久しぶりである。
自分のHP「音蔵」を立ち上げた時に、上福岡 曼陀羅で2度AZUMIさんのライブを観た。
1998年と1999年。
実に11年ぶりである。
時を経て、場所は北浦和 Bloody Mary。
ここにAZUMIさんのフリークがいて、マスターの計らいもあり、昨年初めてAZUMIさんが来たのだが、私は都合でライブを観ることが出来なかった。
そして、この日2回目の出演。
もう、逃すわけには行きません。
Bloody Maryに初めてのお客さんもいて、どのような展開になるのかワクワクしながら知り合いと談笑。

さて、ライブであります。
この日は2ndステージ。
ギターを演奏しながら手早くチューニングをして、歌い始める。
人の出会いによって感じたことを綴った歌をしゃがれた声で歌う。
ギターは歌うようにメロディーを絡ませて気持ちが乗り移ったように奏でる。
オリジナルから、オリジナル歌詞・アレンジのカバー、そして浅川マキの「ちっちゃな時から」を披露したりと盛りだくさん。
歌の旅の話等を絡めてどんどん歌いまくる。
いたるところから歓声が沸きあがる。
ギターで余すことなく表現してしまう様はまた格別。
気負わないで食することが出来るフルコース。


ここでしばし休憩。
外の雲行きがあやしい。
雨が降り始めたようだ。
そんなところで2ndステージが始まった。
スローに「まぼろし」。
曲のブレイクに雷の音が...
その後も2回、演出としか思えないタイミングで雷が鳴る。
お客さんは自然の最高の演出にみな感動した。
私が11年前に聴いた曲も披露。
「こいコーヒー」や「朽ちていく」は口ずさんでしまった。
湿り気、熱気、匂い、闇の深さを感じることができるAZUMIさんのステージ。
どんどん呑まれていく。
どん底?見えないんだ、底が。
でもね、それでも生きていくんだよな。

ならこの時は一緒にと、みんなで盛り上がる。
奇声に歓声、手拍子と吹き荒れる。
アンコールも3曲演奏。
盛大な拍手の中、この日のライブは終了した。

ライブを終えて、「自分を慰めても良いんだよ」と、AZUMIさんに語りかけられたように感じた。
これがAZUMIワールドなのかもしれない。


いやぁ11年ぶり。
でも、ライブの勢いは変わらない。
どんどん成熟されていくAZUMIワールド。

今も「カッコよかった」。
惜しみなく歌い上げる様。
「気」が乗り移ったギターってのは、大好きです。
今も耳に残って離れない。
「俺なら歌を歌うのが大好きなんだと言った気持ちはこうやって表すんだ」って弾けちゃう。
たまんないライブ。
そして、気象も見方にした伝説のライブ。
ハプニングも奇跡もあるから、ライブは楽しいんだなぁ。

AZUMIさん、また来て下さい、埼玉まで。


■関連リンク
AZUMIさんのHP
北浦和 Bloody Maryのサイト (「グルメGyaO」内)


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