2006年の12月以来である。

伝兵衛さんの歌が弦楽団で聴けること...

待った待った(笑)


この日は渋谷 JZ Bratで里見紀子さんと井上ゆかりさんがゲストを迎えてのライブ、「Double Rainbow」に伝兵衛さんと当時の弦楽団のメンバーを集っての実現となりました。


私はJZ Bratは初めて。

さて、この日のメンバーは...

【Double Rainbow】
・里見紀子(vln)

・井上ゆかり(p)

◇Guest:

・伊太地山伝兵衛(vo,g)

【伊太地山弦楽団】

・佐藤桃子(vln)

・成谷仁志(vla)

・蒲谷克典(cello)

・石井康二(b)

うーん、豪華!!


お店に着いて、食事はこの日のスペシャル・メニュー、里見さん、井上さん、伝兵衛さんの好きな食材を使ったコースを選択。

食事を済ませた頃、ライブのスタートです。


この日は2部構成。

1stステージ最初に、里見さんと井上さんによる、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Double Rainbow」から。
ロフト席でしたが、音の響き・余韻が心地良い。

少しずつ風の色が移り行く情景が描かれていくように感じられた。

このお二人は共演することが多いので、互いのフレーズにどんどん触発されていく。
これが美味!
さぁ、ここで、伝兵衛さんの登場。

「Summertime」を演奏。

伝兵衛さんの歌声がひたひたと心に染みる。
ここでMC、というより「語り」です。
里見さん、井上さんとツアーに出たときの話とか、音楽を目指すようになったいきさつとか、質問コーナーまで。

ライブに行かないと聞けないプライ裏話まで、楽しく語っていただきました。
ここで弦楽団の登場。

伝兵衛さんのオリジナル曲を演奏。

これが凄かった。

弦の音が紡がれる演奏を100名規模のハコで聴いたのは初めて。

響きが心地良く、曲の彩りを与えてました。



しばし、休憩の後、2ndステージです。

最初に里見さん、井上さん、伝兵衛さん、石井さんで「A列車で行こう」。

伝兵衛さんがオリジナリティのあるアレンジで歌った後、ジャズってます。

伝兵衛さん、結構たじたじでした。

ここで他の弦楽団のメンバーが登場。

ここからは伝兵衛さんのオリジナル曲です。

演奏する様を観て、音を聴いていると、バート・バカラックのシンフォニックの演奏とダブってしまうくらい。

里見さんは、楽器を弾いていない間は歌を口ずさんでいるし。

ビオラの音が伝兵衛さんの声と絡み合う「夜明け前」は胸の奥に響く。

「もう一杯」では暖かい雰囲気に酔いしれる。

井上さんは弦楽だけでも成立してしまうアレンジに、イメージを捉えながらの演奏。

でも主張するんだよね、井上さんのピアノは。

これがとっても素敵なんだ。

そして最後に「またしてもHi-Way」を決める。

この弦楽の演奏はカッコよいんだ。

お客さんもみんなで「Hi-Way」と声を出す。

盛大なアンコールの中、伝兵衛さんがずっと歌い続けると、「Hymn For Nobody」を。

そして「私の青空」をみんなで口ずさんでこの日のライブは終了。


このメンバーは伊太地山伝兵衛さんが弦楽団でのライブでツアーを行ってから、いろいろな繋がりで共演することがあります。

里見さんと井上さんとの共演は頻繁ですし、井上さんがサウンド・プロデュースの村瀬由衣さんのアルバムに弦楽団が参加したり、伝兵衛さんがライブにゲストで迎えたり。

いろいろな編成で聴けたとこはあっても、全員が揃ってライブをすることはなかなかない。

伝兵衛さんの弦楽のアルバムは完売しちゃっているし。

この日を企画してくださった、里見さん、井上さんに感謝です(_●_)


...昔の高貴な方が好きな音楽を目の前で演奏させていた感じ。

うーん、幸せ。


こんな日がまた訪れることがあるといいな。

また首をながーくして待ってます(_●_)



■関連リンク

里見紀子さんのHP

井上ゆかりさんのHP

伊太地山伝兵衛さんのHP

石井康二さんのHP

佐藤桃子さんのBlog

渋谷 JZ BratのHP



■セット・リスト

1stステージ

1.Double Rainbow

+伊太地山伝兵衛

2.Summertime

長めのMC

+弦楽団

3.満月が笑う

4.夢はいつも

5.Wesが聴こえる


2ndステージ

+伊太地山伝兵衛、石井康二

1.A列車で行こう

+弦楽団

2.天国行きのバス

3.湘南Rainy Blues

4.パラダイス・カフェ

5.夜明け前

6.またしてもHi-Way


アンコール

1.Hymn For Nobody

2.私の青空


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