さて、久しぶりに里見紀子さん率いる、Project N.を観に六本木 alfieへ。
この日のメンバーは、パーマネント・メンバーのピアノの今泉正明さんの他に、ベースの本川悠平さんにドラムのジーン・ジャクソンさん。
本川さんとジーン・ジャクソンさんはProject N.で初共演。

前回観てから、里見さんはニューヨークで清水ひろみさんと、ケニー・バロンさんとレコーディングしているし...
楽しみにしながら六本木 alfieへ。

いつものロフト席へ促されて、食事をしながら過ごし、さぁ、ライブのスタートです。
演奏が始まり、「初共演の演奏は初々しいね」と、感じるのもつかの間。
「うぉー、ジーンさん、誘ってるぞ」ってね(笑)
ジーン・ジャクソンさんは静かに周りの演奏の音を感じながら、アイ・コンタクト無しにリズムでメンバーに「楽しもう」って誘っている。
その反応の速さはぴか一。
ベースの本川さんは、歌うように奏でる人。
「歌っちゃったほうがいいんじゃないか(笑)」って思うぐらい、フレーズに息遣いが感じられる。
この日のピアノの今泉さんの演奏は、涼やか。
外は暑かったからね。
で、絡まれれば絡まれるほど、いろんなフレーズが飛び出して来る。

で、里見さん。
もうたまんないね、里見さんのヴァイオリンは。
雅な音色に様々なフレーズで楽しませてくれるヴァイオリンは魅入ってしまう。

この日は清水ひろみさんのレコーディングで演奏した曲も披露。
そして楽しかったのが、ラテンの曲。
ジーン・ジャクソンのリズムで、「ラテンの曲って、踊るための曲なんだな」って再認識させられちゃった。
本来、踊り手が気持ちよく躍らせることが一番の音楽なんだと。
演奏を聴いていて、ダンサーが舞うのがイメージできるぐらい印象的でした。
1拍目がきっちりしているんだよな。
スイングとは違うんだね。
そして、強弱のつけ方も音色の感じも。
うーん、奥が深いね。

Project N.のライブは演奏もさることながら、選曲もまた幅広くて、スタンダードナンバーやクラシカルなナンバーがありながら、ファンクにフュージョン、変拍子もちょこちょこ。

いやぁ、楽しかった。
近々また観ないとだな(笑)


■Project N.
里見紀子(Vl)、今泉正明(P)、本川悠平(B)、ジーン・ジャクソン(Ds)

■関連リンク
里見紀子さんのHP
今泉正明さんのHP
ジーン・ジャクソンさんのHP
本川悠平さんのBlog
六本木 alfieのHP

ペタしてね