最後の日記を書いてからどれくらい経つだろうか。

 

ふと、日記が書きたくなったから書く。

 

必死に日記を書いていたのはもう4年前、30歳になる手前だろうか。

 

当時はストレッチで独立したくて、休みの日も違う場所に働きに行ったり、とにかく夢に向かって突っ走っていた。

 

そして、その努力の甲斐もあって、2019年7月に自分のお店をオープンした。

 

「世界中の人に自分のストレッチを届ける」

 

「自分のストレッチを通じてワクワクや楽しみを届ける」

 

そんな希望を持って、必死に突き進んでいた。

 

けれど、うまくはいかなかった。

 

そして、諦めずに最後までやり遂げる気力も、蓄えもなかった。

 

結果的に、2021年9月に閉店した。

 

当時、僕は自分の人生、というか自分自身に全く自信を持てなくなった。

正直、それは今でも心の底では思っていることだ。

 

でも、全てが失敗とは思っていない。独立しなければわからなかったこともたくさんあった。

 

独立して、その後仕事がなくなった時に、ご縁があって、今はストレッチのお客様のもとで仕事をさせてもらっている。

全くストレッチとは関係のない未経験の仕事をしている。

 

良い条件でやらせてもらっていて、自分の今後について考えたり、勉強する時間をいただけているのは本当にありがたい。

 

しかし、そのお客様とは独立していなければ出会えていなかった。

 

「店を畳んだ」というのは事実でカッコ悪いけど、自分のお店を経営することに挑んだのは間違っていなかった。

 

計画の大切さや、あとは、自分が本当に好きで、続けられるもの、もしくはそう決意できるものを探さなきゃいけないと痛感した。

 

この経験があと10年遅かったら、もっと厳しかったと思う。失敗から学べばそれは失敗じゃない。

ただのステップだ。

 

1度自分が夢見たことがうまくいかなくて、今、何がやりたいかということは不明確だ。

 

けど、1度失敗したからって全てを諦める必要はないし、僕は必ず2度目の挑戦をする。

 

やっぱり、周りの人みんなが歩むような人生は送りたくないし、

 

どうせ1回しかないなら、自分が納得いく楽しい人生を送る。