長期投資の”長期”って? (かまた) | 鎌倉投信 結いブログ

長期投資の”長期”って? (かまた)

仙台で開催されたインベストライフと いう長期投資の勉強会に参加してきました。


和気あいあいとした雰囲気の中で、とても真剣な議論をさせていただきました。

皆さんお一人おひとりが自立した心をお持ちで、とても頼もしく感じました。

皆さん、ありがとうございました!


そこで改めて”長期投資”とは何かを考えさせられました。


冒頭でメイン講師の I-O Wealth Advisors 岡本和久さんが、投資についての非常に大切な視座を示して下さいました。


その一つが、以下の良くある素朴な質問に対する回答です。


「長期投資って、いったいどのくらいの期間をいうのか?」


私も良く聞かれる質問です。

皆さんは、どのようにお考えになりますか?


岡本さんのお答えは、長期投資とは”期間を表すものではない” ??

というのもです。


★ 短期投資とは、株価などの価格の値動きを投資対象にして利益を得ようとするもの。

☆ 長期投資とは、会社が行う事業や信用力などを投資対象とし、その発展成長によって利益が還元されるとするもの。


つまり、長期投資と短期投資の違いは、表面的な「投資の期間」の違いではなく、「投資の対象・手法・動機」の違いを表すものだと言うのです。


日本語で「投資」と一括りに表現される行為も、実は英語では、考え方や手法、動機の違いによって「Trading(価格の売買)、Specuration(思惑による売買)、Investment(投資)」というふうに表現を使い分けます。


つまり、投資にわざわざ「長期投資」という区分を設けないのです。

投資そのものがすでに”長期”であることを内包しているのです。



私は、この説明にとても納得がいきすっきりしました。