これからの建築には持続可能(サステナビリティ)や環境配慮の観点が欠かせないと感じます。
脱工業化社会を迎えている21世紀の建築に求められているものは何か?
消費者のニーズの変化に影響があると感じます。
20世紀の工業化社会がつくってきた、コンクリート・鉄・硝子だけの建築では味わえなかった感覚を必要としていると思います。
エージング(経年変化に伴い建築外装の景観的な質が向上する)を楽しめる建築。
エージングすることで建築がその場所になじみ、場所の歴史や伝統と一体となり結局は生活の価値をあげてくれる。・・・・・その結果現在のような、解体、建替・再開発が少なくなり、エコロジー社会になると期待します。
そして引き継ぐ・繋がる精神がやどり豊か日本が戻ってくることを望みます。
古民家から取り出される伝統資財のひとつである古材。木材の宝石・価値ある古材を利用した空間では落ち着き・癒しを感じることが出来るのは、単なる素材感だけでなく、無意識のうちに木が育ってきた時間・歴史まで想いをはせているのでしょう。
パティーナ(経年変化の味わい)そんな自然素材を多く建築に使い、循環型建築を推奨していきます。