息子とカーネギーについて | ダメ親父の帝王学

息子とカーネギーについて

龍生:
『パパ!パパは社長さんでしょう!』


龍生:
『どうやって人を動かしてるの!』


父:
『龍生!カーネギーって知ってるか!』


龍生:
『うん。知ってるよ!』


龍生:
『ケンタッキー好きだもん!』


父:
『バカ!それはカーネルおじさんだろう!』


父:
『カーネギーって言う人はアメリカで一番鉄を作って沢山線路をひいた人だ!』


父:
『カーネギーがこんな事言ってるんだ!』


父:
『人を動かす大事な事は【誤りを指摘しない】と言っている。』


父:
『お前にこの事が分かるか!』


龍生:
『わかんない』


父:
『良いか!お前はこの間パパがゲームをしている時、いちいち指摘していただろう!』


龍生:
『うん。』


父:
『なぜ指摘したんだ!』


龍生:
『う~ん簡単な方法があるから』


父:
『なるほど!パパを助けようと思ったんだな!』


龍生:
『うん』


父:
『お前は凄いじゃないか!』


父:
『じゃ聞くぞ!パパがゲームに勝ったとしても、パパは自分で勝ったと思うか!』


龍生:
『思わない!』


父:
『そうだな!』


父:
『それはお前が言った通りやったからだ!』


父:
『つまり、お前はパパを助けるつもりで色々指摘してたんだろうが、それで上手く行っても、その成果は全てお前の成果になるって事だ!』


父:
『人の為にやっていたんだろうが、結局自分の為になっている』


父:
『違うか!』


龍生:
『そうだね』


父:
『龍生!お前に力があるように人にも力があるんだ!』


父:
『その力を引き出す事が人を動かす事になる』


父:
『人の力を信じるんだ!』


父:
『失敗を恐れるな!』


父:
『失敗を指摘しちゃいけない!』


父:
『失敗した時はこう言うんだ!』


父:
『僕は君の味方だよって』


父:
『分かったか!』


龍生:
『分かった!』


龍生:
『パパ凄いね!』


龍生:
『パパはやっぱり社長さんだ!』


龍生:
『でも、ひとつ聞いて良い!』


父:
『おぅ!何だ!』


龍生:
『今パパが言っる事は僕に指摘してるよね!』


父:
『はっ!………………』


龍生:
『これって良いの!』


父:
『そりゃお前!あれだよ…あれ?…』


龍生:
『パパも頑張ってんだね』


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