ちょっとマズすぎるなあ、ちょっとマズすぎるなあ、現政権は財務省といおうか官僚といおうか省庁主導に引っ張られ過ぎているなあ。
財務省は5日、各省庁が提出した2012年度一般会計予算の概算要求総額が98兆4686億円になったと発表している。
・・・これ、過去最高額だ。
東日本大震災の復旧・復興対策費が3兆5051億円含まれている。

kamerinoは、『日本国のインフラ整備は、選択的集中ではなくて均等ある国土形成』と言い続けている。
6日には、安住財務相が、参院東日本大震災復興特別委員会で、今年度予算の5%執行留保している公共事業費と施設整備費について、執行留保を解除する方針を示した。
こんなこと当たり前の話で、ともかく全てが遅い。

今、東北のがれき処理等々の遅れのみならず、全国的な耐震化対応はじめとして防災拠点や、防災関連補給道路網の整備など、遅れる一方だ。
今回の5%留保分の約3000億円は、全国の防災事業に充てるとのことだが、金額レベルが全く少なすぎる。
ぐずぐずしているうちに、東南海地震が勃発したら、もう日本国の安全地帯は相当レベルに傷んでしまうだろう。
この大変な時期に、くだらぬ政局ですべてが滞っている。

小沢元代表の裁判予測や紳助関連の暴力団関連記事とか、、、、まあ、これも一興とは言いながら、もう勝負のついてしまった三文記事にうつつをぬかすマスコミも同罪だ。
もっと掘り下げて報道しないといけない事案がいっぱいということだ。

この数日だけでも、国家財政の運営観を問われるようなことが多すぎて、流石に”人災列島”とぼやかざるを得ないような心境だ。

うっ、あせる
これはkamerinoのセリフではなくて流離の吟遊詩人”追手乃若”先生のボヤキだ。

埼玉県朝霞市の公務員宿舎「朝霞住宅」の建設凍結といおうか、こんなもの”中止”に決まっているのだが、、”追手乃若”先生のボヤキの意味は本当によく解る。

知る人ぞ知るだが、この件は公務員住宅をPFIで執行していたのだ。
PFIなどと言われても、一般の方々にはピンと来ないだろうが、PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」は、公共事業を官によって、税金によって執行するというより、公共施設建設、その維持管理、運営等を民間の資金、経営力・技術力によって執行して、税金はスーパー長期で投入していこうという、、、まあ日本国では新しい公共事業執行方法だ。
じつは、kamerino組織もPFIに関与することもあるのだ。
kamerinoもじつは”追手乃若”先生と一緒に、某地方自治体案件をサポートしたりもしている。
もっとも、今回の「朝霞住宅」なんかは、もともと筋の悪い公共事業なものだから、kamerino組織のポリシからはとてもサポートできうるものではなかった。。。。触らなくてよかったというものだ。

だから言うのでもないのだがだが、、、「朝霞住宅」の建設凍結なんてのは、kamerinoあたりから横目で見ると、もう無茶苦茶だ。
この1年を振り返ってみても、凍結されたり、復活したり、また凍結やら、、、揚句の果てには中止!!
・・・というおうか、それ・・・国家と「事業契約の解除」をすることになる。

民間事業体でSPCというのだが、PFI事業を受託している側(某ゼネコンほか)は、膨大な時間と無駄を背負わされることになる。。。

時間が経てば経つほど、その損害は膨大となる。
結局のところ、どさくさまぎれにその損害含めて膨大なコストを補てんするのは国民の税金ということになる。
これって、100億円単位の事業規模だろうから損害補てんだけでも半端な額ではないだろう。。。

今時、国家公務員の住宅なんて賃貸を前提で手当てすべきものでしょう。
税金投入する方向性が全くナンセンスということだ。
財務省主導でお手盛り行政をやっちゃうと、各省庁とも必ずお手盛り事業を組み込んでくるものだ。
だいたい、各地の凍結していた官庁関連建物予算は600億円にも上っている。
こんなもの凍結解除するなら、高速道路の安全性や災害時補給ルート確保に回すべきでしょう。
5%留保の解除にせよ来年度概算要求にせよ、キッチリチェックしないと確かに膨大で無駄なお手盛り使徒を含んでいる。

まったく、政治が間抜けでお手盛り行政が横行する”人災”例の典型だ。
油断も隙もあったものではない!!
余程、国民に説明責任を果たさないと増税なぞは画餅となって、人心の信頼は益々離れて行ってしまうということだ

”癒しの女神”は心配顔だ

$日本は大丈夫!-20110529-5