今日は日本青年館大ホールまで、宝塚歌劇月組公演ミュージカル「メリー・ウィドウ~THE MERRY WIDOW~」を
観に行きました
ただし主演は「みっちゃん」こと専科の北翔海莉です。
(“陽気な未亡人”ということは、そもそもはヒロインが主人公なのかな)
昼間は仕事ですから、もちろんソワレ18時30分公演です。
100年ほど前に創作されたオペレッタが原作だと言うことですが・・・
今回の芝居はベタな展開のドタバタコメディだなぁという印象
主人公とヒロインが互いに相手を想いながら、様々なすれ違いがあり、いがみ合いながら
最後は仲直りして一緒になる
予定調和ですねぇヽ(゚◇゚ )ノ
ただ、話の筋で笑わせるというよりも、役者の力量で笑わせなければならない演出で、
生徒の皆さんは大変だったと思いますが、十分に笑わせて頂きました
今日のソワレは総見か何かだったのかな
とにかく開演の挨拶の時から客席がもの凄い盛り上がり
拍手の気合がハンパない。
これほど舞台と客席が一体化した、良い雰囲気の舞台は・・・観たことないかも
話の内容は、主人公ダニロヴィッチ伯爵とハンナ、カミーユとヴァランシエンヌの二組のカップルの恋の行方
なのですが、人間関係がちょっと複雑で二幕では混乱してしまいました
ラストのカミーユとヴァランシエンヌがよりを戻す展開もで・・・
どちらにせよ2回観るべきだったと後悔です
主人公 ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵は北翔海莉
ホントにねぇ・・・当たり前なんですが、みっちゃん歌上手いねぇ
主演が歌える人だということだけでココまで感動することができるんだということを、改めて思い知らされました。
もちろん歌だけではなく、芝居もダンスもピカイチ
アドリブも十分にこなすことができる。
もうあれです、舞台上ではみっちゃん無双ですわ
なんで彼女をトップにしないんだろうねぇ┐( ̄ヘ ̄)┌
劇団ってバカじゃないの
二幕でヴァランシエンヌのアバニコを巡るマギーとの会話のシーン、
あれってみっちゃんがセリフを間違えたのかな(オルガをカミーユと言い間違えた)
マギーが突っ込み入れて、みっちゃんがやっちゃったよ的演技で、客席は大爆笑
でも一見さんの私には何が何だか分からなかったんだよなぁ・・・
ヒロインのハンナ未亡人は咲妃みゆ
みゆちゃんも歌上手くてビックリです
この体型でココまで歌えれば、もう十分でしょう。
〔みく(花陽みら)も歌ウマだけど、彼女は如何にも歌ウマさんらいい体型だしね〕
美人さんだし、芝居心もあるし、押し出しも強いし、何時でもトップ娘役OKの人材だと感じます。
「行け行けサッサッ、間抜けな兵隊さん」の歌が良かった
これから先は私の私感ですが・・・
みゆちゃんのお顔を実際に観てみると・・・どういうわけか、表情が乏しいというか、こわばっているというか、
笑っていながら笑ってないというか、なんか表情に不自然な違和感を感じてしまうのです。
何かが違うと言いますか・・・
私個人は、星組の妃海風ちゃんのような、表情が感情によってコロコロ変わっていくヒロインの方が好みだなぁ
あくまで主観ですがね。
吟遊詩人カミーユは凪七瑠海
このかちゃ(凪七)の演技は良かったですよ。
と言いますか、カミーユのヘタレ感がかちゃの持ち味に合致。
あて書きの妙です。
ツェータ大使(男爵)は星条海斗
いやぁ・・・面白いなぁマギーさん。
舞台を自分色に染めることができる役者。
これほどの役者に成長するとは思ってなかったなぁ
ただ、何をやっても良い人過ぎるのが、ちょっとアレかな
「ルパン」「ミーマイ」と同じような役が続いているし、ぼちぼちどす黒い、真っ黒な悪役が観たいッス
大使の奥さんヴァランシエンヌは琴音和葉
お~・・・スカイステージの朝のニュースで司会やってる人じゃんか
この手の中堅娘役抜擢は、コインブラ物語での優香りこちゃんを思い出した
彼女は「タヌキ顔」の可愛い娘役さんですね。
眉を/ \の字にした困り顔がGJです
それにしても歌が上手いのにビックリ仰天
もうちょっと本公演でも活躍の場をです。
ウェディングドレスで走り回るのは大変そうで・・・階段でつまずきそうになって、客席がざわめきました
でもさ、カミーユとよりを戻すよりも、大使の奥さんの方が良かった気がするのだが・・・
マギーの大使さんだったら、大切にしてくれそうなんだけどなぁ
これは、琴音さんとかちゃが恋人同士に見えないことが大きいと感じます
その他では・・・
まず、ベルギー外交官紫門ゆりや、スペイン外交官煌月爽矢
シモンはもう完全に認識できる男役さんですが、貴公子然とした「美男子」ですねぇ(^_^)v
一方の煌月さんは初めて認識しましたが、男役らしい色気に満ちたなかなかの濃い役者さんです。
クロモウ参事官の輝月ゆうま
彼女も初めて認識しましたが、歌ウマですねぇ
キリヤン(霧矢大夢)似の濃い男役さんです。
ダニロの召使い役は暁千星
まだまだ男役としては未熟ですが、印象に残りました。
こうやって成長していくんだろうねぇ(´∀`)
娘役では夏月都、白雪さち花、真愛涼歌の奥様陣が良いですね
スゴツヨです
真愛さんの妙な色気がねぇくわばらくわばら(+_+)
モブさんでは玲実くれあがセリフもあって印象に残りました。
どちらかというと古臭い感じの演出でしたが、この出来映えまで仕上げたのは、各役者さんの努力だったと感じます。
特にみっちゃんとマギーの演技が圧倒的でした。
それから、二幕のカンカンの場面では、まるでコンサートのような盛り上がり
どうしちゃったのかな
また再演しないかなぁ
1回だけじゃ物足りないや
あっ・・・そう言えば、西川史子さんが客席にいらっしゃいました。
幕間にはトイレの列に並んでおられましたが、やっぱり一般人とは違うオーラがありますね
西川さんはマギーのファンとのことで
みっちゃんがアドリブでいじっていたしたなぁ
P.S.
帰りはメトロ副都心線の北参道駅からですから、自然と千駄ヶ谷の将棋会館の前を通る琴になります。
4階の電気が煌々と点っていましたが、きっと夜遅くまで対局してるんでしょうねぇ
お疲れ様です