東宝劇場月組公演「宝塚をどり」を観る5/18 | 乾パンのブログ

乾パンのブログ

ブログの説明を入力します。

昨日は有楽町にある東京宝塚劇場まで宝塚歌劇月組公演「宝塚をどり/明日への指針-センチュリー号の航海日誌-/TAKARAZUKA花詩集100!」を観に行きました。

15時30分公演です。




日本物ショー+小芝居+洋物ショーの3本立ては、宝塚歌劇の節目節目で上演されますが、

演じている方は大変な事態だろうなぁ・・・と感じます。


間に休憩時間が30分と15分ですが、その間に化粧替え、衣装替え。

日本物→洋物となると白塗りを落として、一から化粧をやり直すのでしょうけど、

普段の休憩より5分短いだけでも、裏側では「戦場」でしょうね。

30分で化粧替えが出来るかどうかの「練習」もするのだと察します。



日本絵草紙「宝塚をどり」は如何にも宝塚らしい、和洋混交の日本物レビュー。

チョンパで始まる構成は「様式美」ですが、今回はちゃぴ(愛希れいか)が銀橋上手側に1人だけ待機で、

工夫を凝らしているようです。


初舞台生の前口上付でしたが、東宝まで初舞台生全員がついてくるのは100周年記念公演だからこそビックリマーク

得した気分ですにひひ


日本物ショーって限られた動きで「様式」を表現しなければならないのですが、

所作を知らない者にとっては、チンプンカンプンの世界でもあります。

まぁ各生徒さんのファンだったら、その人を追っかけていけば良いのですが・・・


白塗りされると誰が誰だか分からなくてさあせる

まさき(龍真咲)の声は独特なので、彼女がソロで歌えば直ぐに分かるのですがね音譜

またもや暗い場内にウトウトと良い気分になってちょっと寝てしまいましたぐぅぐぅ


ミエコ先生(松本悠里)のお姿を舞台を拝見するのは、とうあすコンビお披露目だった星組「さくら」以来かなはてなマーク

トップスターまさきを中心に、ちゃぴと共にWトップ娘役のような構図。


でも久し振りに観るミエコさんは、(失礼ながら)お歳を召されたなぁ・・・という印象。

昔から、全く変わらない若々しいお姿に「この人はバケモノか!?」と思っていましたが、さすがにねぇガーン

普段は生徒さんの指導とかを行っているのでしょうけど、健康に留意してください。


それと・・・娘役さんのしゃべの塗り方って、各々で全く違っていて面白いです。

ピンク色のしゃべの塗り方が難しいのだと感じます。

やりすぎじゃないのはてなマークと感じる娘役さんが多い中、萌花ゆりあちゃん(多分)が清楚な感じがして、

私好みでしたラブラブ!




プチミュージカル「明日への指針-センチュリー号の航海日誌-」は40分ほどの小作品。

客船を舞台にした「グランドホテル」様式は宝塚でもよく見かけますね。


ただ今回は時間が短いので、サイドストーリーなしでしたが・・・べーっだ!

石田先生の作品ですが、意外と凝った脚本でどんでん返しもあるし、へぇ~でした!!

生徒の皆さんも比較的生真面目に演じていたと思いました。


90周年の時の記念公演は花組担当でしたが、その時の芝居(天使の季節)は

もうアドリブなければやってられない(各生徒さんの客席を盛り上げるのスキルは感じましたが)、

誰が脚本・演出したんだヽ(`Д´)ノと小一時間問い詰めたくなる演目だったからなぁ・・・


タイタニック号遭難(1912年)から22年後・・・のことですから、1934年が舞台ですね。

ニューヨーク~ロンドン間を航行するアメリカ客船センチュリー号100回目の航海での出来事。


一等通信士ジェイク(龍真咲)が主人公で話が進んで行きます。

まぁたわいもないご都合主義の塊ですが、そこはどうでも良いこと。


でも真咲ってホントに特徴のあるセリフ回しだなぁ・・・とつくづく感じます。

石田先生もパンフレットで述べていましたが、もうここまできたら「真咲らしさ」を貫いて欲しいです。

個性って重要ですからね。


書き込みされているキャラはジェイクとヒロインのレイラのみで(愛しのレイラ!?)、

W2番目コンビのかちゃ・みやるりも、まぁいろいろあるけど、主人公の友人というありがちな役柄でした。

時間が限られているから、各自見せ場ちょこちょこでこんなもんでしょう。



その中で印象的な役がやっぱ、アンジェラ役の海乃美月ちゃんでしょうか!?

メイクしたお顔ははいだしょうこお姉さんを思い出しましたが、結構な美人さんですねぇラブラブ


「存在することに意義がある」如何にも若手新進娘役らしい役柄でしたが、好演してました。

彼女は研4になったばかりですかはてなマーク

路線娘役不在の月組で(みくちゃんはさすがにもうちょっと・・・だから)、

期待の大型路線娘役になるか否や(^_^)v


名前から言っても月組の組子で行くのだろうけど、程ほどで昇格させないとヤバくなるタイプに思えるので(「月娘2番手の呪い」ってのもあるし)、後は運とタイミングをつかめるかどうか・・・

なまじ、早期に抜擢より、研3~4で押され始める方が、すんなり行くような気もするしね。


ジェイクの少年時代を演じた晴音アキちゃんも良かったっす。




(シアター・クリエ入口前の若いお姉ちゃんの軍団はなんだったんだビックリマーク


洋物ショーの「TAKARAZUKA花詩集100!」は、百周年記念式典のライブ中継の時 に見ましたな。

その時に感じたこと以外には特記すべきことをちょぼちょぼと・・・


でもこのショーも「真咲節」が炸裂と言いますかラブラブ!

こういう人なんですねぇf^_^;


それにしても男役の層が分厚いよなぁ

龍真咲以下、凪七瑠海、美弥るりか、星条海斗、沙央くらま、そして珠城りょうと、

いろいろなタイプの路線男役がよくぞ集まったもんだなニコニコ


その分、路線娘役陣が手薄だけどね汗

ちゃびだってそもそもは男役出身だし。

副長の憧花ゆりのさんがガッチリ頑張ってるもんなぁ


私的このショーの最大の見所が、みやるりのたこ足ダルマってのがねぇガーン

でもこの場面のみやるりはマジ凄い。

普通、男役さんが女装すると、ゴツさが出たり、不自然さがあるのだけど、この場面では全くなし。

しかも男役としての押し出しもちゃんと感じるし、大した役者だわな。


ちゃぴはトップ娘役としたらまだまだ硬質感がありますが、

真咲の相手役とすればこれ以上の人材はいないように感じてしまって・・・

非常に癖のある演技者真咲に対して、寄り添いながらも自分を貫ける役者だと思います。

男役出身らしい押し出しも感じながら、相手に「適度に」合わせて行く。

結果として、コンビとしてのバランスが(見た目の体格からして)絶妙なのです。


今の宝塚5組の中のコンビ感では、まさちゃぴが一番に感じるなぁ


苦言を一つ・・・

ラストの方、風車型ラインダンスの後で、路線男役陣が黒い格好いい衣装と帽子で歌い踊る場面。

男役さんの帽子のかぶり方って非常に難しいんですよねぇショック!

帽子のちょっとした傾きや角度で、見た目の印象が全く違ってしまう。

マギー初め、皆さんかぶり方が格好いいのですが、その中でカチャのかぶり方がなってないなぁ

まるで、ガキみたいなかぶり方で、私としたらちょっと納得いかなかったです。



あっそうだ!初舞台生のロケットが終わって、いきなり大階段が出てきて、

フィナーレかと勘違いしちゃったよにひひ