ジョン・ホーランド ED
1887年
*筆記するには工夫が必要。
上ベロ フィルム片
黒フィルム片の色合いは良いが
厚いので首軸とペン先の間に
隙間ができて
インキが滲んでくる。
薄いステン片とした。
下ベロ
2本爪フォークの間に
インキが貯まりボタ落ちする。
水掻き部分を
シリコンテープで塞いだ。
2mmプラ棒に
シリコン・テープを巻いて
丸穴も塞いだ。
インキ通路はインキ溝だけ。
上ベロ理論に依れば
これで常用筆記可能・・・
となるはずだが
2本爪フォークの間に
インキが貯まってくる。
この原因は
手の熱に依る空気の膨張である。
同じ上ベロでも
ポール・W・ワートや竹輪萬は
オーバー・フロー対策
=
インキの逃げ道・空間がある。
ポール・E・ワートは空間
竹輪萬はシリコン・チューブ内腔
ジョン・ホーランドには
このような
オーバー・フロー対策
=
インキの逃げ道・空間がないので
断熱すれば良い。
上・ビニール・チューブ
外7内6.4 管厚 0.3mm
下・シリコン・チューブ
外6内4 管厚 1mm
薄いビニール・チューブを
胴軸内径に合わせて切り
胴内へ差し込んだ。
結果は良好。
2本爪フォークの間に
インキが貯まってこない。
薄いビニール・チューブでも
充分な断熱効果が証明された。
インキ出は安定。
常用可能となった。