先日、NHKの「歴史秘話ヒストリア 戦国お城誕生ものがたり
藤堂高虎は豊臣・徳川などに仕えた戦国武将で、築城技術に長けていたため
数々の城づくりに携わったことで知られています
「日本のお城のスタイルを決めた」とさえいわれる人物です
番組では、自分をより高く評価してくれる主君を求めて仕官先を転々としていた若き日々や、
外様大名として苦境に立たされながらも一族を守るため奮闘する徳川家臣時代の
エピソードなどが紹介されましたその辺りも面白かったのですが今回のメインは「城」ですから、
番組内で取り上げられた高虎が築いた城の特徴を簡単にまとめてみます
■赤木城(三重県熊野市)
30代の高虎が築いたといわれる城跡。当時最先端の技法「野面積み」が施されている。
■宇和島城(愛媛県宇和島市)
40代の高虎が初めて大名として本格的に築いた城。自らの居城。
13メートルの野面積みの高石垣は当時としては全国有数の高さ。
この地方で非常に強い権力を誇示するものだった。
■今治城(愛媛県今治市)
豊臣を慕う西国大名を監視するため、徳川が四国の瀬戸内沿いに築いた拠点。
当時最新の技術とアイデアを盛り込んで築いた高虎の代表作ともいわれる革命的な城。
■大坂城
秀吉が作ったものではなく、徳川のもとで高虎が再建した2つ目の大坂城。
徳川の威光を示すため、豊臣の大坂城をしのぐ城を目指した。
この他にも藤堂高虎は、江戸城の改修や日光東照宮の最初の設計、
将軍家の菩提寺・寛永寺の建立などにも携わっています。