」は代替医療の代表選手ですので、この文章からは「漢方医学」の推奨が見て取れます。しかも調査、研究の機関設置にも触れています。この機関が出来ていれば、「漢方」の重要性もわかっていただけるはずなのですが・・
医療用漢方薬シャア80%以上を誇るツムラの社長もこのように語っています。
今の日本の医療において「漢方」はなくてはならない存在になっています。当然ですが西洋医学には限界があります。その西洋薬で治療が難渋する様々な疾病、症状に様々な「漢方薬」が有用性を発揮するのです。
例えばこのような症状に漢方薬が・・
この他、更年期障害、自律神経失調症等にもとっても大事な役割をしています。
医療関係者に向けた、日経メディカルの調査 を見ても「漢方」の重要性は実感できます。
Q 漢方薬を使う動機ランキング
1.西洋薬だけの治療に限界がある(62.8%)
2.学会等で科学的に解明されている(32.6%)
3.患者のQOLを高め、全人的医療が出来る(32.0%)
4.患者からの強い要望(21.9%)
5.複数疾患を持つ高齢者に良い(13.4%)
6.生活習慣病などの進展抑制を期待(7.8%)
7.医療経済的に薬剤費の節減になる。 (2.7%)
Q 漢方薬を用いる疾患、症候TOP20
1.不定愁訴・更年期障害・自律神経失調症(52.7%)
2.急性気管支炎(50.8%)
3.便秘 (48.4%)
4.疲労・倦怠感 (32.0%)
5.食欲不振・栄養状態の改善 (31.0%)
6.咳・痰(30.8%)
7.アレルギー性鼻炎(29.1%)
8.胃炎 (22.1%)
9.こむら返り(21.6%)
10.むくみ
(20.9%)
漢方の現代医学における存在意義が良く分かりますね!
漢方ビューというサイトで「新見先生」が語っている「漢方の5つのよいところ」
も見て欲しいです。
①「漢方は」健康保険が適用できる。
②「漢方は」医師の指導により使用できる。
③「漢方は」その人の体質に合えば効く。
④「漢方は」病名が不要。
⑤「漢方は」医者が治そうと思っていない症状も治る。
●高齢者に優しい漢方薬という視点
漢方薬は高齢者に優しい薬です。高齢になると1種類だけでなく様々な症状に悩まされることになります。そうなると西洋薬の場合はその症状ごとに薬を服用しなくてはならないため、必然的に服用する薬の数も多くなってしまいます。漢方薬の場合は1剤で様々な症状が治ることも多く、1処方で対応できる場合もあります。必然的に服用する薬の数も減りますので、体に無理な負担もかかりません。
また、体力のない高齢者には西洋薬が効きすぎてしまったりするとき、比較的やさしく効く漢方薬なら大丈夫ということや、西洋薬を飲んでも大丈夫な体力づくりを漢方薬でしておいて西洋薬を飲むということもあると思いいます。
●実は医療費削減にこそ漢方薬という視点
今回、医療費の削減のために「漢方薬が医療保険除外」という判断をされたわけですが、実は実は漢方薬を使うことこそ、医療費削減の切り札なのです。これには様々な実例があります。
実例①
慶応義塾大学病院
では大腸がんの術後に積極的に漢方薬、大建中湯(だいけんちゅうとう)
を処方してます。イレウス防止に効果があるのです。大建中湯(だいけんちゅうとう)を処方することで入院日数が短縮されると報告してます。
実例②
衣笠病院薬剤部
の赤瀬部長(2000年当時)が風邪症候群患者875人のカルテを調査したところ、漢方薬を処方した場合は西洋薬を処方した場合と比較して6割以上安く、漢方薬と西洋薬の併用の場合は2割安かった。風邪を全て漢方薬で治療すれば国の医療費は400億減ると発言されています。
実例③
高齢者の患者の多い、ある病院で漢方薬主体の処方を積極的に用いたところ、高額な抗生物質などの薬剤使用量が減り、薬剤費がほぼ半減したといった報告があります。
実例④
胃がん切除後のケアのための投薬を漢方薬にしたところ、術後の入院日数が短縮されたという報告があります。これを日本全体の胃がん患者にあてはめると数百億円の医療費削減になるということです。
民主党さん!これでも漢方薬が必要ないと仰るのでしょうか?再検討を宜しくお願いいたします。
by「漢方大好き」









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