勉強について、受験勉強だけにとどまらず、出来具合の差が現れるのは、以下の様な


事が主な原因だと考えられると思います。


例えば、勉強の成果が短期間で範囲が狭い場合、良く言う一夜漬けで出来る様なもの


があります。それでは、とても良く出来る子がいます。しかしながら、一番のその場合の


問題点は、どこまでその事を理解し、定着しているかにあります。2週間後に、同じ問題


を出したら、すっかり忘れていて、0点なんて事は、結構ざらにあります。そこで、本人に


さらにもう一度復習で理解し、定着させようと言う自分の意思があれば良いのですが、受


動的に勉強をしている場合、あくまで自分からと言う発想が無い為に、何度やっても覚え


ては忘れると言う同じ効果しか無く、結果的には白紙の状態に戻ってしまいます。ですの


で、この事ばかりは、本人がしっかりと自覚して、出来るだけ毎日習慣として取り入れて行


くしかありません。しかし、それは恒久的なものでなく、スポーツが一度習得すると、体が


覚えている様に、きちっと覚えきってしまうと、前出の真っ白状態は起こる事が無くなりま


す。この効果的な練習としては、やり方を理解した上で、暗記の部分を徹底的に頭の中


で繰り返し覚え込ませてしまう事です。その練習は、しっかりと理解をすると言う分野とは


異なり、自分の意識外で単純に覚えさせるものです。


出来具合の原因について、良く元々の頭の差と言われる方がいらっしゃいますが、私はそ


うでは無いと思います。この場合、何が必要かと言うと、スポーツを習得する場合、習慣化


する為に、自分が一番やる気になる方法、計画、時間などを決めて、続けようとしますね。


勉強にもこれと同じ事が言えて、1冊の問題集をしっかりと1廻り、2廻りと、定着するまで、


しっかりと自分でやり遂げる事がまず大事だと思います。確かに、それが出来るか出来


ないかで成績が決まる訳ですが、それは個人個人の生活に不得意としている部分と共通


している部分によって、差が出来るのでは無いかと思います。


では、実際に出来具合のレベル差は決まっていて、直せないかと言うとそうでは無いと思


います。例えば、自分の子供が今の方法では続けられないようでしたら、自分の子供が続


けられる方法を模索する事です。それでどんぴしゃりと行けば、飛躍的に学力は向上すると


思います。


あと一つ問題になるとしたら、その問題を解く、やり遂げる時間にあると思います。平均的


な時間よりかなりオーバーする場合、仮に低学年から始めたとしても、結果的に高学年で


は落ちて行くと思います。しかしながら、子供が短時間で、又、平均以上のスピードでこな


して行けない場合は、中学受験の時点では、かなり難しい選択を迫られると思います。


この様な事が原因で、塾でのテストではかなりの差が開く訳ですが、ここで頭が良いか、


堂かと言う事は、後々に訪れる国立、公立高校の入試問題やセンターの問題を見れば、


容易に判断がつけられない事を理解できると思います。何故なら、大学受験を経験してい


れば、又、少なくとも高校を卒業した方で、中学入試の問題をまっすぐ正面から見るとお分


かりになると思いますが、特別な手段や方法は必要なく、手を動かし、頭を動かせば、普


通のレベルの学校の問題は、出来ると思います。それは何故かと言うと、そこまでで既に


勉強をして来ていて、少なくとも卒業をする為には、かなりの暗記や勉強を積み重ねて来


ているからです。しかしながら、高校レベルからはそうは簡単に行きません。だから、中学


受験には親が参加している方が多いですが、高校以降は少ないのはその様な訳だと思


います。


ですので、中学受験はありますが、少なくとも大学卒業までで勉強に一段落着くまでの過


程を考えると、頭の良さと言うものがその中での勉強に限ったととしても、かなりの不確定


要素があります。昔からよく言われる事ですが、大学付属は、エスカレート式ですので、現


在でもとても持て囃されていますが、学力の点においては、非常にそれを維持して行くのに


は難しい環境にあると言えます。よほど本人の意識と、上記に書いた努力と持続が無い限


り、能力が落ちだしてしまうのは現状ですし、確定が出来るものではありません。


単純に真面目で慎ましく、不断の努力が出来、自分を鍛え続けられる人のみが最終的に残


って行くものだと思います。


普通に見て、受験塾の勉強量はとても多いものですね、そして、小学校の宿題は、殆どが


私立、国立を受験する学校以外は、緩いと思います。


しかし、その差があっても、結果的にはどの程度バランス良く、勉強が定着しているかどうか


が勉強の出来具合の差であり、本来の勉強の成果が出る部分は、ここだと思います。


後は、子供本人の自覚に委ねるしか方法はなさそうです。どれだけ、子供が夢に向かって本


気かどうかにかかっているかと思います。だから、実はその判断は親が出来るものでは無く、


本人しかできないものだと思います。自分の子の出来、不出来を決める事自体、本人でも


無いのに決める事は出来ないのです。


後は、親はとりあえずお膳立てをしたら、自分の子供がどれだけ本気を出してくれるか、傍で


見ているしか無さそうです。






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