かつて、米ソ両大国による東西冷戦真っ直中の頃、「クレムリン・ウォッチャー」と言われる人々がいました。
(今の若い人には「ソ連」と言ってもだろうなぁ・・・)
モスクワのクレムリン前「赤の広場」で行われる労農赤軍の軍事パレードを閲兵するソビエト共産党幹部の序列を見て、ソ連の動向や政策を考察する「専門家」の方々です。
(実際はそれだけではないのですが・・・)
真ん中辺りにいた幹部が突然消え去り「粛正」されたり、無名だった幹部が突如として抜擢されたりします。
現在でも秘密主義が横行する大組織には「○○ウォッチャー」と称する「野次馬」が付き物です。
北朝○とか、創価△会とか、日本×産党とか・・・が代表的な例かな
それに比べたら「戯れ言」の世界ですが、宝塚歌劇にも公演ポスターや公演の配役で、
今後の人事を占う、「宝塚歌劇ウォッチャー」がいるんですよねぇ
で・・・本題
今日発表された花組公演「エリザベート」のポスター
おぉ~・・・
みりおくん(明日海りお)麗しいのぉ
蘭乃はなちゃんはきょとん顔だなぁ
ですが、注目すべきは右下に並ぶ「切手」の皆さん。
フランツのみっちゃん(北翔海莉)がちょっと大きくて、ルキーニ役のだいもん(望海風斗)とルドルフ役のキキと柚カレー(芹香斗亜・柚香光のWキャスト)の3人が同じ大きさ・・・
この公演では専科みっちゃんが2番手格なんだなぁってことね。
花組2番手格だいもんは「正規の2番手」ではないんだなぁ
でも劇団はみっちゃんを上手く使うねぇ
時には公演の2番手格として、時には「別格男役」として・・・
へたに「番手」を固定するより、こういう方が「使い勝手がよい専科」と言えるのでしょう。
次に、花組中日劇場「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」の配役。
おやぁと感じたのはオスカルがキキ(芹香)で、アンドレがだいもん。
劇団が売り出したいのはキキで、だいもんは「影の人」だということを、
宣言しているようなもんだな
まぁこれはこれで良いんだけどね。
あくまで「商売」をしているのは劇団なわけだし。
これでへこたれるようなら、だいもんはこれまでの人だってこと。
いろいろあるんだろうけど「みんな頑張れ」としか言いようがないな。
P.S.
ロザリー/小公子に花乃まりあちゃんが抜擢されたのも注目ですね
どんな娘役さんなのかなぁ
極めて楽しみ