直販型の公募投資信託だからできる個人参加型の金融像 その9 (かまた) | 鎌倉投信 結いブログ

直販型の公募投資信託だからできる個人参加型の金融像 その9 (かまた)

「満期のない投資信託」「顔の見える直販型」が金融のあり方を変える




様々な金融商品がある中で、鎌倉投信は、公募の投資信託にこだわりました。

投資信託は満期を無期限に設定することができます。このことは、とても長い視点で投資先の会社を応援することができるという点において重要な意味を持ちます。


たとえば、一つの事業を立ち上げ収益化するのに5年、10年、中には数十年かかって成業する事業も沢山あります。ですが、資金の出し手の投資家が数年で結果を求めたらどうなるでしょうか?経営の本来あるべき姿をゆがめてしまい、成長する事業の芽を摘んでしまうかもしれません。満期を無期限とする投資信託は、投資家にとっても投資される会社にとっても時間軸を最大限味方につけることができるのです。


また、一人ひとりのお金では多くの会社に投資をすることは難しいかも知れませんが、お金を束ねて運用する投資信託であれば、様々な発展段階にある会社や異なる業種の会社を上手く組み合わせて投資することが可能です。


たとえば、設立後時間のたっていない会社などは、将来性はあるものの一社単体で見ればリスクが高いのが一般的です。しかし、こうした場合であってもポートフォリオの中で安定成長している会社と上手く組み合わせて投資すことによってそのリスクを緩和し、成長を後押しすることも出来るのです。


公募の投資信託は、順調に拡大していけば何万人という投資家が参加します。銀行や証券会社の窓口を経由せず、運用会社が直接お客様に投資信託を販売する「直販型」であれば、投資先の会社の活動を克明に伝えていくことが可能です。


“いい会社”の事業を多くの投資家が知れば、いずれは消費者としてもその“いい会社”を支えることにもなるでしょう。


正に“いい会社”のサポーターです。

こうして、ごく普通の個人の投資家として多数参加し、お金のこと、これからの社会のことを真剣に考えるようになると一人ひとりの関心・興味は自然と高まり、その連鎖が社会に波及します。


自分の儲けのみに意識を向けあくせくする投資から、次の世代につながるような価値創造に資するお金の流れにも視野を拡げていくと、その過程に参画する楽しさ、学び、気づきが正の循環としてつながっていくでしょう。


直販型の公募投資信託が持つこの二つの特徴


「満期のない投資信託」

「顔の見える直販型」



をきちんと働かせれば、政府にも大手の金融機関にも依存することのない、いわば個人参加型の“日本を創生する投資信託”になり得るとも思うのです。


(つづく)