なかなかスケジュールが合わなくて1年ぶり。
GRANITE HOUSEのライブです。
お店に着いて、ご挨拶してまだかまだかと気は焦る(笑)
スタート時間を少し過ぎた頃にメンバーがステージへ。
ライブの始まりです。
ギターの音が発せられたかと思ったら、メンバーが徐々に音を紡いでいく。
突き抜けるような「ドリーマー」から始まった。
放たれる音は曲のイメージを膨らませながら、彩をどんどん変化させていく。
もう、出音が違う。
「気」の入った説得力のある音。
ドラムのやまとゆうさんは、惚れ惚れするようなどっしりした音圧のある締まった音。
シンバルの切れ味がまた格別。
どんどんリズムが変貌する曲が繰り出されていく。
ベースのNORSVICKHさんも、ブリブリした音でリズムに絡めながらフレーズを散りばめる。
ギターのTANYさんの煌くようなフレーズが矢継ぎ早に放たれる。
キーボードの藤山さんのフレーズは、きめ細かな演出があり、シチュエーションの変化のある場所で繋ぐフレーズやキレのあるフレーズにぐっときたりしてました。
音色は王道だったり、独特な音色の選び方もあったりで、シンセ好きにはたまらない。
メンバーのリズム、フレーズが色彩を変えるように紡がれていく。
で、新橋ZZでのライブは、ワンマンということもあり、結構MC長め。
これが曲とは違ってまったりとして、茶飲みでもしているかのようで場が和んでいた。
演奏ではメンバーみんながアイ・コンタクトをとりながら、ステージを楽しんでいる。
1stステージ終了後、ベースのNORSVICKHさんとお話。
10年以上観ていてこんなに話をしたのは初めて。
うれしい限りです(_●_)
「リハではいろいろとどろどろしてんだよ」って(笑)
曲を作るうえでの生みの苦しみをいろいろと話してくれた。
うーん、現在進行形で活動している方からそういった話を聴くと、一層曲への愛着が沸くってものです。
2ndステージでは、藤山さんがヴォーカルをとる変拍子の「ジャパニーズ」を披露したりと熱が充満していく。
ヴォーカルのPEEさんもギターを弾いてのツイン・ギターのフレーズがまたカッコよい。
終盤はライブならではのアレンジを披露した「ショータイム」等、定番曲をどんどん披露して音が渦を巻く。
アンコールでは、メンバーのリズム、フレーズ、コーラスが際立つ「Keep On Music」、そして最後に最新アルバムから「星を回せ」を披露し、この日のライブは終了した。
この日の演奏はズシリとしたリズムを強調した仕上がりが際立った。
曲構成は3枚のアルバム収録曲をまんべんなく取り揃えて、新曲も披露。
キーボードの藤山さんの歌う曲、そしてアルバム未収録のライブ定番の曲と、ワンマンならではの豪勢な内容でした。
GRANITE HOUSEの曲は、1曲1曲きっちりと物語がある。
これがダンディだったり、ロマンチックだったり、主張の強いメッセージだったり。
サウンドもさることながら、歌詞も好きなんだな。
ライブで一度聴いた曲は一緒に歌いたくなるぐらい、歌詞も含めて誰でも受け入れやすい仕上がり。
でも、一つ一つの音には主張があって、絡み合って彩り鮮やかに放つ。
じっくり聴くと、凝ったフレーズやリズム、サウンドを奏でている。
そして、PEEさんの歌声がカッコいいんだ。
サウンド重視のメンバーはコーラスで厚みを加える。
うーん、なかなかないんだよなぁ。
皆さんも一度ライブに足を運んで体験してください。
スカッとするよ。
GRANITE HOUSEの世界を(_●_)
■関連リンク
・GRANITE HOUSEのHP
・新橋 ZZのHP
■GRANITE HOUSE
・PEE (Vo, G)
・TANY(G)
・NORSVICKH(B)
・藤山タカヒロ(Key)
・やまと ゆう(Dr)
■セットリスト
◇1stステージ
1.ドリーマー
2.Johnny & Jenny
3.金のなる木
4.ボイス
5.新宿サービスステーション
6.Hold On
◇2ndステージ
1.ボマー
2.YOU
3.ジャパニーズ(Vo:藤山タカヒロ)
4.腐りかけの肉
5.抱きしめたい
6.ワンス
7.ショータイム
8.ショータイムリプライズ
9.新大陸
アンコール
・Keep On Music
・星を回せ