日本青年館で宝塚歌劇花組公演「風の次郎吉」を観る1/25 | 乾パンのブログ

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今日はメトロ副都心線北参道駅近くの日本青年館大ホールに

宝塚歌劇花組公演「風の次郎吉-大江戸夜飛翔-」を観に行きました演劇

11時公演です。



今日の神宮外苑は新宿シティーハーフマラソンが行われていまして走る人

直ぐ近くなのに、通行規制でなかなか日本青年館に近づけない・・・

開演時間が迫っていてちょっと焦りましたあせる


でも、警備員に「通らせろよパンチ!」と喰って掛かったり、「ざけんなよむかっ東京マラソビックリマーク」と

独り言を大声で叫んでいる宝塚ファン(女性)の方を見ると・・・何だかなです┐( ̄ヘ ̄)┌

(「東京マラソン」ではないんだけどねガーン




で・・・肝心の「風の次郎吉」は・・・いやぁ面白かったなぁ音譜


まぁ、たわいもない勧善懲悪時代劇なのですが、劇場内の空気が通常の宝塚公演とはまるで違う。

熱狂度というか拍手の圧力を感じるのです。

これだけの舞台と客席(役者と観客)の一体感は・・・宝塚歌劇でも珍しい。


最近では・・・同じ日本青年館公演の「メリー・ウィドウ」もそうでした。

みっちゃん(北翔海莉)は持っている役者だと感じます。


演出は・・・笑いあり涙ありの商業演劇の時代劇というか大衆演劇に近い雰囲気。

見得を切るシーンもやたら多かったし音譜

当に「大江戸ナイトショー」です。


フィナーレにマツケンサンバを持ってくれば、そのまま松平健さん主演でいけそうですわラブラブ!

これだけ「開き直って」演出するのは立派だし凄いと感じました。


実は誰が脚本・演出だか把握しないで見始めたのですが・・・

もうプロローグのスクリーン多用のシーンでサイトーワールドだと分かりますなビックリマーク

誰がどう見ても斎藤吉正先生の作品です。


それに様々な脇役まで見所があって、キャラが立っていて、各々の役者さんの頑張りが実感できるのです。

脚本と演出と演技と観客が渾然一体とした素晴らしい舞台です。


これは観て良かった・・・と思える作品でした。

ホントに観て良かった、観て良かったラブラブ




主人公、次郎吉は専科特出の北翔海莉

ホントにねぇ・・・みっちゃんって凄い役者だよなぁ・・・と改めて感じました。

歌が上手い上に押し出しが抜群、それでいて演技は自然で納得できる。

この芝居は役者の力量で何とかする作品ですが、生半可な男役さん(トップスター含む)では、

とても太刀打ちできないと思います。


それでみっちゃん自身の飄々とした雰囲気も醸し出すわけで・・・堪りませんわラブラブ!

メリーウィドウはみっちゃん以外が主演でも何とかなりそうですが、

この次郎吉はみっちゃんがいなければ成立しないと感じますよ、私はチョキ


遠山金四郎さんは瀬戸かずや

若き日のヤング金さんだったのですね。

男役として独特の色気があり、クールビューティーです。

押し出しも適度に強いし、なかなかの役者ですわニコニコ


手妻の幸は仙名彩世

Wヒロインですが、実質ヒロインという感じの素晴らしい出来の演技だと感じました。

歌が抜群に上手い・・・もうそれだけで目が惹き付けられますが、演技も説得力があって流石。

みっちゃんとのデュエットも相性良いし、まぁ今更ですが北翔・仙名でトップコンビの道はなかったのかはてなマーク

と頭をよぎってしまいました・・・


目明かしあやねは桜咲彩花

ハッチャけた元気の良い女十手持ちを心地よく演じていました。

顔も体も丸いねぇ汗


次郎吉の養父甚八は夏美よう

はっちさんは・・・2幕の過去の罪を告白するシーンですな。

いかにも大衆演劇的なお涙頂戴的演出だったのですが・・・号泣しちゃいましたしょぼん


小松屋さんは紫峰七海

悪商人ですが・・・上手いなぁドキドキ

人の持つ「いやらしさ」が絶品でした。


花魁花咲(かよ)は花野じゅりあ

1小節のみでしたが、じゅりあって歌上手いなぁ音譜

印象に残る役・・・でもじゅりあって怪我直ったのかなはてなマーク


堀田の元気なお嬢様は華耀きらり

この役も美味しい良い役でした。

きらりちゃん、ホントにお茶目で可愛い娘役です。


飲み屋かぐ庵の女将さんが梅咲衣舞

舞咲りん様的バケモノ娘役に成長しつるあるな。

この個性を伸ばして欲しい・・・かも汗


同心佐久間は冴月瑠那

今日が誕生日だったんですねクラッカー

お茶目な雰囲気の男役さんです。


石川一馬は鳳真由

いやぁ・・・「おぬしも悪よのう」的な時代劇定番場面が最高ですわラブラブ

勧善懲悪の悪を心地よく演じていました。

一瞬、石川数正かと思ってしまった・・・


三味線のお師匠様は鞠花ゆめ

お琴の場面は美味しいなぁべーっだ!

きっとお琴は練習したんだろうなぁ・・・


三助は天真みちる

この人は凄い脇役ですね。

花組の名バイプレーヤー

宝塚界の千秋実です!!(例えが古いかなガーン


かぐ庵のみやが華雅りりか

可愛い娘役さんですね。


悪人に嵌められる番頭三郎太が水美舞斗

今回の水美は「辛抱役」だったと感じました。


勇人は柚香光

格好いいアウトロー。

常にマフラーを巻いている姿は・・・「用心棒」の仲代達矢的格好良さですな。


その他では・・・次郎吉の友人の医者と、堀田のじいが印象に残りましたが、

パンフレットを見ても、誰が演じているのか分からないのが残念ですショック!




と言うわけで、ホントに役者1人1人のキャラが立っていて、生き生きと演技していて、

いろいろと語りたくなってくる芝居なのです。


いろいろと遊び心もあって、押さえるところは押さえて、見せるところは見せて、

笑いもあり、泣かせどころもあって・・・
重ねて言いますが、素晴らしい舞台でした。


見所は全てかなぁ!?

三味線のお師匠さんの場面と、石川・小松屋の悪役コンビの場面が楽しかったなぁにひひ

リピートしたくなるのですが、明日が千秋楽だもんねDASH!


一つ狂えば面白みのないベタな時代劇なのですが、みっちゃん以下の頑張りがもの凄かったです。

まだいろいろ語りたいこともあるのですが、今日は眠いのでお終いぐぅぐぅ



次にみっちゃんに会えるのは、星組トップスターとしてのお披露目全国ツァーですか恋の矢

この人の演技は絶対に観たいひらめき電球と思わせる数少ないジェンヌさんの1人ですチョキ



(´-`).oO私にしたら、みっちゃん大絶賛の異例な感想ですが、これは本音です。