昨日、講演会がありました。
その際、会社員時代に隣の部署だった元同僚が来てくれました。
会社を辞めてから16年ーー当時の私の印象を訊ねてみると、「神永図書館」という答えが。
「神永図書館」って何だそりゃ??
と一瞬困惑したのですが、すぐに思い出しました。
当時、私は一部の人から「神永図書館」と呼ばれていました。
どういうことかというとーー。
私は、通勤途中ずっと小説を読んでいました。
電車の中だけでなく、降りて会社に向かうまでの道でも、小説を読みながら歩いていました。
(歩き読書は危険です!絶対に真似しないで下さい!)
最初、いつも本を読みながら歩いているヤバい奴みたいに思われていましたが、そのうち同僚から、「何か面白い本ってある?」と訊かれるようになりました。
ただ、これがなかなか難しい。
面白い本ーーと漠然と言われても、選びようがない。
そこで、その人の趣味嗜好、これまでの読書歴、さらには、今どういう気分なのかを聞き出してから、その人にマッチョした小説を貸すようにしました。
本のソムリエみたいな感じですね。
気に入ったら、続編もあるので書店で買ってね!と言い添えて(笑)
これが意外と好評になり、最初は同じ部署だけだったのですが、次第に別部署の人たちも、本を求めて足を運ぶようになりました。
で、いつの間にか「神永図書館」と呼ばれるようになったのです(笑)
皆さん、今もあの頃のように、小説を読んでくれているかな??
一人でも読んでくれていたら嬉しいな。
どうやら、私は昔から誰かの為に本を選ぶのが好きなようです。
先日も、退屈だという義父の為に、本を選んだばかりです。
ラインナップは、こんな感じ。
長々と書いてしまいましたが、人に本をオススメするのって、本当に楽しいものです。
コツは、自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の好みやメンタルに合わせて選ぶことです。
そうすることで、より深く相手を知ることができます。
オススメした本を絶賛してくれたときなど、めちゃくちゃ嬉しい気分になります。
そして、共通の本で熱く語り合う。
本を通じたコミュニケーションなのです!!
皆さんも、今度友だちの為に、本のソムリエになってみては??
本当に楽しいですよ〜
ちなみに、今はTwitterやブログ、You Tubeなどで本をオススメしています。
本選びの参考にしてね〜