昨夜来の暴風雨で、結局一睡も出来なかった。建物が地震以上に揺れ、その都度飛び起きた。

一階ガレージのシャッターが煽られ損壊、深夜補修する有様。早朝配達がなかったのは幸いだった。最大瞬間風速34mでは自転車での配達は到底不可能だ。

Chaos and Creation in the Backyard
(最寄りバス停)

7時、いつものコンビニへ。本町界隈にはほとんど人影はなかった。この時間でも平均13m前後の風。ニュースでは鉄道、航空、高速道路、山間部の一般国道、全て規制が掛かっていた。

11時の会議は、会場に辿り着けそうにないため欠席の報を入れ、仮眠に入った。おそらくこれだけの暴風雨は、20年前の颱風19号以来かと思う。

午後は部屋とキッチンの清掃を行った。リサイクルに回せる資源ゴミを纏めると、45リットルが一杯になった。

清掃は甲子園決勝を観ながらだったが、光星は大阪桐蔭に敗れ準優勝であった。この頃から雨は雪に変わる。寒いのでサンジョゼを淹れる。

夕方、珍しくATTU UOMOのニットを引っ掛け、約一ヶ月ぶりに合唱団のレッスンへ。警報は解除され吹雪も収まり、自転車も使えた。不在時の新曲は2~3曲あったが、何とか音を取る。

21時帰宅。豚汁と鯨缶の夕食。晩酌はブラックニッカ。BGMはハンク・モブレー(ts)の「ディッピン」(1965、ブルーノート4209)。このアルバムのラッパは勿論リー・モーガン。そうして聴くと、確かに「ザ・ディップ」にはがらがら蛇の薫りがそこはかとなく漂う。

昨日購入したブルーノートの四枚は、実は特価品(一枚500円)。ブルーノート好きの私にはいい買い物だ。BOOK・OFFはCDの値段付けが機械的なので、こういう超名盤も安価で入手出来る場合がある。

ここの所すっかりジャズの虜の私、昨年度はアコースティック期のマイルス(tp)、クリフォード・ブラウン(tp)、ソニー・ロリンズ(as)、バド・パウエル(p)などを完全制覇したが、今年度はアート・ブレイキー(ds)あたりを中心に聴く予定。

「釣りは鮒に始まり鮒で終わる」が、ジャズは「ブルーノートに始まりブルーノートで終わる」のが好ましい。軸になる音を定めることが、音楽には重要。ルディ・ヴァン・ゲルダーのサウンドは、それにうってつけと思う。

23時17分、全ての警報は解除。これで安心して眠れそう。ウイスキーが旨い。