先日、ヘアカラーにいらしたお客様に、
「避難されている方たち、雑誌はいらないでしょうか?」と訊かれました。
3月から4月にかけて出版された雑誌だそうです。
こちらでは流通が遮断されていましたから、
「きっと喜ばれると思います!」と即答です
それから4日後の昨日、
お客様が、わざわざ本を届けてくださいました。
東京に住むご友人が、集めてくださった本です。
少女マンガ、少年漫画、
育児雑誌もあります。
登米市でも、本屋さんが賑やかになってきたのは最近です。
南三陸町には、一軒も本を売るお店は残っていません。
明日、南三陸町の避難所生活をしている友人が来るので、
彼女に託そうかと思っています。
避難所にいると、毎日のようにイベントがあって、
キレイな女優さんに会えたり、
食べられそうにも無い有名シェフのお料理が食べられたり、
○○軍団と、お友達のように話をしたり、
「被災しなきゃ、味わえなかった幸せもあるのよ」と、
ある避難所の方がおっしゃいました。
でもね、いつも読んでいた本が読めたりとか
普通にできていたことが
少しずつ戻って来ている
本当はこれが、最高なのよ。
普通に戻すお手伝いが、一番難しい事かもしれないけれど・・・